ぶらっとJAPAN

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今太閤のお屋敷でうっとりな時間 ~大阪府池田市『雅俗山荘』~

2015-08-01 22:51:14 | グルメ

 昨日ご紹介した湯木美術館の湯木貞一氏が茶の湯を通じて交流した方々の中で、ふと目に留まった小林一三氏(こばやしいちぞう→1月3日生まれだからだそうです)のお名前。阪急・東宝グループの創業者ですが、今なら松岡修造氏の曽祖父と申し上げた方が親しみがわくでしょうか。

 それで思いだしたのが逸翁美術館。小林一三氏が蒐集した美術品のコレクションを所蔵しているところです。で、早速今日行ってきたのですが、その話は後日に譲るとして、今日はその近くにある一三氏の旧居を改装した『雅俗山荘』というレストランのご紹介です。

 そもそもここは旧逸翁美術館だったそうですが、美術館が近くに新設・移転したのを契機に、氏の多彩な業績を紹介する小林一三記念館として生まれ変わり、本格フレンチを提供するこのレストランが併設されました。

 席数が限られているせいか、食事はほぼ予約制ですが、14:30~16:30のカフェタイムは予約なしで大丈夫そうだったので、記念館見学のついでに寄ってみました。

 

 が、ご覧のとおりの立派すぎる内装にまずビビり、しかも客が誰もいない(まあ、この暑さではそもそも往来を歩いてる人がいません)。加えて、サンダル履きで汗まみれな私の風体に、仕立てのいいスーツ姿のアテンドの目も、若干不審そう・・・(^^;)

 でも、好奇心が勝り、勇気を持って入店です(笑)。ちなみに、カフェメニューは珈琲とケーキセット1500円一種類のみでした。

 アテンドの方は最初ちょっと怖そうでしたが、店内の写真を撮らせてくださいとお願いしたところ快諾(注・記念館内は撮影禁止です)。しかも、とても気さくに調度品の説明までしてくださいました。

金色のグラスは1860年代のものだそうです・・・。

そうこうしているうちに運ばれてきたケーキセット。カラフルで可愛らしいです。

シルバーも素晴らしい。

上品なお味で、とても美味しかったです。

アテンドの方はその後も、あまりの暑さから水分を補給しまくっていると、そっと珈琲のお代りを持ってきて下ったり、帰る間際には、サンルームからお庭を見せてくだったり、至れり尽くせり。さすがのホスピタリティでした。

しかし、こんなお屋敷に住んでいたなんて、やはり只者ではないですね。私だったら、こんなところで毎晩ごはん食べたら緊張してしまう・・・。一体、小林一三氏ってどんな人だったんでしょうと思っていたら、なんと偶然にも、9月に小林一三氏のドラマがNHKで放送されるそうです。

このレストランと2階の応接間と茶室がロケに使われたとか。

今から楽しみです

 


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