田舎暮らしの翻訳者 (My way of learning English)

海外ドラマや音楽を通して英語を学んでいる技術翻訳者のブログです。タイトル通り、田舎暮らしです。

蒟蒻畑の販売中止を受けて

2008年10月17日 | 社会・経済

マンナンライフの蒟蒻畑。我が家では、みんなの大好物だ。だから、冷蔵庫の野菜室には、いつもミニカップ入りの蒟蒻畑が数個入っている。

何年も前から、「こんにゃくゼリーは喉に詰まりやすい」と聞いている。だから、子どもたちが食べるときには、毎回「必ず噛んで食べてね」と言い聞かせ続けている。こんにゃくゼリー(この呼び方自体が誤解を招く元かもしれない)自体はいくつかのメーカーから発売されていると思うのだが、蒟蒻畑の形が今の形になったとき、「一口で飲み込まないように、噛まないと食べられない形にした」と聞いた(私の記憶が正しければの話だが)。「マンナンライフも色々と対策を講じているんだな」と思った。

でも、やはり「こんにゃくゼリーで窒息死」というニュースが、時々報道される。先月末頃から話題になっている、今回の「事故」を聞いたときも、「えっ、また?」という感じだった。未だにこんにゃくゼリーの危険性を認識していない人がいるということが正直驚きだった。毎年、夏になると、車内に乳幼児を放置して、脱水症で亡くなってしまう「事故」があるが、危険性の認識という点でどこか共通点があるように思う。

もちろん、製品自体に何らかの問題があるようなら、改善は必要だと思う。しかし、消費者の側でも最低限のルールは認識しないといけないのではないだろうか。あちこちのブログやWebサイトで、カッターナイフの例、餅の例などをあげて、「使い方を誤れば、何でも危険」といった論調になっている。私も基本的に同感である。

亡くなったお子さんがいるので、当該家庭を責める気など毛頭ないが、製造物責任を盾にしてメーカー側の責任や落ち度を追求する一方で、一体どのような環境であれば、これほど危険性がメディアで繰り返し報道されている食べ物をあえて1才の子どもに与えることになるのか、その経緯も探るべきではないか?その環境を探ることで、今後、商品の危険性を周知するために必要な措置を講じやすくなるのではないだろうか。

個人的には、耳にタコができるほど、「こんにゃくゼリーは高齢者や幼児には危険な食べ物」と聞いてきた。テレビや新聞で繰り返し報道されたからだ。だから、そうした広報が届かない部分にどのように伝えるかも考える必要があるだろう。

蒟蒻畑が販売中止になっても、こんにゃくは普通にスーパーで売られるのだろうか?「フルーツが入っていないから当たり前」とでも言うのだろうか。そういえば、すき焼きを食べているときに、子どもが糸こんにゃくを引っかけたことがあったが...。


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