昨日、ケーブルTVのチャンネル銀河で、以前NHK-BSの番組 『ハイビジョンスペシャル』 で放送された、「城 王たちの物語」 の再放送があり、プラハ城 [Pražský hrad / Prague Castle] が特集されました。
プラハに住む高校生の女の子がナビゲーターで、彼女が “ビロード革命” について授業で教わった中で、民主化を実現した時、人々が何故 “ハヴェルを城へ” という合言葉を唱えたのかということを探るために、プラハ城を訪れるという、とても興味深い内容でした。
ハヴェルとは、ヴァーツラフ・ハヴェル [Václav Havel]、チェコ共和国としての初代大統領の名前です。
プラハ城は、かつては神聖ローマ皇帝の居城であり、ハプスブルク家の時代からナチスドイツの占領、“プラハの春” のソ連の侵略を経て、血を流さない革命運動 “ビロード革命” によって、国民が自分たちの大統領をプラハ城に送り込みました。
チェコの人々にとって、“自分たちが選んだ人が城の主” なのです。
写真のプラハ城は、城の南側にある、プラハでいちばん高いペトシーンの丘 [Petřín] の中腹からの眺めです。
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