『堀文子展』で初めて兵庫県立美術館に行きましたが、大きくてきれいでびっくり。野外オブジェや常設展示もたくさんあります。
しかも、ここの常設展示は他のお客様の迷惑にならない限り、撮影自由なんです。だから、東山魁夷画伯のリトグラフもアップできたんですね。
というわけで、今日はずらずらっと常設展示のご紹介です。
広々とした館内。
一角にぽつんとごみ箱が置いてあって横にオルゴールが並んでいます。
「ねじを巻いてごみ箱にオルゴールを置いてください」と書いてあったので、言われたとおりに置いて見ます。
華麗に「ボレロ」を奏でながら、回転するロール部分で前進してゆき・・・。
勢いよく下へガコン!
びっくりして、係員の人に聞いたら「大丈夫です」だそうです。
どうやらこれがアートなんです。下にはたくさんオルゴールが落ちてました(笑)
三次元のアートも多いです。
ジョージ・シーガル『ラッシュアワー』
引きでみると異様な迫力です。
最近お気に入りのジャコメッティ。
こんな可愛らしいものも。
2階は近代絵画。魁夷画伯のリトグラフもここにありました。
小磯良平。さすが神戸です。
そして、見逃せないのがこの美術館自体。安藤忠雄氏設計の建物は開放感があって洗練された佇まいです。
センターのアンテナみたいなのもオブジェです。
なぜこんなにキレイなのかと思ったら、震災後に建てられたからなんですね。それを知って改めて見ると、考えさせられます。
通常展示には安藤忠雄コーナーがあって、震災復興に尽力した安藤氏のプロジェクトの模型や代表作、光の十字架の境界の模型などが展示されています。
今回は見切れなかったのですが、常設展示や建物はもっともっと見て回りたいです。
最後に、すごーく気になった展示をご紹介。
ラバーダックってご存知でしょうか? 巨大なアヒルがあちこちの海に浮かんでいるのをご覧になった方も多いと思います。そのラバーダックの作者が造ったカエルがここにいるんですよ!
でも、どこにいるかわからなくて諦めて帰ろうとバスを待っていて何の気なしに振り向いたら、庇のうえにいるのを発見! 撮りたかったんだけど、その時には1時間に1本しかこないという貴重なバスの姿がすぐそこに・・・。近寄る時間がないっ。それでも根性で撮ったのがこれ。
うーん、遠いな。
仕方ないので、帰ってから拡大してみました。
見えました? ユーモラスでたまりません。
今度は正面で撮りたいです。