(旧)Cafe de euffy ~すぴすぴすっぴん日和~

スピリチュアルオンラインショップ【ベルチェレスタ】の旧店長ブログ。

直感ってホントーに大事なのよ ~お引っ越し編その1~

2011-01-21 | 癒し・サイキック・ヒーリング

ひょんなことから突然、我が家は引っ越しすることになりました。

別にのっぴきならない理由があるわけではありません。夜逃げでもなく、家主から出ていってくれと言われたわけでもないんです。
いろいろな小さな事情が積み重なって、「ああ、だったら引っ越そう」ということになったのです。
しかも都合により、短期間で物件を見つけて引っ越さねばなりません。

今住んでいる家は、かなり古くてボロいです。

一番気になっていたのはお風呂場です。
いまどきバランス釜です。シャワーの出も悪いし、壁の上部はベニヤ板で腐りかかってめくれております。

そんな生活に長年慣れ親しんだ我が家の家族にとって「タッチパネル式のお風呂」って文明の利器に等しいのです。

よーーし、引っ越すなら絶対、タッチパネルのお風呂だーーー!
(えっ?いまどきそれは当り前ですか?



ところで物件を選ぶ際、予め自分自身にしっかりと言い聞かせたことがあります。

それは

「物件を見て真っ先に感じた直感を大事にしよう」でした。


というのは5~6年前だったか、あるテレビ番組で見た心霊関係のお話が印象に残っていたので。

それはお笑い芸人の青木さやかが家具付きのマンションを格安で借り、そこに住むようになってから次々と強烈な不幸や不運に見舞われるという怖い内容でした。(実は前の住人は殺されていたのです)

その中で一番印象に残っていたのは、相方の芸人が「この部屋、なんだか陰気で暗い感じがしない?」と青木さやかに忠告したのに対し、彼女はちっとも気にしないで「バカね、これが“重厚感”って言うのよ」と気にもしなかったのです。

いや、本人も昼間なのに妙に部屋が暗い感じがしたのを感じていたはずですが、それを無意識に頭の中で“重厚感”という言葉&思考に置き換えてしまっていたのです。

「なんでそんな禍々しい雰囲気に気付かず“重厚感”て解釈するのかな?私だったらきっと直感で嫌な雰囲気感じて絶対そこにしないけどな。」とテレビを見ながらそう思っていました。

あとから思えば、青木さやかはその段階でその家に呼ばれて直感が狂わされたのでしょうね。。。



さて、今回のお話は・・・そんな私が危うく“青木さやかの二の舞”になるところだった、という内容です・・・



で、急いで物件探しを始めた矢先、しょっぱなからすごくいい条件の物件を見つけてしまいました。

一軒家です。おしゃれそうな家です。間取りも場所も家賃も申し分ありません、ていうか、ちょっとこれだけの物件にしては安すぎません?と思える家賃でした。当然警戒しながら、早速不動産屋に内見を申し込みました。

ただ、既にその家の場所を特定していたので、内見前にちょっと一人で見に行こうと思いました。

しっかり自分に言い聞かせておきましたよ。

「直感が大事、外観見ただけで嫌な雰囲気を感じたらそこはやめよう」って。


そして行ってみて感じたのは、その家の周囲の土地が、なんだか陰気で暗く、寒々しい雰囲気だってことです。

家の前に立ったときもそうです。想像以上にお洒落な外観にびっくりしながらも、やっぱり家の周りの重苦しいような息苦しいような雰囲気が何とも居心地悪く、その家を前にして心の中ではこうつぶやいていました。

「嫌だ、こんなところに住みたくない」


この段階では、たとえ内見して家の中身がよくても、この物件は断ろうときっぱり決めていました。


しかし・・・こののち私の判断力はだんだんおかしくなっていきます。
自分の直感に自信がない、それもあるでしょうが、もしかしたら、あの家に“呼ばれた”のかもしれません。。。


いざ内見すると、中は予想以上にステキな家でした。デザインも随所に凝っていて、バルコニーからの眺めも抜群で、いや、もう、目の保養になりました。

ただ、地下の和室が、ちょっと暗く、あんまり居たくない部屋でした。

ところが私の直感は“思考”という名の左官屋さんによって別の言葉で塗り替えられていくのです。


和室の場合、「和室はこれくらいちょっと暗い感じのほうが和室っぽくていいのかも。」と思いなおします。


次にお風呂場。最初に述べたとおり、お風呂場にはすごくこだわっていた私。
この物件のお風呂はタッチパネル式は当り前として、さらに浴室乾燥機付き、浴室テレビ付きなんです。


「ここね、ここが例のお風呂場なのね!!」と期待でワクワクしながらバーーーンッ!と扉を開けたのですが・・・

「あっもういいです・・・」わずか数秒でそそくさと扉を閉じてしまいました。


なーーーんか、暗く陰気な感じの浴室だったのです。視線も浴室からすぐ逸らしました。浴室内を見たくないんです。
ましてや一歩そこに足を踏み入れる気にもなれませんでした。


しかしそれも、また“左官屋さん”が塗り替えていきます。


「昼間暗くても関係ないわよ。普段お風呂は夜入るんだから、電気つけて入れば暗さなんてたいして気にならないわよ。暗いというより配色の問題よ。こういう黒っぽい色が高級感を醸し出すのよ。それになんといっても、あこがれのタッチパネルのお風呂よ、テレビも乾燥機もついているのよ!贅沢言わないのよ!」あらら・・・


この家のネガティブなエネルギーに取り込まれたのでしょうか、気付かないうちに、こうして直感なんてどこかにおいやられ、あとは思考が迷走し始めます。


このほか、家じゅうにある窓が全て透明で、しかも隣近所の家が間近に見えるため、どこの部屋にいても、いつも誰かと視線が合いそうで落ち着かないのです。それも・・・

「それは全部カーテンつけていつも閉め切ってればいいのよ。」
えーー、そんなことしてたら引きこもりになっちゃうよ。

 

ところで、なんで家賃が安いのかと不動産屋に聞いたら、駐車スペースがあるにも関わらず、目の前が路地なので小さな車が通るのがやっとだから、とのこと。

そう?それだけでこんなに安いの?ちょっともやもやしたが、一応理屈にはなっているので納得した。



家族にも家賃が安い理由を不動産屋の受け売りそのまま、しかもなぜか必死で強調して言う私。多分それは自分自身にも言い聞かせ納得させようとしたのでしょう。


もうこうなると、右脳(直感)と左脳(思考)がせめぎ合い、どっちを優先していいかわからなくなりました。ここに住んだ時のデメリットもいくつかあるのがわかっていながら、なぜかそこに住まねばならないような、ちょっと悲壮な決意を胸に抱くようになります。

まるで崖の上に立って下を覗くと、落ちるのを怖がりながら、自分から吸い込まれるように落ちていくような・・・

こうしてこの家にしようと決めましたが、まだ家族が内見していないので、もう一度みんなで一緒に見に行くことになりました。

でも、あんまり私がその物件の良さを吹聴していたので、内見していない家族までそこにしようと言い出し、内見後、その日のうちに入居申し込みをする手はずになっていました。


その第二回目の内見の前日の朝のことです。

たまたまその物件よりももっとよさげな物件を一軒、ネットで見つけたのです。

平凡な間取りの家で特に何の問題もありません。リスクが高くて怪しいまでに引き寄せられるあの家に不安をいだいていたからでしょう、これも候補に入れて明日は2軒内見しようと決め、不動産屋にも依頼しておきました。

いずれにしても、もう日がないので、明日中にその2軒のうちのどちらかに決めてしまおうということになりました。


つづく


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2 コメント

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Unknown (まりこ)
2011-01-21 22:26:37
ううう、続きが気になります・・。
Unknown (ユーフィー)
2011-01-22 12:57:22
つづきは見てのお楽しみぃ~♪