19年ぶりのシリーズ最新作ともなると、ハリソン・フォードの寄る年波は脇に置くとして、今までに確立された、蛇やら虫の大群やら、味方から敵への寝返り等などのお約束事を承知の上で、安心して見られる。
今回の見どころは、カメレオン女優ケイト・ブランシェットの悪役ぶりと、インディアナの同行者となる不良青年のイキの良さに尽きる。
時は1950年代。冷戦時代の旧ソ連のエージェントの女ボスが、アマゾンの古代都市から盗み出された”クリスタル・スカル(水晶製のドクロ)”を探し出し、神殿に戻すと神秘のパワーが得られると、インディを拉致するオープニングから、連続活劇はラストまでペースを落とすことはない。
南米ペルーのジャングルやイグアスの滝は、インディが専門の考古学や、シリーズのウリであるオカルティズムの舞台にはピッタリであるが、忍者もどきの原住民には目を瞑ることにしよう。
自動車でのチェイス場面では、『スターウォーズ』のフルスピードの追っかけっこが、そして『未知との遭遇』のSF的要素までが加味されて、あれよあれよの展開は、スピルバーグ+ルーカスのコンビならではの力技である。
ネバダの砂漠での核実験場面など、それはないよのツッコミどころは満載だが、そんな野暮は抜きにして、何も考えないで楽しむことに徹すれば、満足できる娯楽大作で、アメリカ生活の最初に観る映画には、最適な1本であった。
今回の見どころは、カメレオン女優ケイト・ブランシェットの悪役ぶりと、インディアナの同行者となる不良青年のイキの良さに尽きる。
時は1950年代。冷戦時代の旧ソ連のエージェントの女ボスが、アマゾンの古代都市から盗み出された”クリスタル・スカル(水晶製のドクロ)”を探し出し、神殿に戻すと神秘のパワーが得られると、インディを拉致するオープニングから、連続活劇はラストまでペースを落とすことはない。
南米ペルーのジャングルやイグアスの滝は、インディが専門の考古学や、シリーズのウリであるオカルティズムの舞台にはピッタリであるが、忍者もどきの原住民には目を瞑ることにしよう。
自動車でのチェイス場面では、『スターウォーズ』のフルスピードの追っかけっこが、そして『未知との遭遇』のSF的要素までが加味されて、あれよあれよの展開は、スピルバーグ+ルーカスのコンビならではの力技である。
ネバダの砂漠での核実験場面など、それはないよのツッコミどころは満載だが、そんな野暮は抜きにして、何も考えないで楽しむことに徹すれば、満足できる娯楽大作で、アメリカ生活の最初に観る映画には、最適な1本であった。