2024年5月15-16日 韓国の信仰の友より 2024年5月15日 韓国の信仰の友より 何時も有難う御座います。 「彼らは見る目を持っていながら見ず、聞く耳を持っていながら聞かない。まことに彼らは反逆の家である」(エゼキエル12:2)。私たち人間は見たいものを見、聞きたいことを聞く性向があります。つまり、自分にとって都合のよい情報ばかりに着目しようとする確証バイアスという傾向があります。クリックの数が多ければ、それがまさに必然で真理であるかのように化けてしまう現代の社会です。多数論理で真理を見極めようとする猛毒の潜む社会となりました。今日の御言葉はこのような人間の傾向に対する主の糾弾です。イエスも糾弾しておられます。「目があっても見えないのか。耳があっても聞こえないのか」(マルコ8:18)。あなたは何を見て、何を聞いていましたか。主の御言葉は「引き延ばされず、実現されます」(25)。主の御言葉を聞きたくない思いがあるとしても、主の御言葉を見て聞いていく日々を祈り求めましょう。それが生きることです。 2024年5月16日 韓国の信仰の友より 何時も有難う御座います。 「自分の霊の赴くままに歩む愚かな預言者たちは災いだ」(エゼキエル13:3)。「自分の霊の赴くままに歩む愚かな預言者」とは誰のことでしょう。著者は彼らを「廃墟にいる山犬(シュアール)」に例えます(4)。彼らの説教の典型的な例は「平和がないのに平和だ」(10)と言いふらすもので、だから「城壁が破れてもあまり関心がない」(5)のです。職業牧師のように、官僚主義的な預言者で、自分の地位にこだわり実態もないのに美辞語句で民を安心させる誘惑の者です。結局「葡萄畑は荒らされ」(哀歌2:15)「シオンの山には狐(シュアール)が蔓延する」時代になったと、著者は嘆いているのです。13章は特に牧師たちに、主の前で聖霊に導かれて、気を引き締め直していくようと語っているような思いがします。
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