『アンナと過ごした4日間』:公式サイト
観終わった直後は単なるスト○カー映画としか思えず、
レヴュー(感想)UPするのもやめようかと思ったんですけど、
帰りの電車の中で映画内容を思いだしていると奥深い映画のように思えてきました。
寮住まいの看護師アンナ〔キンガ・プレイス〕の部屋は簡素で鉄の骨組みのベッド。
(まるで、精○病院のベットかと思ったほどでした・・・。)
今ドキ、女性の部屋でこういう味気ない部屋ってありえないよね~。
このアンナは心底寂れた生活をしていたのかしら?
夜にアンナの部屋に侵入するレオン〔アルトゥル・ステランコ〕の行動はイタすぎるんだけど、
憂鬱そうなアンナを放っておけない気持ちになるんだろうな~。
そりゃ、ボタンのほつれを直してあげたり、足の指にペディキュアを塗って
アンナを少しでもキレイにしてあげたい気持ちになるんだろうね。
レオンはアンナが乱暴された現場を目撃し立ちすくんだ瞬間に自分と似た寂寥感を察知し、
アンナを守りたい“本能”が芽生えたのかしら?
そういうレオンの“本能”は女性でいう“母性本能”に近いものがあるのかもしれない。
そうやって、アンナを甲斐甲斐しくお世話?しているレオンは女性的な気もする。
一方、夢にうなされ上半身が上がりながらも目を覚まさず
逆方向になりながらもまた横になり寝つけるアンナはタフだし、男性的にも感じました。
虚無感が漂うラストも印象深かったです。
TBありがとうございました。
単なるスト○カー映画というのはある面で非常に正しいのではないかと思いました。
どんなに真実であろうと歪んでいるのだし、かといって歪んでいるから悪いというわけでもない。時にはこういう形でしか表れない真実の虚しい側面を描いたのだろうと思います。
東欧の寒村?での部屋としては結構飾られた部屋のようにワタシには思えましたです。東欧の寒村の部屋を実際に見たことはありませんけれどww
ただ、彼の気持ちは男としては良く解る気がし
ます。例えて言うなら、好きな女の子の縦笛を
口にしちゃうみたいな。ある種変態的なところ
って男にはあるような気がするんですよね。
そして彼女を前にしてもそれ以上の行動に出ら
れないという部分も、本当に心底好きだと性的
な行動に出られなくなっちゃうっていうのもあ
りますし。もちろん決して褒められたもんじゃ
ありませんが、冴えない中年男としては、唯一
人好きになった女性に対する愛情の表現の仕方
が下手糞だったってことなのかなって思います。(笑)
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
>どんなに真実であろうと歪んでいるのだし、かといって歪んでいるから悪いというわけでもない。
なるほどです。
真実が全て美しいとは限らない・・・。
偏執な愛と純然たる愛は紙一重なのかもしれないですね。
>東欧の寒村?での部屋としては結構飾られた部屋のようにワタシには思えましたです。
あっ、そうなんだ。
東欧の寒村の人ってああいうベッドで寝ているのかなぁ~。^^
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
>本当に心底好きだと性的な行動に出られなくなっちゃうっていうのもありますし。
だからこそ、夜こっそり忍びこんでアンナの世話をするだけでも
レオンにとっては幸せなひと時だったのかもしれないですね。
レオンは恋愛に不器用な男性なのでしょうね。