日々のこと

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『蛮幽鬼』

2010年09月03日 | 映画

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 試写会に行って来ました。

 劇団☆新感線の舞台を、デジタルシネマ技術によって映像化した作品です。

 おもしろかったですよ~。

 先が見えないスピード感のある展開で、もう画面に釘付けでした。

 3時間の長さを感じさせませんでした。

 テーマは「復讐」で恐ろしい感じなのですが、ときどきちょこちょこと笑いが入っていて、いいアクセントいなっていたな。

 殺陣がすごかった!

 生で見るのって怖いかも・・・と思ってしまう大迫力。

 だって、ホンモノの刀ではないとはいえ、もし失敗したらと思うと・・・。

 笑いと怖さで、韓国で観たナンタをちょっと思い出しました(ナンタは復讐劇ではないです。刃物を使う怖さ・・・)。

 殺陣といえば、堺雅人さんがかっこよかったです。

 上川隆也さん、早乙女太一さん、他の皆さんももちろんかっこよかったのですが、堺さんが意外な感じで・・・。

 どう意外かというと。

 意外と機敏!!

 にやにやしながら(そういう役柄で)やりやら刀やらを振り回して戦う姿にびっくりしました。

 堺さんって、こんな役もするんだ~。

 新しい魅力発見。

 殺陣は、俳優さんのアップばかりではなく、舞台全体も、もっと観たかったな。

 機敏に動く皆さん全体の様子も、もっと眺めたかったです。

 堺さんも上川さんも、もともと好きな俳優さんでしたが、ドラマや映画ばかりで、舞台を観るのは初めてでした(おふたりとも、もともとは舞台の方なんですけどね・・・)。

 舞台だと、ドラマや映画だと、やっぱり違いますね。

 話し方や動き方もそうだし、お化粧の仕方とかも。

 舞台だと違和感がある、あるいはドラマや映画だと違和感がある俳優さんって時々いるけど、ふたりとも、どちらの場合でもすてきだなあと思いましたよ。

 早乙女太一さんも、すごいね~、まだ若いのに・・・。

 大勢の大人の中にひとりで入っていって、大役を任される18~19歳くらいのあららなんて、想像できない・・・。

 上川さんの眼力や、堺さんのさっきまで笑っていたのにふっと厳しい表情になるところや、早乙女さんの流し目をきちんと観ることができたり、見せ所がスローモーションになったりするのは映画ならではよね。

 舞台で観て楽しんだ人が、映画を観てまた楽しむこともできるかも。

 他にもいろいろ、いろんなところに対して、すごいなすごいなと思いました。


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