いまさら韓ドラ!

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快刀ホン・ギルドン 11 月下の侠客

2013年09月13日 | 快刀ホン・ギルドン
トップ画像にさせていただいているギルドンたちの写真ですが、
やったらイノクがかっこよく映ってるじゃないですか。
こんなかっこ、いつ出てくるんだ?と不思議だったのですが、この回か!
「月にかわってお仕置きよ!」ってセーラームーンか!

《あらすじ》

とっさにイノクを連れて物陰に隠れるギルドンだが、正体を明かすわけにはいかない。
自分が危険な時、我が身を省みず、駆けつけてくる愛しい女。
一緒にいれば、必ずまた彼女が危険にさらされるときが来る。
自分を助けるために……。

スグンと合流し、隠れようとしたギルドンだが、うっかり後ろ姿をさらしてしまう。
近づこうとしたイノクをなんとか牽制し、スグンがかわりにその場を取り繕う。
あぶないところもあったが、なんとかごまかして事なきを得た。
1年ぶりなのに言葉もかわせないギルドンの気持ちを思いやったスグンは、
彼の心をかわりに言葉にして、イノクに伝えた。
「いつもそなたの無事を祈っている……」
イノクはすっかりだまされて、感謝しながらその場を去った。

倉庫からひとり脱出したチョンは、ギルドンらにヨンムンの関与を話す。
しかしギルドンは、チャンフィの真心を信じるのだった。

爆薬入手のためにチョルチュの悪事に目をつぶろうとしていたチャンフィは、
犠牲になった娘の葬列に行き会う。
恨まれ、石を投げられ、ののしられ、遺族の悲しみを受け止める王子。
「私は何をやっているんだ……」
葬列に出ていたギルドンもひとりつぶやく。
「王になるはずのやつが、何をやっているんだ」

ギルドンは娘を売った親たちに、ハッパをかける。
自尊心を持って、必死にがんばるしかない。生きるためにはあきらめたらダメなんだ。
チョルチュの借用書を彼らに託し、なんとか出航を遅らせるよう、指示する。
親たちもそれに応え、極寒の海に飛び込み、体を張って船を足止めすることにした。

計画はうまくいき、
船はいつまでも出航できず、チョルチュの利子だけが膨らんでいく。
ノ尚君は、このままでは商団にとっても不利な事態だと危惧している。
チョルチュに頼んだイノクの処理も進まぬままだ。
チョルチュも、親たちを扇動しているものたちの正体がわからず、
娘たちを処分するという噂を流した。
これで黒幕の正体がわかるだろう。
チスから話をきいたチャンフィは思い悩む。
どうやらイノクもかかわっているようで、このまま放っておいては彼女も危ない。

イノクは、チャンフィと仲直りしようと雑炊屋にさそうのだが、
娘を売った親たちを非難するチャンフィの言葉をきき、思わず言い返してしまう。
「守る気がないのではなくて、守る力がなかっただけよ。
私も大事な人を失ったからわかる。
力がないばかりに、大切な人を守れなかった。それがどんなにつらいかわかる?
若君は力があるから、失うものなんてないでしょ?
守ろうとする気がないのは若君の方よ」

チャンフィは、幼かった頃を思い出している。
力もなく、母を失ってしまった昔を。
母を守りたかったのに、その力がなかった。
いつか失うとわかっていたからこそ、つらかった……。

チョルチュは、船出を遅らせている黒幕がギルドンではないかと疑い、船に招待した。
そこで捕まっている娘を殺すというのだ。これは罠だと。娘たちは見せしめだと。
ギルドンは動揺する。
ここで娘たちを助けようとすれば、正体がバレる。今までの苦労が水の泡だ。

絶体絶命のその瞬間、チャンフィが船に乗り込んできて、チョルチュを止めた。
「私の船で人が死んでは困るのだ。すぐやめろ!」
ギルドンははからずもチャンフィに救われたが、一難去ってまた一難。
チャンフィと顔を合わせれば、正体がバレてしまう……。

ギルドンの顔を見たチャンフィはすぐに気付くが、眉一つ動かさず、
知り合いの商人だと証言。
ギルドンの正体は明かされずにすんだ。

ギルドンの父は、役所に訴えて歩いていたイノクを呼び出し、
チョルチュとヨンムンのつながりを尋ねるが、
彼女が知っているのは娘たちが監禁されているという事実だけ。
「心の澄んだ奇特な娘だな」
史曹判書は、自ら手にかけた親友を思い出していた。
彼の娘も、確かイノクという名だった。

ギルドンは自分をかばってくれたチャンフィに言う。
「四虎剣を手放したお前を信じる。
親たちの敵討ちを邪魔するな。王になる方なら、民の味方をするべきだ。王子」

チョルチュの船は出ず、借用書に書かれた利子が10万両を越えた。
利子が元金を超えた、とギルドンは人参を人参売りに返してやり、
親たちは借用書を持って娘を帰せとチョルチュに迫る。
「賭けに負けた男が、これを置いていった。金のかわりに娘たちを返してもらおう」
「目の見えない爺が賭けにかてるものか!これは詐欺だ!」というチョルチュの前で、
チョンの父親の目が見えるようになった。
役人も認めた正式な取引で、娘たちは親たちのもとへ帰ることができた。

チョルチュはあまりのことに正気を失い、娘たちをのせたまま強引に船出を試みる。
爆薬を使って河の氷を割り、大きな騒ぎに。
このままチョルチュが捕まれば、ヨンムンも嫌疑を免れない。
はやく手を打たねば。

チャンフィはギルドンに取引を持ちかける。
ヨンムンがチョルチュをとめ、ギルドンらは官軍をとめるのだ。
お互いの利害が一致する。

チャンフィは船の上でチョルチュを殺した。
死に際にチョルチュの言った言葉に動揺する王子。
「私を殺せばあの女が死ぬぞ。何をしたかはノ殿に聞け」

チャンフィは居ても立ってもいられず、イノクを捜して走り出す。
港へ続く道では、ギルドンらが煙り玉をまいて撤収にかかっていた。
煙の中で、息子の姿を見たように思う史曹判書。
町中が煙幕に覆われ、混乱の中、チャンフィは必死にイノクをさがす。
かつて火の中にまかれ消えていった母の姿を思い出す。
知らぬ間に涙が流れる。
「もう二度と、失いたくない……」

そこへ、当のイノクがひょっこり現れた。
「若君!何かさがしてるの?」
思わずイノクを抱きしめたチャンフィの視線の向こうに、ギルドンの姿が見える。
しっかりとイノクを抱き直し、その手に力を込めてチャンフィはギルドンを見据えた。
「お前を失いたくない」

(つづく)

だはー!若君かっこよすぎ!

ギルドンとイノクを会わせまいと、イノクを固く抱きしめ、
「お前を失いたくない」

ギャー!萌え死にしそう!
涙目なのもまたいい!
またここでかかるOSTが最強なんだ!否が応でも気分が盛り上がるのだ~!
イノクを若君に差し上げてしまいたいでがす!

マヌケな女なのにイノガ~、モテモテじゃないか~。

だってぜんっぜん、気付かないんだよ?
まさかギルドンが、と思ってるから無理もないけど、
「子鹿」って呼ばれたら、スグンのおっさんが絡んでいると気付け!
てか、なんか変なこといってんなー、くらいは感じ取ってくれ……。

スグンがまたいつもの調子でメロメロなセリフを吐いているのですが、
それもおかしくて笑ってしまいました。
でも、やっぱり彼はいいやつで、
ギルドンの本心を、代弁してくれるの。
イノクに伝わったかは別として、ギルドンは慰められたと思うな。

こんなにマヌケなイノクだけど、
真っ直ぐで心がきれいなのはほんとに称賛に値する。いい子です。
月下の侠客にぽーっとなってるけど、
ギルドンのことは決して忘れてない。
ギルドンパパとギルドンはそっくり……なのか?
そこらへんは置いとくとして、一途よね。

最後はなぜあんなところをフラフラ歩いていたのかわかりませんが、
無事でほっとしました。
若君の安堵感と、わたしの安堵感。

母との別れを彷彿とさせる状況で、イノクを失うかも、失ったかも、という不安感。
子どもの頃に感じた、あの切なさ、つらさ、切迫感、恐怖、焦燥感、
もう、ぐっちゃぐちゃになった感情がチャンフィ王子を襲ったことでしょう。
もー、気絶しちゃうかと思ったのよ。
しかし大人の王子は必死に耐えて、当てもなくイノクを求めてさまよう。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
もうこのへんは、幼いころに感じたぐちゃぐちゃがよみがえってくるし、
今現在の緊張で体はガチガチだし、王子ぎりぎりだと思いますね。
そこで!イノク!
もう抱きしめずにはいられない~。
そして安堵。見ている私も王子の安堵感にリンク。
そこからは、王子の男の本能というか、なんというか、
ふつふつと湧き上がる征服欲だと思いますねー。
「愛でしょ?」と言われればそうかもしれないが、
ここはもっと闘争的な激しい感情だと思うの。
「この女を失いたくない、自分のものにしたい」的な。
まぁ目の前にギルドンいたしさ。
対抗心がわき起こるのも必須だよね。
そもそもイノクの心がギルドンにあるということは知っていても、
それでも彼女を自分の側に置きたいんです。
お前には渡さない、っていう決意ですね。


激しいけど秘めた恋心なんだわ。

女の私には想像するしかない感情の起伏なんですが、
なんかチャンフィ王子になりきって変化する感情に浸っていると、
最後の最後でおへその奥あたり(丹田?)くらいにカッと燃えるような
激しい熱を感じるのでした。
え?変ですか?
いや、まぁ、変かな……。

今回は王子の葛藤がいろいろあって、
ギルドンも「王になるってやつが何をやってるんだ」とひとりごちたりして、
彼の方は、チャンフィを王になる人間としてきちんと扱ってる感じがしましたね。
以前みたいな、まぁよくわかんないしどうでもいい、って感じじゃなくて、
貧しい人たちを助けたい、という強い気持ちが、
チャンフィに何か期待する雰囲気につながったんじゃないですかね~。
自分は身分が低いから、義賊みたいな真似しかできないけれど、
お前はれっきとした血筋なんだろ?正統な王になるってんなら、
俺なんかよりすごいことをやってみせろよ、みたいな。

でもね、ギルドンもちょっと王子の気持ちがわかったんじゃないかな、と
思うシーンがありましたよね。
あの船の上で、娘たちが殺されそうになるところ。
ふたりを助ければ、残りの大勢の娘が助けられない。
でも大勢を助けるためにはふたりが死んでもしょうがないって割り切るの?
どうする?どうする?ってぎりぎりの選択じゃないですか。

イノクもきつい言葉で指摘しましたね。
力を持っているのに、それを使わないなんて卑怯だ、ってことですね。
王子的には、まだ半端な力なんですけど……。
ノ尚君強いし。

王子が、王となるための心の成長がまだまだ必要な時期なんですねー。
軍事力はもとより、そっちの方の準備が足りない感じですかね。
同い年くらいの青年たちに囲まれて、王子は王になるための心構えを
身につけてほしいです。素質は十分だから。
貧しい人々、弱い人々に、自己責任だ!みたいなことは言わないでほしい。
たまにはそう言いたくもなろうが、王になろうという人はそれじゃダメなんですよ……。
だってすべての国民の父になるんでしょ。

ノ尚君的に考えれば、ここはへたに疑われるとイヤだから、
チョルチュなんか切っといて正解。
爆薬関係は、清の技術者連れてくればいいじゃん。商団の人に紛れてさ。
官軍が来たら、「あいつらまともな商人かと思ったらヤバかったんすよ、
絞めときましたんで、てへ!」とか言ってればなんとかなるでしょ。袖の下で。

王子はギルドンが生きていたとわかったし、
なんかギルドンパパも息子を見つけちゃったみたいだし、
次回はイノクもわかっちゃうみたいだし、どうなるんでしょうねー。

しかし、葬式の列の中にあの格好でいたら、ギルドンなんかすぐにわかりそなもんですが、
人間、意外に気付かないものですね。
え?ドラマだから?うんうん、そうでしょうね。
おじいちゃんの目もいいタイミングで見えるようになったしね~。
まあ米30俵も奉納してるしね。だまされたんじゃなくてよかった。
そして死んじゃっていい気味のチョルチュも、
借用書破り捨てたりしないで一応お上のところへ持って行ったりして
意外とちゃんとしてるしね。
(最後は正気を失っていたが)
ま、小悪党だった、というところでしょうかね。

おいおい、都合いいな、という点がちらほらありますが、
そこはドラマなんで!面白いからいいです!
今回の件で一番得したのは、いい思いしっぱなしの人参売りなんじゃないでしょうか?
マルニョ姉さんのことだから、おいしいところで眠り薬飲ませちゃったり、
当て身食らわして寝かせちゃったり、いろいろ端折ってはいそうですが……。
姉さんご苦労様でした!

次回はつらそうだなー。
イノクがふたりいればいいのにねぇ。


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2 コメント

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だよね、だよね! (かずゆいまま)
2013-09-13 16:28:47
ビスコさん、こんにちは!

もう若君にキューンとしちゃうよね!無表情な彼がイノクのために変わって行く姿もキュンとするよね!
最後シーンはイノク!私と代わって!思ったくらいぎゅって抱きしめてて羨ましい。(失礼)
ほらほら、ビスコさんも苦悩顔に萌えるでしょ?!あたしだけが鬼じゃないはず!

スグンがギルドンの代わりに話すシーンも面白かった。ほんと結構いい奴なんだよ、スグン。

こっからチャンフィとギルドンの関係がまた進んで行くんですけどそれが一番よかったなぁ。
しばらく堪能してください~

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いやいや~ (ビスコ)
2013-09-13 21:48:01
いやチャンフィ王子、かっこいいですよ。
心臓わしづかみですよ。
わたしも鬼かなー。ごめん、チャンフィ。
でも笑顔の王子が一番好きだから!

グンソクくんはずるいんですよ。
ベートーベン・ウィルスの時もそうだし、
美男ですねの時もそうだし、
ずーっと無愛想な彼が、突然にこって笑うでしょ。
やられちゃうよね。

チャンフィとギルドンの関係もこれから楽しみです。
まだまだ堪能するね!
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