蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って7月で18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

親父の遺声

2024-03-28 18:56:23 | 徒然

今日、コンポのリモコン捜索でごそごそやっていたら、マイクロカセットが出てきた。

親父が死んだとき、愚母から受け取ったものだけれど、遺言でも入っているかと思って聞き始めたら、かなり酔った愚母の怒りの声。

従業員の慰安旅行費を親父に要求しているっぽい。

親父は録音を意識しているから、自分のことを『ボク』なんて言っちゃって可愛い。

でも内容は凄惨で、とてもテープに起こせません。

昭和59年だから、関東大震災の翌月生まれの親父は62歳、愚母は60歳。

まだまだ元気ですが、親父は右上葉切除を受けているから勢いはない。

ただ、『出すものは舌でも嫌』という親父なので、従業員慰安の費用を出し渋っているということは想像に難くありません。

ところが愚母は太っ腹だったらしい祖父(昭和16年死去)の血を引いているのか、なんでもかんでも大盤振舞いします。

例の〇塚関連となると、半狂乱になります。

まぁ、そうやって苦労したから、ハチも親父の死後のお金の使い道に制限を設けなかったのでしょうが、それにしても底の抜けた桶の如く、親父のため込んだキャッシュを一気に使い切りました。

おこぼれ?

そんなものは一銭もありませんでした。

むしろおこぼれに預かったのは、同じ屋根の下で暮らしていたハチでしょう。

なにしろ親父が死んだ2年後に店を改築と称して閉め、遊びまくっていたのですから。

再開した店へいったけれど、どこを直したのか全く不明。

ま、ヤツが相続したのですから勝手にすればいいですけれどね。

だけど三途を渡った向こう岸で、親父に折檻されることは必定、店の土地は墓じまいされた親父の実祖父の土地だったから、まさかの事が無いようにしてもらいたいものです。

明日は嵐の予報。

田原町の雨漏りが超心配です。

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