いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

花ざかりの君たちへ *16

2016年01月09日 | 花ざかりの君たちへ
後半はほぼ一気見でたどり着いた最終回。
よくも悪くも想定内の大団円を迎えられるのか?
……って迎えられなきゃ困るんだけど?!
すっきりさっぱり美しくまとめてほしい!
爽やかな青春恋愛ドラマとして!

〈あらすじ〉

テジュンは、荷物をまとめて大会へと向かった。
当日まで、ジェヒとは離ればなれだ。
少しの間だとわかっていても、別れは寂しい。
「必ず見に来いよ!」
ジェヒは、出かけようとするテジュンを呼び止めて、
思わずキスをした。

いつもそばで守ってくれていたテジュンのいない陸上部の練習。
キツイ練習の後で、ジェヒは気分が悪くなり、気を失ってしまう。
慌ててシャツの胸元を緩めた部員が、驚いて声を上げた。
「先輩、ちょっと見てください」

ジェヒの胸にまいた包帯がのぞく。
「学校に紛れ込んだ女の子って、こいつのことだったのか」

スンハ先輩が怒るのはもっともだ。
言い訳できることなんかひとつもなかった。
涙をこらえて謝るジェヒを、スンハは大声でなじった。
「学校や俺たちをどれだけ馬鹿にした行為だと思ってるんだ!」
「謝っても謝りきれません。本当にごめんなさい……」
「それで、体は大丈夫なのか?!体は?!」
怒りながらも、ジェヒの体を心配してくれる先輩の優しさに、
こらえていた涙がこぼれ落ちた。

スンハは、他寮の寮長に頭を下げた。
こんなことが許されないのはわかっている。
だが、ジェヒも第2寮の大事な仲間であることにはかわりない。
これまで一緒にやってきた仲間だ。
学校には、どうか内緒にしてほしい。

ジェヒは、学校を去ることに決めた。
ウンギョルは最後まで抵抗したが、噂も広がっているし、
このままいられるわけもない。
ただ、テジュンには何も言わず、去りたかった。
大会を見に行けば、きっと残りたくなるから、
その日の航空券を手配した。

そのかわり、ジェヒは大会前日にテジュンに会いにいった。
事情を知らないテジュンは喜んで、ジェヒと過ごす時間を楽しんだ。
なんとなく、彼女の言動が大げさに思えたけれど、
たいした問題とも思わなかった。
でも、なんだか胸騒ぎがして、彼女にキスをせずにはいられなかった。

大会当日の朝、ジェヒは誰にも告げずに学校を去ろうとしていた。
ところが、坂の上に第2寮の生徒たちが集まっている。
「おい、俺たちに会わずに行ってしまうつもりか?」
スンハ先輩が笑っている。
「お前と会えて楽しかったよ」
寮の仲間たちも笑顔で、彼女を送り出してくれた。

「俺……俺、会わないつもりだったけど……」
サンチュを連れたウンギョルも、ジェヒを見送りに来た。
そっと彼を抱きしめるジェヒ。
「いっとくけど、お前を許したわけじゃないからな!復讐に行くぞ!」
泣き笑いのウンギョルに、優しくさよならを言った。
「テジュンにも会わないで行くのか?」
「うん……」

大会会場では、テジュンがやきもきしていた。
きっと試合の前には顔を見せるといっていたジェヒが来ない。
何かあったのだろうか?
そこへ、ウンギョルから電話がかかってくる。
「ジェヒには口止めされてるけど、お前には知る権利がある。
もし俺がお前だったら、知りたいだろうと思うから。
ジェヒは、アメリカに帰った」

知らせを聞いて逆上したテジュンは、試合直前だというのに、
ソウルへ帰ろうとする。
ヒョンジェが慌てて引き止めようとすると、
テジュンの鞄から手帳が落ちた。
ジェヒの日記が、偶然紛れていたようだった。

中を開くと、毎日のテジュンの記録や体調が克明に記されている。
そして大会の日には、
「2M31達成!」というジェヒのかわいいイラストが描かれていた。
彼女が、どんなに彼のジャンプを楽しみにしていたか。
どれほど彼が跳ぶ姿を見たいと願っていたか。
「いくぞ、競技が始まる」
ヒョンジェの声に、われにかえった。

空港へ向かうバスの中、隣席の女性がテレビ放送を見ている。
大会の中継のようだ。
思わず一緒に見せてもらったジェヒは、
祈るようにテジュンのジャンプを見守った。

2M31をクリア!
優勝したテジュンは、テレビに向かって叫ぶ。
「ク・ジェヒ!会いに行くから!必ず会いに行くから待ってろよ!」
ジェヒも泣きながらうなずいた。

1年後、カリフォルニアの自宅で、ジェヒはウンギョルのビデオレターを見る。
イ先生とペク先生は結婚し、ミヌ先生はファッションの勉強をしに
イタリアへ行ったんだって。
ウンギョルはサッカー代表として活躍してる。
スンニ先輩はハンナと付き合ってるけど、浪人中だそうだ。
「テジュンはどうしてるのかなぁ」
旅行中だっていうけど、どこに行ったんだろう?

その答えは、目の前にあった。
「会いに来たぞ!」
1年ぶりのカン・テジュンが、笑顔で立っている。
「テジュン!」
ふたりはしっかりと抱き合った。

(おわり)

もう……いいですよ……
カリフォルニアの庭に松の木が生えているかどうかなんて、
本当のところはどーでもいーです。

なんで1年間も会えないんだよ!
修行か!
ってなツッコミも、どーでもいーです。

胸に包帯イコール女って話も、もういい!

スンニ先輩の優しさの前では!

噴水デートもロマンチックだったけど、
あのスンニ先輩の怒りと葛藤と優しさの前では、
すべてがかすんだ最終回だったなー、わたしにとっては。

いい男だなぁ、先輩。
「お前がかわいいから許したんじゃないからな」っていってましたけど、
男だとか女だとか関係なく、彼にとってジェヒはかわいい後輩だったのでしょう。
うんうん、よかったよかった。

ジェヒがガッツのある子で、
公正な態度で、仲間として尊重できる子だったから、
彼もすべてを認めて許したんだと思う。
テジュンもウンギョルも悪くない、自分が悪いんだ、と仲間を
かばったことも大事だったんじゃないかな。

前回もね~、いい役どころだったんですよね~。
ハンナに嫌われてもいいから、
受け入れてもらえなくてもかまわないから、
リハビリだけはやってください、ときっぱり言った先輩。
男前すぎる!
最後の最後でいいとこ取りだよ、こんちきしょー。

予想通り大会当日にジェヒはアメリカに帰ることになったんだけど、
これは最後までドキドキはらはらだった。
まさかテジュンが跳ばずにジェヒを追いかけちゃうんじゃ……と心配で。
お母さんのことがあるからねー。

跳ぶ直前に電話をかけたウンギョルを一瞬恨んだけど、
おかげで過去のトラウマも払拭し、テジュンは優勝することができました。
先生の言うとおり、高飛びはメンタルなのかなぁ。

ウンギョルが、「このまま帰さないぞ!」っていうわりに何もできなくて、
「俺のためにもう少しそばにいることもできないのかっ」って逆ギレしたのも、
ウンギョルかわいい……と思って許せた。
そりゃかっこよくはないけど、
好きな気持ちを持てあましてジタバタする彼がリアルで、
10代ってこんな感じだよな、という気がしました。


最後のハグ……。切ないっ。

テジュン派の視聴者の中には、
ウンギョルうざいよねーと思う人もいるみたいで胸が痛かったんですが、
こんなのかわいいじゃないよ。
最後までがんばるウンギョルが大好きだよ!

テジュンがどうなるか、よく考えもせず、
自分の都合で当日帰ることにしたジェヒのことも、一瞬恨んだ。
これでテジュンが試合放棄したら、あんたどうするつもりなんだ、と。
でも気持ちはわかるから、許そう。主人公だしな。
10代女子の限界ギリギリまでがんばったと思う。
それにやっぱり健気だし、かわいいし。


すっぴんでもこのかわいさ、透明感、凛々しさ。惚れる。

ジェヒが主人公で、ホントに良かったな。
テジュンも、ウンギョルも、ハンナも、先輩も、
最後はみんな大好きになりました。
先生たちも好きだったー!

特に陸上部顧問のペク先生!
大会会場で、テジュンとヒョンジェと肩を組むシーンがすごく良かったよ~。
本当の先生みたいだった。
ふたりに深い愛情を持ってることが感じられて、いいシーンだったな~。


2日後には、ここで跳ぶんだ。スポーツものでもあったよね、このドラマ。

ドラマ全体としては、後半、個人的な話が多くてちょっと残念だったかも。
寮対抗の行事がもうひとつ入ったりしていたら、
最後の別れのシーンも、もっと盛り上がったんじゃないかなって気がする。

とにもかくにも、不安にならずに楽しく観られる恋愛ドラマで楽しかった!
青春はキラキラで眩しいものですね。
現役のみなさんには、
花ざかりの日々を大事にしてほしい、と願うおばさんでした。


屋台でトッポッキ。青春の日々さ~。

それではアンニョン!





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