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日々の音楽雑記

さよならポニーテール / あなたにめり〜くりすます

2024-12-25 02:19:00 | 音楽
御多分に洩れず、クリスマンソングとはいいもので、自分史上の思い入れのある曲やアルバムも数多い。

1992年 米米CLUB / 『聖米夜』

2000年 LOW / Just Like Christmas(傑作コンピ盤『It’s a cool cool christmas』収録)


2004年 The Pearlfishers / Snow Plus Christmas (捨て曲なしの冬のミニアルバム『A Sunflower at Christmas』収録)


2009年 The Guitar Plus Me / Aluminum Xmas Trees (Acoustic)(傑作クリスマスソングEP『Christmas Gift Christmas Grift』収録)


それから、20ゼロ年代の半ば頃に
リイシューで購入した、
Jonh Fahey / 『New Possibility』
もクリスマスソング集として素晴らしい出来。
誰もが知る有名曲もさることながら、特にこのRussian Christmas Overtureがいい。


いずれも末永き愛聴曲ばかりだが、昨年からここに新たに一曲加わった。

2023年 さよならポニーテール / あなたにめり〜くりすます

2011年、デビューまだ一年余りの頃、Myspace限定配信でリリース。このとき、未聴のまま期間が終わってしまったような記憶がある。
さよポニからのプレゼント「あなたに☆めり~くりすます」

さよポニからのプレゼント「あなたに☆めり~くりすます」

さよならポニーテールが、ファンへのプレゼントとしてクリスマスソング「あなたに☆めり~くりすます」と、そのセルフリミックス「あなたに☆めり~くりすます(♡にドキュ~ン...

音楽ナタリー

 
2012年、そのピアノバージョンが、ミニアルバムに収録。曲はいいが、メロウすぎるかなと、そこまで心惹かれず。

そして2023年、待望の正規リリース。

透明感や神聖さを醸し出しつつ、さよポニ最大の魅力である、郷愁と追憶を全面に押し出したシンプルかつグッド・メロディーな楽曲。

これがオリジナルバージョンなのかわからないが、とにかく非の打ち所がない最上のポップス。延々聴いていられるが、毎年12月のみ、一日1回までという条件をつけて、大事に聴き重ねている。




Ricky / 黒田硫黄 Unknown Master of Manga Technique

2024-04-01 23:56:00 | 音楽以外
黒田硫黄のTwitterで紹介されていた、ジャパンカルチャー紹介サイトにおけるRicky氏による黒田硫黄のレビュー。
Kuroda Iwo – Unknown Master of Manga Technique

Kuroda Iwo – Unknown Master of Manga Technique

I have introduced Osamu Tezuka and Yoshiharu Tsuge as two of my "favorite manga artists" in my blog, and I wou

Tokyo Tourism Yaoyoroz

 
おもしろい。

カジヒデキ / 恋人が待っている

2023-03-04 00:57:00 | 音楽

年に一度か数年に一度か、脳裏をよぎる曲がある。

曲の全貌は分からず、サビの一端がわかるのみ。

♪な〜んとか か〜んとか こ〜の〜船は〜進む〜

♪レ〜モンの〜 な〜んとか か〜んとかさ〜

そのくだりは、清涼感4割、優しさ3割、疾走感2割、郷愁1割というギターポップ系ネオアコの黄金比のメロディ。

その一節が急に思い返されることがあり、その度に誰の何の曲か答えに行きつかないままに、再び記憶の彼方へ消えていく。もう20数年来、それを何度も繰り返していた。まさに幻の名曲。

それが、今夜20数年ぶりに明らかになった!!

SpotifyとYouTubeの素晴らしさよ!!

当時ソロデビューしたばかりのカジヒデキを知ってはいても、CDを買ったこともなかった。ラジオでかかっていたのか、ショップでかかっていたのか、どうもCMに使われていたらしいからそれで記憶に残っていたのか。今となっては青春の思い出。当時どのようにしてこの曲と出会ったか、具体的なことは何も思い出せない。

数年ごとに脳裏に現れては、幻の名曲としての存在感だけをただただ増幅していったのだった。

不思議なものだが、遂に幻が晴れたことでそのありがたみは薄らぎ、曲への思い入れも少々減退してしまったような気もしている。

一節しか分からないからこそ、その前後は無音のままに私の理想の曲を成していたのだろう。言わば、ミロのヴィーナス現象、今でいうマスク美人理論か。「青春の思い出」とは、こうして形作られるものなのか。

それにしても20余年目に驚かされたのは、「こ〜の〜船は〜進む〜」のメロディの2番の歌詞である。是非聴いていただきたい。


宮沢章夫 / Last Tweet

2022-09-21 00:36:23 | 音楽以外

 

3週間後。

 

 

最期のツイートに笑った。他にあるだろう。


米米CLUB / TIME STOP

2022-03-24 23:07:02 | 音楽
西寺郷太のPOP FOCUS 第11回、西寺氏の思い出を織り交ぜて読みやすく、かつ的確な米米CLUB論になっている。

「米米CLUBって、ステージに立ったときの華やかさやしっちゃかめっちゃかした刺激、危うい魅力を自分たちだけで賄える珍しいグループでしたし、景気もよく享楽的な時代の要請にも合っていたんだろうな、と。」

「『KOME KOME WAR』は(中略)特にストイックにベースラインが一定のまま、Aメロやサビでキープしたファンキーなグルーヴを、2分40秒あたりからの“旨味のある大サビ”、ブリッジ部分で急に流麗なメロディと保守的なコードを混ぜ“歌謡曲”としてまとめる感じが彼らの真骨頂。」

「スナックやいわゆる“夜の街”で映えるんですよね。」

イラストのしまおまほもよい。

よしもとよしとも / 90年代、岡崎京子、小沢健二を語る

2018-02-20 01:52:57 | 音楽
映画『リバーズ・エッジ』special interview 漫画家・よしもとよしともが語る、90年代、岡崎京子、小沢健二。よしもとよしとも描き下ろしイラスト付き。

また描いてほしいような、ほしくないような。

また歌ってほしいような、ほしかったけど、いざ歌ったら興味も薄らいでいたことを、初めて自覚したような。

複雑なファン心理。

甲本ヒロトとROY(BAWDIES)対談

2017-05-01 23:00:07 | 音楽
ナタリーの甲本ヒロトとBAWDIESのROYの対談、すごくいい。2人の音楽ともさして縁はなく、語られているミュージシャンの曲も馴染みはなくても、好きでたまらない感じがとてもよく伝わってくる。

Shobaleader One / Journey to Reedham

2017-01-20 01:17:31 | 音楽
なんだこれ。

Shobaleader One - Journey to Reedham


一年に一回更新する仮死状態ブログであるが、笑撃に思わず書き込んだ。

原曲のリリースから20年にして、すごいの出してきたな。

TAICOCLUB'09での、Squarepusherのこの曲を含むライヴは、人生最高のライヴ体験のひとつである。

ラブリーサマーちゃん / ベッドルームの夢

2015-09-14 12:57:54 | 音楽
最後はインディ・ポップ。

ラブリーサマーちゃんは1995年生まれのソロ・ミュージシャン。2013年から主にSoundCloudを主戦場に発表をしていたとか、祖父がいずみたくらしい……というような情報は、まとめサイトに詳しい。この9月に、初のディスクメディアとなる、枚数限定の自主製作EPがリリースされ、タワレコで発見した次第。こういうのがあるから、試聴機めぐりはやめられないな。
一聴した印象としては、誰がどう見ても初期の相対性理論フォロワーなのだが、しかしクオリティは非常に高く、即買いした。ソング・ライティングのよさは際だっており、また絶妙にノイジーに処理したギター音は快く、何度も繰り返し聴きたくなってしまう。SoundCloudで同曲含めて、フルリスニングが可能。まずは聴いてみて欲しい。iTunes Storeでもタイトルトラックを発売中。
今夏20歳になったという。本人のTwitterには、10代後半の青臭く悶々とした揺れる感情が散見され、2chのスレッド(他のスレもあり)を見れば、(若いインディーズのミュージシャンによくあるとおり)知人だか友人だかファンだかよくわからない人たちによる、楽曲以外のあれこれについて、たくさんの書き込みで埋まっている。見た目や人物像、ストーリーで語られるのは年頃のミュージシャンの常だけれど、できあがった音楽のよさがそれによって伝わらないことがあれば、それは製作者本人にも未だ見ぬリスナーにも不幸かな……などと思う。
そんな時代が人生の前半となってしまった者としては、それらに強く共感することも嫌悪することももはやなく、青春まっただなかにある我が娘を何も言わず応援するお父さんのような心境である。

ちーむ・をとめ座 / 恋そめし

2015-09-14 12:46:47 | 音楽
次はアイドル・ポップス。

NHK Eテレの幼児向け番組「にほんごであそぼ」で「今月の歌」のような位置づけで世に出た楽曲。4人の女の子役が歌っており、子ども向けのアイドル風のポップスなのだけど、少し80年代後半を感じさせるキラキラ感とディスコ調のリズム、和風なメロディ展開、(NHKのウェブで紹介されているように)古語や方言の多用などで、とても楽しい雰囲気が充満している。
春ごろ、テレビからこの曲が聞こえてくるたび「おっ」と耳をそばだてていた。その後、6月にiTunes Storeで番組の楽曲としてリリースされ、この9月には、ちーむ・をとめ座としてCD+DVDが発売された。世にいろいろな音楽があるけれど、童謡の延長線上にある、こういうポップス、幼児やママだけのものにするには本当にもったいない。
まったく別の曲だが、Eテレの「えいごであそぼ」の2011年くらいにリリースされた「Your Birthday」もすばらしい名曲。ウェブ上にはこんなYoutubeしかないのが残念(CDは発売されている)。