「政治を国民の手に」国民会議

政治を国民の手に取り戻すために、腐りきった菅政権や検察、裁判所などの実態、権力と癒着したマスコミの横暴を暴きます。

リトビネンコ暗殺の真実

2007年06月07日 | Weblog
ロシア連邦保安局(FSB)の元工作員であったリトビネンコが昨年英国で暗殺された件で、英国の検察当局は元ソ連国家保安委員会(KGB)の工作員であったルゴボイを容疑者と断定しロシア政府に身柄の引き渡しを求めていた。これに対しロシア最高検察庁は国内法の規定で身柄引き渡しを拒否している。

この事件は当初マスコミでは「ロシアの秘密機関が反ロシア活動をしたリトビネンコを暗殺したのでは」と報じていた。しかし殺害方法が放射性物質を使うなどあまりにも派手すぎる点や国内では絶大な人気を誇るプーチン政権が何故そんな事をするのかなど今ひとつはっきりしない面があった。

ところが5月31日、ルボゴイがモスクワで記者会見し、自らの潔白の主張とリトビネンコ暗殺に英国諜報機関(MI6)が関与していたことを示唆した。ルゴボイの話では2005年に旧知の仲間だったリトビネンコとロンドンで再会し、その時リトビネンコと英国亡命中のロシア政商ベレゾフスキーがMI6の協力者であることを知らされたという。

そしてリトビネンコはルゴボイの保有する旧KGBの人脈からプーチン政権の機密情報を集めることや政権転覆工作への協力を求めたと述べている。このルゴボイの話はリトビネンコ事件の全容を明らかにしている面もあり興味深い。事の始まりはプーチン政権がロシアのユダヤの政商達を追放し彼らの利権を奪ったことがきっかけとなっている。

特に「世界政府」設立の理念を持ち英国の政財界を操るロスチャイルド財閥が、ユダヤ追放をきっかけに国家主義に突っ走るようになったロシアのプーチン政権に対し危機感を抱いたことは間違いない。そこで彼らの手先でもあるMI6を使ってリトビネンコを暗殺しプーチン政権批判の世論操作を行ったことは容易に推測できる。

リトビネンコ事件が忘れられかけた4月には、ベレゾフスキーが「プーチン政権を武力で倒す準備をしている」と英国ガーディアン紙に語っている。その直後にロシアで大規模な反体制デモが起こったが、ベレゾフスキーの仕業と睨んだロシア政府はデモを徹底的に叩きつぶすとともに反体制運動に対する監視体制を強化している。

ところでプーチン政権はあと1年で交代するはずだが、ユダヤはその後もプーチンは院政を敷いて権力の温存を図ると見ているのかも知れない。どうやらリトビネンコ事件は「国家主義」のプーチン体制打倒を企てるユダヤの宣戦布告であったのかもしれない。さてベレゾフスキーは次に何を仕掛けるのだろうか?