『ぼくのエリ 200歳の少女』:公式サイト
ルービックキューブ
子ブタ
永遠に歳をとらないヴァンパイアの少女:エリと孤独な少年:オスカーの交流を描いた
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストのベストセラー小説『モールス』の映画化。
2008年のトライベッカ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した作品です。
教室の木の机の脚がパイプだったのが妙に印象的だったな。
なんとなく無機質な体温を感じさせる
この作品の空気感を物語っているような気もして・・・。
本編ではエリが200歳だと一切語られていなかったよね。。。
(邦題のサブタイトル“200歳の少女”と聞くと
昔の土曜ワイド劇場のシリーズ『京都妖怪地図』を思い出してしまった私。。。)
観る前は『小さな恋のメロディ - goo 映画』みたいな感じなのかと思っていたんですけど、
淡い初恋物語ではなくて、ナイーブなオスカーと毅然としたエリをシリアスに描いています。
エリとオスカーは危機に直面するとお互いを守り抜こうとしている感じでした。
つまり、子供を大人のシチュエーションで演出している。
そういう演出は『13歳の夏に僕は生まれた - goo 映画』を思い出したりしました。
『13歳の夏に僕は生まれた』 ※私感+ネタバレ有
特にオスカー役の子役の繊細な表情が実に上手かったですね。
私がホラー映画を映画館で観たのはいつ以来か思い出せない程久しぶりでした。
この作品はスプラッター的な描写も少しあったけど、
エリとオスカーの信頼関係を描いた恋愛映画のように感じましたよ。
この頃、migちゃんの「ホラー好きの方でなくても」のおススメで、
苦手ホラーにも、特に今回のような、ヴァンパイアものは
大丈夫になってきました(笑)
スウェーデンの映画は「ミレニアム」以来でしたが、
アメリカやアジアでは出せない空気感があり、
このまだ幼さの残るふたりの「性別を超えた」物語が
なにか静かな暖かさと、哀しさの入り混じったラストまで惹きつけられました。
この年齢、ユニセックスな二人が嵌っていましたね
たしかに 2人の恋愛映画ですよね
とてもせつないですが
いわいる アメリカ映画とは違う 美しさや独特の感じが
とても好きでした
kiraさんはmigさんのブログをいつも参考になさっているようですね。
確かに、migさんオススメのホラーは『永遠のこどもたち』も良かったですね。
私はスウェーデン映画は昨年DVDで観た
『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』以来です。
私はホラーの描写が・・・というよりも、
ホラー映画は似たようなパターンの筋書きや設定ばかりで
すなわち、ベタな演出が多いので年々関心が薄れてきています・・・。
でもまぁ、『渇き』では男性のヴァンパイア役はイケメン俳優という定番を打ち破って
イケメンとは程遠い演技派俳優を起用していたのは新鮮だったな。
(↑韓国映画がお好きではないkiraさんにはオススメはしないけどね。。。)
私はエリ役の若い女優さんに何の魅力を感じなかったのが残念だったかな・・・。
あどけなさがあるわけでもなく、マセた色気があるわけでもなく、愛嬌がない・・・。
終始、辛気臭い能面みたいな表情に馴染めなかったというか・・・。
でも、夜が長い国ならではの風土にヴァンパイアという設定は
絶妙な雰囲気を醸し出していて良かったと思いましたよ。
エリ訳の女優は何であんな感じだったのか、どうも見終わってから情報を仕入れて初めて解った気がしました。
逆にオスカー役の男の子は恐ろしいほどに透き通る白さ、北欧の人独特の雰囲気が良く出ていて良かったなぁと。
ハリウッドリメイクでは男の子の役を『ザ・ロード』の少年がやるそうですね。エリは誰がやるんだろう。ミーガン・フォックス?あ、それは別の映画か。(笑)
アメリカの開放的な雰囲気とは一味違って、
夜が長い北欧ならではのムードが独特でしたね。
物語がチープでグロさやエグさのインパクトだけの
ホラー映画には魅力を感じないですよね・・・。
私も心理的にゾクッとさせられる繊細な演出のホラー映画のほうが好きです。
少女の姿のままのヴァンパイアと言えば、
子役時代のキキ(キルスティン・ダンスト)が出演していた
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』を思い出すんですけど、
キキは少女の容姿ながらも心は大人の女性という難役をキビキビと表現していて、
当時から大スターだったメインキャストの
トム・クルーズやブラッド・ピットを喰う存在感でした。
無意識のうちにそれと比べてしまったからなのかもしれないけど、
エリ役の女優さんは覇気が伝わってこず、
精彩を欠いていたように感じてしまいました・・・。
映画は、わりとストーリーより雰囲気重視の私。
これは好みでした~~~。
まぁ、ヴァンパイアものはほとんど大好きなのですが~(『インタビュー・ウィズ・・』も好きだけど、あれはブラピとバンデラスさんにちょっと笑ったかな?)
舞台が北欧~っていうのが、なんともいいです!
だからハリウッドリメイクが気になって気になって・・・
重苦しい~この雰囲気をどんな感じで?ってとっても気になるんです。。。
コメントのお返事遅くなってしまってごめんね。m(_ _)m
私はこの作品はまあまあという感じかな~。
確かに、雰囲気は北欧ならではの独特の空気感が伝わってきたものの
今でも強く印象に残っている場面はないんですよね・・・。
『インタビュー・ウィズ・・』は今から思えば
主役級のスター勢揃いの豪華キャストでしたよね。
『インタビュー・ウィズ・・』のインタビュアー役は
やはり、リバー・フェニックスで観たかったな。
代役の俳優さんでは地味すぎたような気がして・・・。
リバー・フェニックスだと
華のあるトム・クルーズやブラッド・ピットに負けないぐらいの
カリスマ性を発揮出来たような気がするから。
インタビュアー役って地味な方でしたっけ・・・?印象薄い。。。
リバーだったら、本当に華もあり豪華なキャスティングでしたね~。
キルスティン・ダンストも美少女だったね~。
演技もうまかったし。。。
インタビュアー役はクリスチャン・スレーターなのです。
良い俳優さんだけど、この豪華キャストの中では地味で華がなかったかな。
キキ(キルスティン・ダンスト)は大人顔の美少女だったね。
キキは子役の頃から演技は上手かったですね。
お姉さん女優達よりも存在感があった『若草物語(1994年)』のキキも良かったな。