乳癌になりました。

病院&病気ビギナーの初めての乳癌体験記

セカンド・オピニオンを受ける病院を決めるには・・・

2011-11-05 | セカンドオピニオン~初めての手術入院まで
さあ、治療方針は出ました。

しかし最終決断をするためのセカンド・オピニオンが次の課題です。

そこで私は2つのことをしました。

その1:患者会に参加させていただき、経験者の皆さんのご意見を伺ってみる
その2:家族の意見をきいてみる


たまたまある患者会の「おしゃべり会」がその週末開催されていました。

すでに参加をお願いしていた私は早速患者会に伺いました。

今まで家族で誰も<患者会>というものに出たことのない一家。
もちろん友人にもいません。

全くよくわかりませんでしたが、とにかく<患者会>というものがどういった感じなのかも知りたかったですし、何よりも経験者の方々の生の声をお聴きしてみたかったのです。

結果、私の場合、参加させていただいてホントに良かったです。

端的に言えば、セカンド・オピニオンは絶対受けたほうが良い、というご意見を伺い、セカンド~への決意がはっきりと固まりました。

ただ、この時点では、具体的にどこの病院で~という結論は自分の中で出ませんでした。
先輩方もいろいろな病院にかかっておられ、その病院のどこが自分に合うのか・・・など一回の会合の中で判断することはできなかったのです。

ただ、患者会は違った意味で私にとって本当に貴重な場となりました。

患者会に伺ったことで、リアルな先輩方の経験談~どういうことを感じて、どういうことに悩んだり、勉強したりしておられるのか・・・といった実態を肌で感じられたのは貴重でした。そして患者会というのは、情報交換の場であるだけでなく、患者同士が支えあう場なのだな・・・と実感。

また、この日知り合った患者仲間の方々の中の幾人かは、私の初めてのガン友となり、この後、折々情報交換したり、励ましあったりする貴重な友人となったのでした。


では、どうやってセカンド・オピニオンを受ける病院を決めたのか。

それは私の場合、家族の意見でした。

私の家族は非常に論理的なタイプで、結局、手術数の多い上位の病院をいくつかピックアップ。その中で、仕事しながら通いやすいところに絞り、さらに、セカンドオピニオンで時間がかかりそうなところは後回しにして・・・と順序を決めました。

1)B病院に行く 
2)そこでさらに悩むようならC病院に行く
3)そこでもさらに悩むようならD病院に行く

・・・といった感じです。

現在の主治医のA先生には、2箇所回る旨お伝えしていたので、すでに紹介状は2通いただくことになっていました。

方針が決まると意外と動きの速い私。

こんな感じで物事は進行しました。


土曜日:今かかっている総合病院で治療方針決定。A先生にセカンド~用資料と紹介状2通を依頼

日曜日:患者会に出席

月曜日朝:B病院に電話してセカンド・オピニオン申込み

火曜日朝:現在かかっている総合病院で資料&紹介状ピックアップ

火曜日午後:B病院でセカンドオピニオン


実はB病院には、患者会で知り合ったEさんの主治医のF先生がおられる・・・確かEさんがF先生はすごくいい先生だとおっしゃっていた・・・ということで、F先生のセカンド・オピニオンを申し込みました。

すると、たまたまF先生のセカンド~は毎週火曜日だったのです。
紹介状などは月曜中に準備できるそうなので、まさにグッド・タイミング!


ちなみに、後で分かることですが、セカンド~用の紹介状と資料ですが、私のオススメは下記の通りです。

■紹介状は宛名ブランクで2通いただいておく
  (ブランクでも大丈夫だそうですし、実際大丈夫でした)

■プレパラートもお願いしておく
  (のちにC病院に行った際、このプレパラートが役に立ちました。
   一方、B病院は画像診断だけ、という方針の病院だったので、
   こちらでは使いませんでした)

■CDRなどは返却されますが、紙の資料は返却されませんので、次の病院提出用にコピーをとっておきました。紹介状はコピーで次の病院に~というのはNGだと思いますが、紙の資料は逆に1セットしかもらいませんので、自分でコピらないと、2番目の病院に出す分がないという・・・このあたり、たぶん病院によって違うと思いますが、私は2番目の病院への提出分と、万が一の予備保存で2セットコピーをとりました。


*上記はあくまでも私の例なので、これからの方がおられたら、ぜひ主治医の先生にご相談して確認してくださいね。


ということで、ある火曜日の午後、私はB病院にはじめてのセカンド・オピニオンを受けに向かったのでした。



この続きはまた今度です。


今日も読んでくださってありがとうございます