天皇の料理番 第二話。平成の若者にも受けそうなドラマになりそうです。

天皇の料理番　第二話、見ました。

第一話で、若干オーバーリアクション気味に思えた佐藤健くんの秋山とくぞう役でしたが、今回はなれたのかそれほど気にならなくなりました。これはこれでいいのかな、と。

今回から、堺正章版でさんまや鹿賀丈史さんが演じていた、辰吉さんや新太郎さんの絡みが多くなり、新たな展開になってきました。バックグラウンドのイントロダクション終了、という事で、いよいよ料理の世界の話になってきます。その二人との絡みもあまり違和感感じませんでしたね。ストーリーの展開もテンポよく、飽きるところがありませんでした。これだったら、今時の平成の若者にも受けるかも、と思います。
また、ナレーションが奥さんの俊子役を演じている、黒木華さんというのもいいですね。料理に没頭している男を陰から見守っているというような雰囲気が伝わってきます。またそこに当時の女性が直面していた悲哀と夫婦の愛情というものを感じられて、ドラマをさらにもり立てているように思えます。

元々のストーリー自体が、ある一人の男の成功物語というだけではなく、起伏があり、多くの魅力ある人物が登場し主人公に縦にも横にも絡んで行く、という非常に面白い内容なので、見る人を飽きさせる事はないと思います。また、気持ちをほっこりさせてくれますね。悪い人がいないという安心して見ていられるストーリーです。

さて、このドラマ、今後どのように作られて行くのか、そのへんが楽しみ。また、佐藤健くん自身が、どのように演技的に変わって行くのか、変えて行くのかも楽しみの一つです。主人公が成長するにつれて、佐藤健くんも大きくなっていくのでしょうか？！
今後、主人公のとうぞうさんは俊子と離縁しますが、その俊子は再婚し、東京に夫婦共々出て来るような内容になっていたと思いますが、その再婚した俊子と再会した時など、主人公の心の動揺をどのように演ずるのかな、と興味はありますね。堺正章版では、主人公はいつも俊子の事を忘れられず、料理には没頭していますが、心に悲しみを抱えて生きているように描かれていました。主人公の心の葛藤を、今の佐藤健くんはどのように演じるのでしょうか。
次回、その俊子がとくぞうさんに会うために東京に出てきます。このシチュエーション、堺正章版でも描かれていたかどうか覚えていませんが、来週の佐藤健くんの演技に注目、です。🍎