『チョン・ウチ 時空道士』:公式サイト
真の道士
韓国の古典小説の中で描かれ、実在したと言われている
道士:田禹治(チョン・ウチ)を主人公にしたファンタジーアクション。
こういうファンタジーアクションは韓国映画や韓国ドラマはまだまだ発展途上やなと思ってしまいました。。。
特に、CGの使い方が安っぽいと言うか・・・。
ハリウッドほど予算をかけてほしいとは思わないけど、
アジアならば、香港映画や中国映画だと色鮮やかな色合いで芸術的な構図で撮れたような気もしますね。
ただ、韓国映画ならではの良い意味での野暮ったさに味があったように感じましたよ~。
チョン・ウチが現代に来た時の往年のロックスターのような茜色のジャケットや
ゾロのような黒い服なんか今ドキありえないファッションだし(^-^;
チョン・ウチと共に居る脇役の俳優さんの笑いのネタも滑っている。。。
そういう洗練されていないダサダサな妙味に親近感持てたの。^^
チョン・ウチ役のカン・ドンウォンは繊細な役が多かったのでコミカルな要素もある役で新鮮でしたよ。
バリエーションのあるアンニュイ表情も良かった。
今までもアン・ソンギやソン・ガンホなど演技派のベテラン俳優との共演が多かったカン・ドンウォンだけど、
『チェイサー - goo 映画』で知られるキム・ユンソクとの共演も勉強になったのではないでしょうか?
『チェイサー』... ※ネタバレ有
キム・ユンソクは出番少なくても渋い存在感を発揮していましたね。
タカビーな中年女優役の女優さんはベタな役回りだったけど、作品的にアクセント効いていたな。
この女優さん韓国ドラマで見たような気がするんだけど、どの作品だったのか思い出せない私。。。
韓国映画界で“映画監督達から真っ先に名前が挙がる女優”と称されているイム・スジョンも
濃いメイクをするとガラッとイメージが変わりますね。
濃いメイクの時はまるで『親切なクムジャさん - goo 映画』のイ・ヨンエぽいメイクと髪型。
『親切なクムジャさん』 ※ネタバレ有
小悪魔的な雰囲気で髪をかき上げる仕草だけでもゾクッとさせられましたよ。
この作品は韓国でヒットしただけあって、クスッと笑えるツボがあってそれなりに面白かったです。
カン・ドンウォンの兵役がなければ続編が製作されていたかもしれないですね。
その点が残念な気もしますよ。
P.S.
劇場ロビーにカン・ドンウォンが着用した現代の衣装が展示してあったんですけど、
襟元は思いっきり見上げました。^^
身長186cmな彼の背の高さを実感しましたよ。