鎌倉その２
北鎌倉駅から数分歩くと浄智寺が
あります。
浄智寺が建つ山ノ内地区は、鎌倉時代
には禅宗を保護し、相次いで寺院を建て
た北条氏の所領でした。
山を挟んだ隣りが東慶寺、その向かいが
円覚寺、建長寺も数分の場所で、今でも
禅宗の寺院が多い地区です。
第５代執権・北条時頼の３男宗政が２９
才の若さで没すると、菩提を弔うため、
１２８３年（弘安６年）に創建されまし
た。
最盛期には七堂伽藍を備え、塔頭も１１
寺院に達する大寺院でした。
現在の円覚寺の規模に近かったようです。
戦国時代から江戸時代にはいると、鎌倉
は農漁村になって次第にさびれ、寺院の
多くもかつての繁栄ぶりを失います。
浄智寺も江戸時代末までは塔頭８院を
維持しましたが、１９２３年の関東大
震災でその大部分が倒壊しました。
今日の伽藍は、概ね昭和になってから
復興されました。
（仏殿）
本尊の三世仏（阿弥陀・釈迦・弥勒）を
安置しています。
（木造観音菩薩立像）
もと三門の上に五百羅漢と一緒にまつら
れていました。
南北朝時代の作。
（布袋尊）
洞窟に弥勒菩薩の化身といわれる布袋尊
がまつられています。
鎌倉江ノ島七福神のひとつです。
お腹をなでると元気がもらえます。
鎌倉駅から若宮大路を歩く途中に
「キネマ堂」があります。
店内には石原裕次郎の歌が有線で流れ、
懐しの日本映画ポスター、本・雑誌類
が並び、昭和の香りがただよっていま
す。
シラス丼と豚汁を食べました。
なかなか美味でした。
「キネマ堂」・・・鎌倉市小町２－１１
ー１１第１大谷ビル１Ｆ