映画鑑賞検定3級blog

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「ハード・ラック・ヒーロー」

2005-11-03 | 日本映画
今度公開になるV6の映画がとても気になり始めました。それに先駆けてみてみようかな、と。


最初の舞台のキックボクシングレストランを中心に、井ノ原岡田組、長野坂本組、森田三宅組の三組をそれぞれ描いたマルチストーリー。

とっても好きです、この話。
SABUさんが監督脚本とは。面白くないはずがないわ、これは。
アイドルモノとか思ってなめてましたが、SABU節炸裂。
最初の名前の出し方からすごく好きな感じなんですよ。
主人公たちがほとんど名前を呼ばないです。
一番最初にイノッチが岡田君を呼ぶ時だけかな。
だから、

ああ、三宅が~~~!長野君が~~~!

って見てればいいので、とても楽です。
むちゃくちゃ好みでした。

お話の解説はここから↓

STORY1 井ノ原&岡田
レストランで働く従業員の岡田君はキッチンのサボり組。いつもの通り息抜きにロッカーでMaruboroを一本吹かしていると、焦って助けを求めるホール担当のイノッチ。何かと思えば、タイ人の招待ボクサーが現れないらしい。変わりに岡田君がリングに上がることになるのだが・・・。

う~~ん。イノッチの演技力が・・・
岡田君が妙に上手いし、なんかすっげーカワイカッコよくって、かなりイイので、イノッチのへっぽこさが目立ちましたか

イノッチ「ごめんな、巻き込んじゃって」(正確じゃないです)
岡田君「いいっすよ、別に」

ぐっは~~~!この「いいっすよ、別に」が最高だぜぃ。
岡田ファンならずとも岡田ファンになりますよ。

それから、むちゃくちゃなムエタイの踊りが最高に笑えます。

STORY2 長野&坂本
そこに食事に来ていたサラリーマン二人組。ヤクザで、このレストランのオーナーの塩見三省と、その部下たち(SABUファミリーの寺島進&堀部圭亮)と合い席になってしまい・・・。

レーサー志望だったという設定の長野君が面白すぎる。
一番の笑いどころでした。
ファミリーである西田尚美さんが長野君の元彼女の役で出てました。
なんか一瞬二人がゲイカップルみたいに見えたんで(失礼)さすがSABUさんだな、と、感心(笑)

古田新太がまたいいところもって行くじゃないの(笑)
楽しませてくれました。

実はこの話で私を一番泣かせたのは坂本君。
サラリーマンとか、そういう人に暖かい目線というか、そういう人の仕事をキチンとちゃんとした仕事としてカッコよく描いているところが本当にSABUさんらしい。そのよさを完璧に演じていたと思うよ、坂本君。
長野君はサラリーマンにしちゃ金髪すぎだろ、って感じだったけど、坂本君の中途半端な茶髪が、かえってそれらしくて、完璧だな~~と思いました。

STORY3 森田&三宅
チンピラ風の二人は、車をぶつけてしまったことから、大きな借金を抱えて、その穴埋めのためにレストランのヤクザたちのかばんを狙う羽目になるのだけど・・・。

三宅~~死ぬな~~~

ほとんどしゃべってないけど、この子すごいわ。
なんかねぇ、泣きそうだったよ。
本当にカッコよくてかわいかった。

途中咳き込むとこなんか、本当に死んじゃうんじゃないかって思ったよ。
顔色悪いとかそういうわけじゃないのに、本当にこの子できる子だったんだね、って感じでした。

「死ぬなよ!おい!」

森田の叫びもなんだか染みたよ。

でも、森田もちょっと三宅に比べると演技力が微妙かな?とか思いましたが。
自然な役柄だった割に・・・って気がしましたが、どうでしょ?

これが一番映画らしいお話だったなぁ。
なんか、アメリカ映画だったら絶対この子達が主役だもん。
よかったですよ。

と、いうわけで、これらの話がちょくちょく絡んできて、独特のスピード感で話が展開していくわけです。

最後は取ってつけたようではありますが、なんかちょっと感動しちゃいました。

今度の映画も見に行こう・・・。

と、心の中で決定いたしました。

舞台が横浜だったようで、どっかで見たことのあるような景色が多かったのも魅力でした。
街並み取るのがうまい人だよ、本当に。

私はやっぱりSABUさんの作品好きだわ。


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