お腹に水のたまったハロちゃんは、化膿性肉芽腫性炎症という病気があり、免疫異常から脂肪の部分のどこにでも炎症が起きてしまう難しい病気をもっています。
2度の手術をして水を抜いたものの、ず~とステロイドを飲ませていかないと、水がたまり苦しくなってしまいます。
でも、ハロちゃんは飼い主のいない野良猫です。私が薬を貰ってくる事は出来ますが、飲ませる事は出来ません。 先生からの説明で、「飲まない限り命がないのだな」と理解しました。
餌やりさんは、自分が飲ませるから薬を貰って下さいと言ってくれたので、薬を飲ませる事にしました。ですが、その緊迫感が伝わらなかったようで(反省)10日程、薬を飲ませなかったらしい。すると、ハロちゃんのお腹に、また水が溜まりだし、お腹にソフトボールをぶら下げたようになりました。
(ハロちゃんは薬を飲まなかったのだから、死にますよ。2度も捕まえて嫌がったのだから、3度目は捕まりません)と厳しく言ったところ、これは大変な事だったのだ!と理解されたようです。
それから、毎日、薬を飲ませてくれたので、ハロちゃんも餌やりさんに懐き、必ずご飯を食べにきます。そして、薬を飲んだハロちゃんのお腹は、ソフトボールからピンポン玉位に小さくなってきました。屋根にも登っていたそうです。
餌やりさんと私の寿命が先か、ハロちゃんが先か・・・出来るだけ見送ってやりたいと思います。