３００円がつないでくれた。

300円という金額を皆さんはどう考えますか。

300円で買えるものといえば、
まず煙草が思い浮かびます（注：筆者は非喫煙者です）。
また、ジャンプなどの週刊誌も近い値段で買うことができます。
祭り等での屋台は300円くらいの商品を多く取り扱っていますね。

余談ですが、俺の小学生の頃の小遣いは週300円でした。


…このように、
300円というと「安い」というイメージはそこまで無いにしろ、
比較的「手頃」というイメージの金額設定ではないでしょうか。






以上前置き。

本題は今日の夜、９時頃のこと。
大学から車で帰る際、ガソリンが僅かしかないことに気が付きました。
ガソリンメーターは目盛り２本分。ここから家までは約14キロ。

うん、まぁ、大丈夫だろう。
と思っていたら、あっさりと目盛りが最後の１本になってたという。
いつ尽きるのか…そう思うと変な汗が出てきます。
過去に幾度かガス欠には陥っていますが、それはすべて原付での話。
車でそうなった場合は原付のような話にはいきません。

何とかせねば、そう思った矢先にセルフスタンドがありました。
スタンドに入り、助かったと思ったのも束の間。財布に札が１枚もありません。




…冷汗が流れました。

…が、幸い小銭入れの方にお金は残っていてくれました。
それこそが、俺が週刊誌を買うために残していた300円だったのです。
わずか300円、されど300円。俺を救ってくれました。


かくして、ガソリン300円分。
121円／リットルで、2.48リットルを給油することに成功。
目盛りが１本回復したのを見て、俺は安堵の息をつきました。


2.48リットルしか給油していないので、
セルフスタンドを異常な早さで去っていく俺の車を見て、
店員が「…？」という顔をしていたのはまた別の話。