いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ドリームハイ ♯ 4

2015年06月17日 | ドリームハイ
ベクヒの衣装~。
パンツはいていない人みたいじゃないですか!
ダメです!あんな短いの!
彼女がまるで、あのスター教師のコピーみたいで不愉快よ!
あなたの武器はハモりなのよ~。
でもほんと、大変身です。

《あらすじ》

ベクヒのステージはなかなかのものだった。
発表が終わると、芸術部長が特待生を紹介し、舞台へ上がれという。
彼らをおとしめて、ひいては理事長を攻撃する材料にするつもりなのだ。

負けず嫌いのヘミが意を決して登壇し、
心配したグクも続く。
しかし、フラッシュの嵐に耐えきれず、彼は舞台を降りて行ってしまった。
遅れに遅れてサムドンがあらわれたのは、その時である。
ひとり残されたヘミは、生徒たちの罵声に耐えるしかなかった。

それでも翌日から、学校へいかなくてはならない。
ヘミのイライラは最高潮。
壊れた靴にあたり、サムドンにあたる。
「あんたなんか田舎に帰れば?わたしはあんたを騙したのよ!」
玄関を出ると、グクがバイクで迎えにきていた。

「騙したなら謝れよ。怒らずに。
悲しければ泣け、怒るんじゃなくて」
みんなあんたのせいよ!わたし学校に行かなきゃならないの。
借金を返して、また夢を追いかけたい……。
ヘミの目から涙がこぼれた。
「やっぱり泣くな。女の泣き顔はかわいいのに、お前はブスになるから」
なによ、と思うヘミに、グクは言う。
「ごめんな、ごめん。行こうぜ。
お前の夢のために俺も限界まで耐えてみるよ」

学校で、早速ヘミはベクヒとぶつかる。
試験の日、理事長にもらったペンダントが支えのベクヒをヘミが馬鹿にしたのだ。
つかみ合いのケンカになり、ベクヒは人目を意識してわざと倒れ、同情を買った。
ところがペンダントを落としてしまったのだ。
偶然それを手にしたヘミは、ばかばかしいと一蹴するが、
その直後、自分たちが学校に残れることになったとグクから知らされる。
これって、本当に幸運を呼ぶペンダントなのかな?

ヘミたちの入学は、理事長の事実上の退任と引き替えだった。
彼らとオヒョクを残す代わりに、理事長は中国での建学に専念し、
芸術部長が校長として学校を取り仕切ることになる。
不安で仕方がないオヒョクだが、
彼を信じ、すべてを託してくれた理事長に応えたい。
渡された23年前の自分のノート。
そこにはあふれんばかりの情熱が記されていた。

サムドンもまた、もがいていた。
主席のジェイソンに対抗し、歌の勝負を申し込むが、きわどいところで負けてしまう。
しかし、初めて彼の本気の歌唱力を知ったヘミは驚いた。
しかも、ジェイソンと歌った歌は、知らない曲だったというのだ。
練習すればすぐ勝てるし、ださいのだって1ヶ月もすれば……。
「1ヶ月も我慢しろって?」
ヘミは機嫌良く、サムドンを連れてショッピングにまわり、様子を整えてやった。

帰り道、パパから電話があった。
久しぶりにほっとする。もうすぐ会えると約束してくれた父。
もしかして、これは本当に幸運のペンダントなのかも。
嬉しそうに電話で話すヘミを見て、サムドンも嬉しかった。

ヘミは家の前で借金取りに出会って身構えるが、
奴は機嫌良く牛肉をお裾分けだと手渡してきた。
そしてグクが、彼女のために事務所へ殴り込み、怪我をしたことを教えてくれた。
ヘミは、雪の中、グクのバイクに一生懸命傘をさしかける。
雪が積もったらよくないよね。
これはきっと、彼の大事なものだから。

戻ってきたグクは、ヘミの様子をを見てにっこり笑う。
「お前、変なやつだな」
ヘミは唐突にグクにあやまった。
「ごめんね。誤解してた。あんたはチンピラでも不良でもない。
わたし人を見る目はあるのに、今回はまちがっちゃった。
あんたは悪い奴じゃないわ」
グクは嬉しそうだ。
「聞き分けがいいんだな。これからも、怒らないで素直にあやまれ」

ヘミとグクとサムドン、そしてヘソンは、みんなでオヒョク先生の家に住むことになった。
「ずっとこんな日が続けばいいなぁ」
ヘソンの気持ちは、ヘミと同じ。これもペンダントのおかげなのかな。

翌日、ヘミはペンダントをベクヒに返そうと思った。
だが、もう少しだけ持っていたくてポケットにいれてしまった。
「あんたが盗ったんでしょ!」責めるベクヒをグクがとめて言った。
「返してやれ」
ヘミのポケットをさぐり、みんなの目の前でペンダントをベクヒに返す。
ヘミには、こんなものに頼る必要なんてない。
その様子を見て、サムドンがグクを殴りつけた。

ペンダントを失ったせいなのか、ヘミの幸運は急転直下。
彼ら特待生は、実技の授業を受けられない入試クラスに入れられてしまった。

ヘミがどうしてあのペンダントにこだわったのか。
グクはサムドンの口からきいた。
あれを持っていた日に父親から連絡があったんだ。
あの嬉しそうな顔をみたら、おまえにもわかったはずだ。
あの子は強そうに見えても、心はひよこのように弱いんだ。

グクがすこしばかり後悔していると、
ヘミが拡声器を持ってミニステージでしゃべり始めた。
月末評価でベクヒに勝つ。
そうしたら、全員にあやまってもらう。
嫌がらせもやめて。
勝てなければ、自分が嘘つきで泥棒だと認めるわ。
そしてあんたたちが何をしても耐えてやる。

「ヘミがなんだって?ひよこのように弱いって?
ちがうね。あれがヘミさ」
グクは燃え立つようなヘミの姿を見て、
満足そうに、にやりと笑った。

(つづく)

NOーーーーーー!
ヨンさま、もう退場?はやいわぁ。
でも彼がこのまま一緒にいたら、なんでも解決してくれそうですもんね。
庇護者のいない場所で頑張らねば!
わたし的には、笑顔に裏に隠された、彼の情念を見てみたかったのですが、
仕方がないですね。意外に黒そうで楽しみだったのに。
実はまっすぐな情熱家、オヒョク先生に期待しましょ。

サムドンとグクが、ヘミの王子様役を争ってる気配ですねー。
ヘミをひとり舞台に置き去りにしてしまったグク。
彼のバックグラウンドを知っている身ですけど、
さすがにそれはヤバいぞ!と焦りましたよ。

やー、ヘミとグクがくっついてほしいわけじゃないけどさー。
グクがふられたりしたら、ヤでしょ?
どっちかというと、誰が誰ともくっついたりせずにいてほしいですよ。
淡い恋心、くらいで十分じゃないですか?!
夢に向かって青春してるんですから!
リア充爆発しろ!

置き去り事件でいちじるしく評価が下がったグクくんですが、
ヘミの心の奥底を見抜いてくれて、また評価が上がりました。

ヘミが怒るのは、上手に謝れないから。
ヘミが怒るのは、泣きたい気持ちを隠してしまいたいから。

彼女はとっても感情表現がヘタなんですよ……。
そんな自分の本当の気持ちをわかってくれて、
素直になればいいよ、と受け止めてくれそうなステキ男子……。
キャー!やっぱり好き!

ところがここで、サムドンもがんばります。
入学式で文字通り遅れをとったからね。
主席のジェイソンに対抗して、ここで歌を!
初歌を!

うまいじゃん!

あげきったハードルを見事に飛び越えてました。
すごいすごい。
でも最後のジェイソンのタメがうますぎる~。
と思いきや、サムドンは初めて聞いた歌だったというね。

彼への評価は高止まりした模様。
ヘミはにこにこと洋服を選んでやり、散髪してあげてます。

余談になりますが、この髪を切ってあげるという行為は、
すごく親密な空気感を醸し出すと思ってます。
切る方も、切られる方も、お互いに特別な感情を抱くと思うし、
抱いているからこそ、そうするんだと思う。
なんだっけな~、いくつかの映画でこうした散髪シーンを観た記憶があるんですよね。
記録しておけばよかった。

あ、韓ドラだと、「ぶどう畑のあの男」でテッキがジヒョンにひげを剃ってもらってます。
散髪よりすごいかも。

散髪って、ツメを切る、耳かきする、と並ぶ、
「服を脱がずにできるグルーミング」のひとつだと思うんですよ。
そしてその無防備感において、三者は横並びですが、
絶対的に違うのは、「散髪は直接的接触がない」点だと思うんですよ。

触れてるけど触れてないような、くすぐったい接触感と、
喉笛を相手の刃物の前に差し出しているんだというゾクゾクした緊張感と、
それをゆるす信頼感。
なんかそういうのが入り交じって、
すごく甘いシーンなんじゃないかとわたしは思っちゃうんだな~。

そんなわけで、サムドンややリード。

しかもグクは、ヘミがペンダントに固執する理由を知らず、
「お前には必要ない。実力があるんだから」と、
彼女に強さを望んでしまい、結果、ヘミへのいじめをあおってしまいます。

あ~もうダメだ~。

正直このあたりでがっくり肩を落としたね。
いや、何度もいうけど、別にグクとヘミがくっついてほしいわけじゃないんだが。

ところが、最後の最後に笑ったのはやっぱりグクで。
ヘミはサムドンが思うほど、か弱い女じゃなかったのでした。

ま、グクもサムドンも、自分が見たいものをヘミに投影しているんでしょうな。

とにかくバイクの雪をはらっているヘミがいつになくいじらしくかわいくて、
グクでなくともにっこりしてしまうところ。
そしていつもツンな彼女が素直にあやまるんですから、
彼としては、守ってあげたいナイト的な気持ちと、
じゃじゃ馬娘を飼い馴らした征服感とで胸がいっぱいになったことでしょう。

「聞き分けがいいんだな」と顔を近づけたときは、
キスするのかと思った。ちょっとエロティックだったです。
きゃー!


ヘミを見る目がほんとに優しい。雪が素敵なシーン。これって本物の雪だよね?

とか言ってると、オヒョク先生のお姉さんみたいでヤなんだけど。
実人生ではそんなことおくびにも出さずに生きているので許してください。

だいたいテギョンがかっこいいのが悪いんじゃないですか。
ベクヒだってグク堕ちしかけてますでしょう?
あのダンス見ちゃったあとに、
「よかったな。もうなくさずにすむ」とか投げやりに言われちゃって。
そうかと思うと「気をつけて帰れよ」ってやさしくて。
たぶんグクは自分のことで精一杯で、無意識にあんな態度なんだと思う。
そしてペンダントをヘミからとって返してやったのも、
ベクヒのためじゃなくてヘミのためなんだよね。
そうと知ってか知らずか、ベクヒはグクに惹かれてゆく。

ヘミとベクヒはライバルだから、仕方ないんです……。


ここのダンスはもう何十回も観た。祈りにも似た、グクのダンスシーン。

そもそもペンダントは、試験の日に理事長がベクヒにくれたもの。
そして物語冒頭に出てきていた、「K」もペンダントを持っていました。
この幸運のお守りを最後に手にした人間が、あの「K」なんだと思うと、
その行方が気になりますね。
ベクヒからヘミへ、そしてふたたびベクヒの手に渡ったペンダントは、
最終的に誰のモノになるのか?
注目しながらドラマを観てゆける仕掛けで、いい小道具ですね。

月末の試験、どう評価されるのかな。
いい意味で期待を裏切り続けてきた脚本でしたが、
次はセオリーどおりに勝ってほしいなぁ。


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