もう少ししたら秋の訪れと共に現れる赤トンボ。
日本には赤トンボが、約30種類 ほどいるんですね。
なかでも日本に最も多く生息する赤トンボはアキアカネ(秋茜)です。
しかし、真夏の今、赤トンボを見かけことはありません。
それもそのはず夏の間は標高1000m程度の涼しい高地に生息し
ています。
そして気温が下がった秋頃に高地から里(平地)に下りてきます。
でも気温が低くなる秋の時期とは言えたまには気温が高いこともありま
すね。
そんな日差しが強く気温が夏のように上昇した時に赤トンボは面白い
行動(姿勢)をします。
それはお尻を上げての「逆立ち」です。
つまり、暑さが苦手な赤トンボは逆立ちして体に太陽光を受ける面積を
減らし、体温が上がらないように調整するのです。
もともと赤トンボの祖先は気温が上がると寒い地域に移動する習性があ
ったので暑さに弱く、夏には山に昇り、秋に涼しくなってから平地に下り
てくるように進化したのです。
私達がよく目にする赤とんぼ(アキアカネ)は世界で唯一この習性を持つ
珍しい種類なんですね。
秋の風物詩の赤トンボは、暑さがとても苦手なんです。
高地にいる頃は体の色は黄色ですがやがて涼しくなり平地に下りる頃には
婚姻色の赤に変化します。
まだ、赤トンボを平地では見れないので写真は撮れません。
なので、アキアカネの逆立ちは「手書きの画像」にしてみました