偏平足

里山の石神・石仏探訪

石仏番外 観音山(茨城)穴観音

2017年10月20日 | 登山

観音山(かんのんやま) 穴観音(あなかんのん)

【データ】観音山514メートル(国土地理院地図に山名なし。椢内集落東北東の514.5三角点▼最寄駅 JR水郡線・袋田駅▼登山口 茨城県大子町高柴の椢内集落▼石仏 観音山山麓の大沢集落近く、地図の赤丸印。黒丸は登山口、青丸は観音山山頂▼地図は国土地理ホームページより


【独り言】大子町の大沢集落先の道端に立つ「大沢穴観音」の案内を見ていると、穴観音への道の草刈りをしているという男に出会いました。男の話では急な山道だが距離は70メートルぐらいだという。案内には「数百年前から地域住民の信仰の洞窟として、五穀豊穣、無病息災を念じて、洞窟の奥に如意輪観音、聖観音、観音菩薩、馬力神等の身の丈の小さな石仏が二十体ほど安置されている」とあり、登って見ました。
 穴観音は自然にできたような岩屋を利用したもので、石祠を中心に30センチ前後の観音の石仏が沢山並んでいました。文字塔は石祠脇の「馬力神」銘の馬頭だけで、観音のほとんどが未敷蓮華(みふれんげ)を持つ素朴な像容の聖観音。山麓の人たちが彫った観音とういう印象でした。崩れ落ちるから長居はしないようにという男の忠告もあり、ここに住んでいるコウモリ=上写真=が迷惑そうに飛び回るので、早々に退散して観音山に登ることにしました。
 男の話では穴観音の奥にある観音山への道は、尾根に造られた林道を利用する以外道はなく、その道は車止めがしてあるということでした。地図にある椢内からの道は途中まであるというのでこれを利用しました。沢が急になったところで尾根に取り付き、藪漕ぎで登った先は観音山からだいぶ南のピークでして、地図読みの感がだいぶ鈍くなってきたこのごろです。上写真は観音山の尾根通しに続く林道。

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