キン肉マンの完璧超人始祖編が今週でようやく完結。
これはゆでたまご自身の成長を書き表したシリーズでもあったと思う。
旧キン肉マンから2世を経て画力が見違えるように画力が上がり大人向けに
シフトしようとしたり今風のセンスを取り入れようともしていたんだけども
それが尽く裏目に出て話つくりの適当さまで悪い方に働いてた2世の反省を
踏まえ自分の漫画で求められてる話の肝を理解し今風にアップデートもする
・・・というゆでらしからぬ丁寧なリファインをやれた時点で凄い進化だと
思ったのだけど今回はそれだけじゃなかった。
ゆでで一番の特徴であった行き当たりばったりで荒唐無稽な話の魅力を多少
削いでまで過去シリーズで起こった矛盾や思いつきのまま放置していた設定を
拾い新しい解釈を付けつつ一つの話にまとめてて(多少無理はあったにせよ)
ゆでなのにここまで出来るんだという驚きと嬉しさもあったのよ。
ゆでだからで許されてる特殊なポジションに収まってる人だったのに。
変わろうと思えばここまで変わるもんなんだなぁ。
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