いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

善徳女王 第19話

2013年03月22日 | 善徳女王
《あらすじ》

トンマンが女だと気付いたチュクパンは、
「ユシン郎も知っていただろう」と言う。
トンマンにも思い当たるふしがある。気分は最悪だ。

トンマンが双子の片割れだと確信したチョンミョンとユシンは、
この事実を隠そうと決める。
「トンマンを失いたくない」

「僕が女だと知っていて、なぜ黙っていたのですか?追い出さないのですか?」
「王女様からお前を頼まれたが、女だったら追い出せなどと言われてはいない」
「知られたからには、言っておきます。これには事情があるのです」
「聞きたくない」
「ユシン郎!なぜ聞いてくれないのですか」
「興味がないからだ!」

自分が何者か知りたいというトンマンに、
「愚かなことだ。自分は自分で作っていけばいい」というユシン。
彼のいたわりは、トンマンには伝わらないのだが。

チョンミョンは、トンマンに、中岳山にこもるよう命令を下した。
これも彼女を守るためなのだが、トンマンにはわからない。
来世までも誓い合ったふたりに冷たい態度を取られ、反発するトンマン。

ミシルは、チルスクが連れている女が、あの侍女だったことを知ってしまった。
何がなんでも、あの女を確保しなければならない。
しかもチルスクには気取られぬように。
王だとて、気付いたはず……。
ウルチェたちも、ソファの存在を知り、なんとか身柄を確保しようと計画する。

神殿から移動するよう計らって、ソファを襲ったポジョンたちだったが、
イムジョンたちにソファを横取りされてしまった。
こうして王側が、ソファの身柄を拘束することになった。

思い悩むトンマンに、
「過去は重要じゃない」と伝えるユシンだったが、トンマンは怒った。
愛する母の死に様、自分のために命を落とした母のためにも、
自分が何者なのか、知りたい。
母が命を賭してまで自分を助けた意味が、必ずあると信じたい。
母を殺したのは誰なのか、知りたいのです。
トンマンの告白を聞いて、胸打たれるユシン。
思いもかけぬ事情と覚悟が、トンマンにはあった。

イムジョンたちに連れて行かれる途中、ソファはトンマンの姿を目にする。
娘の姿に気付き、取り乱すソファだったが、声を失い、名前を呼ぶことも出来ない。
ふたりは出会うことなく、すれ違った。

ソファと離ればなれになったチルスクは取り乱し、
見えない目で彼女を探しに行こうとするが、ミシルが彼を落ち着かせた。
チルスクの腰の刀を抜き取り言い放ったのだ。
「行くならわたしをお斬り。お前の愛が本物なら、そうしていけるはず……」
もちろんチルスクは、宮主を斬れるはずもない。
ミシルの巧みな話術で、チルスクはすべてを話し、骨抜きになってしまった。
とにかくソファの捜索を命じる、ミシルであった。

トンマンは、王女の命令を聞くことにした。
「ただ一つだけ、行く前に陛下にお目通りを」
トンマンの望みを無碍にことわるチョンミョン。
「少しわたしと親しいからと言って、郎徒風情が無礼であろう!」
心を鬼にして、チョンミョンは言ったのだ。
トンマンは傷つき、咄嗟にある行動に出る。
ソヨプ刀のさやを侍女にわたし、大化殿で待つと伝言を残した。
王妃の目にとまるかも、という一縷の望みを託して。

チョンミョンに話を聞き、ソファに会い、娘の生存を知った王妃は、
ソヨプ刀のさやに目をとめ、トンマンと話をする。
彼らは密会の計画を立てたのだ。
王妃は、ソヨプ刀の持ち主に会いたい。
それは娘に違いないから。
名前をつけてもやれなかった、娘に。
トンマンは、自分が何者なのか、知りたい。
母のためにも、どうしても知らねばならないのだ。

真夜中に出て行く王妃の輿。
ミシルは、そこにソファが乗っていると思い、
ポジョンに捜索させるが、中には関係のない侍女がいるばかり。

ユシンとチョンミョンは、王妃とトンマンが密会するであろうと確信し、
急ぎ現場と思われるあの場所に向かう。

果たして、王妃とトンマンは会っていた。
チョンミョンとトンマンが秘密に会っていたあの場所で。
「約束通り、来ました。刀の持ち主は、どこに?」
王妃の質問に答えようとしたトンマンは、
背後に目をやり、ハッと体を硬くした。

そこに現れた人物は……?

(つづく)

うん、まあ順当にいって、そこに現れた人物はチョンミョンとユシンなんでしょうけども。
一瞬、ミシルだったらどーしようと思ってしまうのでした。
なんてったって魔女だし。
あ、半神か。
ここで続く!ってしておいて、予告編ではあっさりネタバレってどうよ?

トンマンが女だった!という事実も、バレる時はあっさりだったね。
何年も隠し続けていたのにねぇ。
男装女子学園もの、とかのラブコメじゃないんで、
そのバレちゃう原因はけっこう現実的な物品からでした。
ウブな郎徒が見つけてもわけわかんないだろうけど(姉貴が持ってた!とかいってたね)、
チュクパンだったらわかっちゃうでしょう。医術の心得あるし。
この後もわりとあっさりしゃべっちゃいそうですよね。
彼にバレちゃうのは物語の展開上必須ですね。

しかし……ユシンよ。
どうしてトンマンが女だったとわかったのかなーと思ってましたが……。

風呂場か!

あ~、いやいや、あれはトンマンが思い出してただけなんで、
本当はそうじゃないかも。
だって覗かないとわかんないでしょうが、あんな状況。
裸で出くわしたわけでもなし、トンマンが独り言で告白したわけでもなし。
で、なんでユシン郎がトンマンの風呂を覗くのかって話ですよ!
なんか昼間にしごきすぎたのを反省して、背中でも流しにいってやったんでしょうか?
それとも何となく疑ってて、覗いたの?
わたし的には、いつから知ってたのか、が重要なんだけど。
戦にかり出される前から知ってたよね、きっと。

騙されたよな-、いろいろ。
戦の時だって、王女から預かったトンマンだから、義務感もあり、王女のために
必死で探してるのかな?それとも……と思っていた。
でもトンマンが男だと思ってるなら、恋愛感情なんてないはずだしな、と考えてたの。
ところどころでみせる切ないユシンの表情も、
えっ?BL設定ってわけでもないだろうしな、なんだろ?と思ってた。
ま、知ってるかもってちょっとは疑ってたけどさ。

放送当時、ユシン郎を演じるオム・テウンの演技力について、
いまひとつの評価があったようですが、全然オッケーじゃん?
目で訴える抑えた演技は、わたし好みです。

トンマンの正体がわかったら、きっと殺されちゃうから、
隠しておきましょう、とチョンミョンとユシンは決めるのですが、
え?誰に殺されるの?

双子を産んだことがばれたら大変だ、という王様に?
それとも、その側近ウルチェたちに?
いやいや、ミシル陣営に?

でもさ、双子を産むと聖骨の男児が絶えるって言われてただけで、
別に王位を退くように法律で決まってるわけじゃないんでしょ?
どっちにしろ、真骨にもチャンスが出来てしまっている今、
それを理由に王位を追われることなんてないんじゃないかな~。
ミシルにつっつく理由を与えてしまうことにはなるけど。

それにさ、ミシルにしたってさ、
「侍女と赤子を殺せ」って指示出してたっけ?
わたしの記憶が曖昧なだけかな。
ミシルがチルスクに言ったように、
彼女は王を責めるために、逆に侍女を生かしておくとか、
赤子を自分の手の内で育てるとかしたほうが得策じゃない?

トンマンは、ミシルも王様もわたしを殺そうとする……って落ち込んでるけど、
王様は、殺したくなくて逃がしたんだよ~。
ミシルも別に「殺せ!」なんて言ってないはずだよ~。

わたしの思い違いかもしれないけど、
チョンミョンとユシンが勝手にあわあわしすぎじゃない?って思いました。
「もし自分だったら耐えられない……」っていうけど、
じゃあ一体どーすんの?
嘘つけないし、いつになったら話すの?
トンマンのこと、みくびってもらっちゃ困りますぜ。
ショックかもしれないが、それに耐えていける子だと、わたしは信じてるよ!
お前らが信じてやらんでどーする!

トンマンを可哀想に思うあまり、ユシン郎もめちゃめちゃ冷たくなってて逆効果!
「今、ここにいるお前が大事なんだ」といえないばっかりに、
「お前の過去になんかキョーミない。どーでもいい」とか、
ひどい台詞連発してます。

ユシン郎、まっすぐなだけじゃ、ミシルにすぐやられちゃうぞ、と心配だけど、
そういう余計な心配がよくないのかもね。
今までの人とちがって、ただまっすぐに突き進む、ユシン郎の真心が、
ミシルを倒す突破口になっていくのかも……。

それにしても今回もミシル、怖かったですね。
ソファに寄り添うチルスクの気持ちが痛いほどわかるからこそ、
あのふたりを引き離さなければならない。
「このミシルが、なんとしてもあの女からチルスクを取り返します」
涙ぐみながら、きっぱり言い切るミシル宮主。
そんな彼女を気遣わしげに見やる、夫のセジョンさん、息子のハジョン、
弟のミセンに、情人のソルォン。
複雑でしょうね、この時の心境。

まさに自分の男を盗られたかのようなミシルの反応に、
ちょっとひいてる男ども。
ミシルは女としてもプライドも高そうだから怖いよね~。
チルスクの愛情が深いとわかっているからこそ、ゆるせないのねぇ。

ユシンの縁談話が出たとき、
「まさか母上が結婚する?」ってバカ息子ハジョンが言いましたね。
セジョンさんもソルォンも、アホなこというな、みたいな顔でしたが、
何割かは、え?もしかしてマジでそうなの?まさかね?という
感情が交じっていたように思います。
息子ほどの年の男と、まだ結婚できちゃいそうな美女だし、自信家だもんね。
さすがにミシル自身も、バカなことを言うな、って顔してたけど。

結婚が早いわけだから、18才でポジョンとか生んでたとして、今40前でしょ。
それならアリかも、と思うけど、
現代人の感覚ではダメかな?(昔の人は寿命短いから)

なんにせよ、ミシルは情の濃い女なんだな~としみじみ思った。
で、ミシルにこんな風に思われるチルスクアジョッシって、
なにげにいい男なんじゃないかと思えてきた。
ソファに捧げる愛情も、深いもんね~。

そういえばソファは、病気だったの直ったの?
治療と、トンマンを見つけたおかげで目が覚めた?
あとは口がきけさえすればいいのかな。
もともと火のせいで胸が悪かったし、砂のせいで完全に声を失ったのかな。
心因性なのか?
字は……書けないのか?王宮の侍女なのに?

まあそのへんはご都合主義的かもしれないけど、
生きててよかったから不問にします。
しばらくはトンマンとは会えないんだろうなぁ。


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