〈カルシウム〉
カルシウムとは、骨をつくるだけでなく、血液中や脳、心臓などにも存在する重要な栄養素。
しかし、毎日約300~600mgは尿や便となって体外へ出てしまい、足りないカルシウムは骨から、血液中に戻されてしまいます。
そのため、カルシウムが慢性的に不足すると骨の主成分であるカルシウムが減るので、骨がすかすかの軽石のような状態(骨粗鬆症)になる危険性が大。
その他にも、細胞膜の透過性調節、血統の運動神経、筋肉の興奮、白血球の活動、ホルモン分泌、情報伝達など多くの作用に関与しています。
カルシウムバランスが崩れてしまうと、慢性的な生活習慣病が発生してしまいます。
このバランス維持のために、他のミネラルが相互作用し、エネルギーやいくつかのホルモンを動員。
カルシウム不足になると筋肉がけいれんしたり、イライラしやすくなりますが、それは、大脳皮質の「神経伝達物質放出のスイッチを入れる」という役割に混乱がおき、情報伝達に支障が起こるから。
これが長く続くと、記憶力の低下などを招くことになる、とっても重要な栄養素なのです。