太陽が見てるから<初代>

プロレス話を中心に日々思う事を書き留めます。
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新日本プロレス「2013春、ストロングスタイル宣言」の”向こう側”

2013-04-11 00:08:39 | プロレス
2013-04-09
【新日本プロレスファンの皆様へ】

4月7日新日本プロレス 両国国技館大会「INVASION ATTACK」は、お陰様で、大盛況となりました。

第1試合から白熱した一進一退の攻防へのファンの皆様のご声援、そして、メインイベント終盤での大声援を聞くにつけ、ご来場の皆様も、きっと、満足して頂いたものと確信しております。

新日本プロレスは、創業から41周年を迎えております。
その創業の精神である「強靭な体と磨き抜かれた技と豊な感性と社会人としての心構えを持ったプロレスラーを育成しその活動を通じて健全なスポーツとしてのプロレスリングの市民権を確立発展させることによって社会に貢献することを目指す」方向性、そして、「KING OF SPORTS」としてのストロング・スタイルのプロレスを、ぶれる事無く、脈々と継承して参りました。
そのことが、ファンの皆様に、愛され・支持されてきた理由であると考えております。

さて、昨今の世の中、目まぐるしい変化が見られます。
国際情勢しかり、国内政治・経済状況、復興への歩み。様々な分野での技術革新…。
そして、プロレス業界にも、新しいうねりが、生じています。
新日本プロレスは、新しい時代に順応しつつ、一部の方の誹謗・中傷、虚言には惑わされる事無く、今後とも、「KING OF SPORTS」としてのストロング・スタイルのプロレスを、ぶれる事無く、継承していきたいと考えます。

今後とも、ファンの皆様の温かいご支援、熱いご声援を宜しくお願い致します。

新日本プロレスリング株式会社



…という新日本プロレスの声明がホームページに載っていました。
オカダカズチカが棚橋弘至を破ってIWGPヘビー王者に返り咲いた一戦は名勝負の評価。
また、中邑真輔はインターコンチネンタル王座を熱闘防衛してエース級の存在感を示した。
そんな新日本4・7両国決戦でした。

その2日後に出された、この新日本プロレスの声明が意味するものとは?

「明日はオカダと中邑が勝ちます」
そんな一文をインターネットに書き連ねた者がいる。

全日本プロレスの新オーナー・白石伸生氏。

自ら出資する全日本プロレスに要望と希望を尽きず、ただプロレスラーに真剣勝負を求める。

その気持ち強いがゆえなのか?
「WWEや新日本はヤラセプロレス」こんな一文をフェイスブックに書き連ねた。中邑とオカダの勝利については「予想」と書いたが、実際そうなったことで「ほら新日本はヤラセ。全日本は違うぞ」の論を立てようというのか…?

個人的には白石オーナーが先週号の週刊プロレスのインタビューで語ったことに共感を覚えるところもあるのです。
「僕はプロレスをスポーツにしたいんですよ。格闘スポーツ。
そうじゃないと、いつまでたってもマイナーという世界から脱却できないし八百長、演劇という言われ方をされてしまう」
選手はリングで命を晒して闘っている。プロレスが”ケツ決め”のあるものなのか?そんなことはどうでもいい。ですが、命を晒している対価がないと報われないと強く思いますよ…。だからこそ、プロレスは真剣勝負なんだと世間に訴えないといけない。
そういう使命を感じて、白石オーナーは動いて発言しているのだと思います。

ただ、最近の一部プロレスファンは”ケツ決め”を良しとして、”それが真実である”と論じたがる傾向があると思う。
実際、白石オーナーのフェイスブックにも「オーナー、プロレスをわかってないんですか?流血は自分で剃刀で切ってるんですよ」と書き込む者もいた。
何が事実なのか…それを分かる事でプロレスが面白くなればいいのですが、たぶん、それがわかったところでプロレスは面白くならない。さらに言えば、人生が面白くならないと思うぞ。
そういう輩を黙らせるには…真剣勝負しかない。白石オーナーも、ケツ決め云々言う輩がプロレスを滅ぼす、と思っているのではないでしょうか?

そして、新日本プロレスの向かうところは!?
ここで「ストロングスタイル宣言」を放った以上は、どんな人達にも「あいつ強いな!」と言わせるプロレスを見せて欲しい。
格闘技として認められるプロレス。
素人が敬意を抱けるプロレス。
恥ずかしくない技術、理にかなった戦術、熱くなれる闘争心をもっと!
それこそ格闘スポーツでなければいけないのは「KING OF SPORTS」を掲げる新日本プロレスであるはず。
”ケツ決め”を良しとするファンに囲まれては、いくら「新しい時代に順応」してもプロレスがマイナーから脱却することは無いと思う。
真剣勝負こそが、日本人の求める”闘い”であるはず!
ヤラセ論を蹴っ飛ばす、熱い闘魂を見せてくれと願う!

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