DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

大丈夫か(46)

2013-12-20 23:24:41 | ButsuButsu


今日(20日)、福島第一原発関連の新しい情報が報道された。

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東京電力は20日、福島第1原発1、2号機近くの護岸に掘った観測用井戸のうち、1カ所の地下水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質を、過去最大となる1リットル当たり190万ベクレル検出したと発表した。

水は19日に採取した。

東電によると、この井戸は濃度が上昇傾向にあり、これまでの最高値は同180万ベクレル(12日採取)だった。

付近の観測用井戸は上昇傾向を示しておらず、東電は地下水の流れ方などを分析し、上昇した原因を調べている。

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これは、不透水層より深い場所の水だと言う。

つまり、地下水は通ることのないと思われる層より深い部分まで透過している可能性がある。

厄介な問題だ。

これまで日本陸水学会では、凍土遮水壁の利用には疑問を呈してきた。

ここにきて、事態はさらに複雑になってきている。

メルトダウンから、メルトスルーをし、どこまで沈下しているのだろうか。

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燃料の融解が進行し圧力容器・格納容器外に漏出するのは「メルトスルー」、建屋を抜けて外部へ漏出した場合は「メルトアウト」などとも表現される。

メルトスルー以降の状態を「チャイナ・シンドローム」と呼ぶこともある。

これは1979年にアメリカ合衆国で公開された同名の映画に由来する語で、アメリカ合衆国で融け落ちた燃料が、溶融を止める手立てのないまま地面を溶かしながら沈んでゆき、そのまま地球の中心を通り越して反対側の中国まで突き抜けてしまうという意味のブラックジョークであるが、地理上はアメリカ合衆国の対蹠地は中国ではなく、また現実には溶けた核燃料が地球を貫通するようなことは起こり得ない。

あくまで炉心溶融による被害の深刻さを大げさに誇張した表現である。

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12月13日に廃炉研究開発機構が、これまでに国内外から募集した提案の取りまとめ結果を回答してきた。

結論から言うと、従来の枠組みをそのまま実施すると言うことだ。

いったい何のために国際公募したのかよくわからないが、これも特定秘密なのだろうか。

送られて来たメールを公開する。

参考にしていただきたい。

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国際廃炉研究開発機構(IRID)へ技術提案をお寄せいただいた皆様へ

先般は、IRIDにおける技術提案募集にご提案をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

お陰様で、9月25日から10月23日までに、皆様から計780件もの技術情報をお寄せいただきました。

皆様のご協力に、心より感謝申し上げます。

このように多くの汚染水処理対策に係る提案を頂いたことにより、汚染水処理対策に係る技術の全体像を俯瞰することができ、これ自体が大変貴重なデータと考えております。

東京電力(株)福島第一原発の汚染水問題につきましては、12月10日の「汚染水処理対策委員会」において、予防的・重層的な汚染水処理対策の全体像がとりまとめられました。

(報告書は以下URLでご覧いただけます。)

URL:http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/pdf/131210/131210_01d.pdf

報告書では、潜在的リスクを踏まえた対策の全体像を以下のようにとりまとめてございます。

(予防的・重層的な対策の全体像)
【Ⅰ.既存施策に支障が生じても、リスクに対応できる重層的な対策】
1)地下水流入抑制策
2)タンク等に貯蔵している汚染水対策
3)海側エリア対策
4)汚染水が貯蔵できなくなるリスクに備えて、総合的に評価、検討すべき事項
【Ⅱ.既存対策では対応していなかったリスクに対応できる、予防的な対策】
1)大規模津波対策
2)建屋等からの汚染水漏えい対策

これら対策の中で活用すべき技術分野を、皆様からの情報をもとに、以下の4分類に整理し、報告書の中に盛り込ませていただきました。

(一定の技術分野について整理をしており、いただいた個々の提案についての採否を決定するものではございません。)

① 現地での適用性を確認した上で早急に活用すべき技術
② 施工性や費用対効果等を踏まえ実施手段を選定した上で、活用すべき 技術
③ 効果が期待されるが、活用するに当たって確認・検証が必要な技術
④ 汚染水処理対策委員会等での検討を踏まえて進めていくもの

今後は、これらの技術分野の中で、技術的難易度が高く国が取り組むべき課題については公募のプロセスを経て取組が進むこととなり、それ以外の技術については東京電力において具体的な検討が進められることになります。

なお、IRIDにおきましては、廃炉関連の技術情報の提供の募集を開始いたしますので、ご関心のある方はIRIDのホームページ(http://irid.or.jp/fd/?lang=ja)もご参照下さい。

汚染水処理対策委員会のとりまとめに当たり、貴重な情報をお寄せいただいた皆様に、重ねて 御礼申し上げます。

いただいたご提案は、直ちに実施できないものについても、今後、状況に応じて参考とさせていただけるものであると考えております。

廃炉・汚染水対策チーム
事務局長補佐(汚染水特別対策監) : 糟谷敏秀
事務局 : 新川達也、上田洋二、柴田寛文
Tel 03-3580-3051

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