「源氏物語(下)」は、「壮年になつても、次々と女性との関係を繰り広げる光源氏が、須磨から都に戻った後、亡くなるまでの晩年を描いた」ものと言われています。
目次の「終焉」で、あの方(光源氏)がほんの少女の時から引き取り長い歳月を共にした「最愛の女性・紫の上」が亡くなりました。
長男の「夕霧」は父光源氏の「ここまで気落ちなさるとは・・」と驚き、葬儀を取り仕切り始めました。
あの方は49日間亡くなった人の魂は現世におります。寝ているときも、起きているときも、考えるのは亡き人のことばかりで、毎日涙を拭いながら経を唱えています。
が あの方が亡くなるまで、「あの方の女性関係」は相変わらず続きます。