今回は少し医学(?)のお話です。渋谷はファッションヘルスが多いせいか、淋菌感染症と疑われる患者さんが少なくありません。初めてでない患者さんは良く心得ているものの、いわゆる性病が初めてという患者さんは「SEXしていないのですが…」と異口同音に言われます。
意外に知らない方も多いのですが、「お口」からも移ります。ある報告によれば、男性の淋病の約半数は「フェラチオ」が原因らしいです。
生存競争を勝ち抜いてきたのか、現在は抗生物質になかなか効かない強い淋菌も出現しています。そのため、学会を中心に、淋病に対する最初の治療に「注射」が推奨されています。しかしながら、注射された人は二度とその治療を望まないでしょう。ものすごく痛いのです!!(私は経験していません)もちろん、痛くない静脈注射や点滴という方法もありますが、アナフィラキシーショックの問題もあります。
性病というと後ろめたい気持ちがあり、理不尽と言わないまでも、QOLを無視した治療にも同意せざるを得ないケースもあるようです。最初に他院で治療を受け、その後当院に相談に来られるケースも少なくありません。ですが決して、最初のドクターは間違えていることをしていたわけではありません。
当院ではなるべく患者さんの負担になるような治療は避けるようにしています。もちろん例外もありますが、初診の場合はリスクとベネフィットを説明した上で「どうしても」という患者さんにのみ、そのような治療をしております。
私の主観もありますが、生死にかかわるような病気でなければ、コストパフォーマンスは考慮されるべきですし、治療者としても、「私が患者であれば受けたくない治療法」を患者さんに施すべきではないと考えております。それが開業医の使命だと思っております。
意外に知らない方も多いのですが、「お口」からも移ります。ある報告によれば、男性の淋病の約半数は「フェラチオ」が原因らしいです。
生存競争を勝ち抜いてきたのか、現在は抗生物質になかなか効かない強い淋菌も出現しています。そのため、学会を中心に、淋病に対する最初の治療に「注射」が推奨されています。しかしながら、注射された人は二度とその治療を望まないでしょう。ものすごく痛いのです!!(私は経験していません)もちろん、痛くない静脈注射や点滴という方法もありますが、アナフィラキシーショックの問題もあります。
性病というと後ろめたい気持ちがあり、理不尽と言わないまでも、QOLを無視した治療にも同意せざるを得ないケースもあるようです。最初に他院で治療を受け、その後当院に相談に来られるケースも少なくありません。ですが決して、最初のドクターは間違えていることをしていたわけではありません。
当院ではなるべく患者さんの負担になるような治療は避けるようにしています。もちろん例外もありますが、初診の場合はリスクとベネフィットを説明した上で「どうしても」という患者さんにのみ、そのような治療をしております。
私の主観もありますが、生死にかかわるような病気でなければ、コストパフォーマンスは考慮されるべきですし、治療者としても、「私が患者であれば受けたくない治療法」を患者さんに施すべきではないと考えております。それが開業医の使命だと思っております。