原題「Intersteller」
クリストファー・ノーラン監督作品という事で見に行きました。
マシュー・マコノヒーが父親役で宇宙飛行士?ってちょっと想像できない、と最初は思っていましたが、どうしてどうして。さすが、アカデミー賞主演男優賞を獲得しただけあります。見終わった後、彼でなければ成り立たない映画ではないのか、と思ってしまいました。
一言でいうならこの映画、もう一度じっくり見たくなる映画です。
SFであってSFではない、ファミリーものであってファミリーものではない、でもその二つが見事に融合していて、見る者に深く考える何かを与えてくれている映画だと思いました。
2時間49分と本当に長丁場ですが、全くその長さを感じさせてくれません。
「2001年宇宙の旅」に似たような雰囲気を持った作品で、この「2001年」のその後を描いているような感じがします。
という事で、評価はダントツの
🍎🍎🍎
です。
私が今年見た映画の中で一番かな、と思っています。
画像もきれいで、宇宙の映像なんか、「ゼロ グラビティ」よりも完成度が高く、大変きれいでした。大きなスクリーンで見るべきですね。宇宙船の構造が面白かったです。
また、無音状態になることがたびたびあるのですが、それが宇宙そのものを現している印象で、ドキュメンタリーフィルムのようでした。
宇宙ものという事で、なんか、ドンパチを期待して見に行くと何じゃこりゃと思っちゃうかもしれませんが(ドンパチシーンは殆どありません。)、大人もそして、子供も十分じっくりと楽しめると思う映画ですが、科学的な話になると、セリフをよくよく聞いていないと理解出来ない部分もあるので、お子様にはちょっと難しいかも、と思ってしまいました。
映画のラストはこの監督、どうもってくるんだろう、と考えながら映画見ていましたが、一応ハッピーエンド的なエンディングなので、私的には満足です。ですが、最後、「インセプション」のような描写があり、ちょっとお笑い。ですが、土星付近にステーションを作るとこうなるのか、と感心。また、その中で、少年達がベースボール(あえて、野球とは言いません。)をしている姿が、この映画のすべてを言い表しているように思えました。
近い将来、実際の地球に起こりそうな内容でした。
マーフの子供時代を演じたマッケンジー・フォイちゃん、とっても上手でした。
この作品、来年のアカデミー賞で必ず何か賞を獲得すると思います。主演男優賞、再びノミネートされるか?!
楽しみです。🍎
映画『インターステラー』予告編