zowie et dorothee

兄貴となったZowie(ゾーィ)が語る
妹Dorothee(ドロテ)と始まった楽しい時間・・・

一路、ベルリンへ

2009-10-26 | family business

今年は東西ドイツを隔てていたベルリンの壁がなくなって20年。
この時を逃すわけにはいくまいと、念願のベルリンの街へ。

10年前、知り合った同い年のダニエラは
旧ソビエト統治下のベルリンに生まれ西側の生活を知らずに、
壁がなくなるまで何不自由なく暮らしていた。
ある日壁がなくなり、資本主義の自由社会に放り出され、
彼らが受けた驚きや差別、苦労話を聞き、
私の中で、ずっと行かなければならなかった街の一つ。
ひとつの国であったドイツが壁によって分断され、
4つの国によって統治された後、
再びドイツの首都になったベルリン。
20年の月日がベルリンをどう変えたのか、
興奮で寝不足のまま、一路ベルリンへ。


一夜明けて見たベルリンは、デカい
雲ひとつない真っ青な空を見上げて食べる
Curry Wurst(熱々ソーセージにケチャップソースとカレー粉をかけたもの)はおっいすぃ!


仕事があればここに残りたいよねぇ・・・。

しかし、1日、2日と過ぎるうち・・
高脂肪なのに野菜の少ない食事と、
10月とは思えない寒さに身体が悲鳴をあげた。
ヒ、ヒヒーン
ここベルリンの緯度は北海道と同じ北国なのです!


↑こちらは隣で80代後半のお婆さんの真似をして頼んだランチ
(ソーセージ4本、ザワークラウト、マッシュにバルサミコソース)
ぺロッと食べきったお婆さんの隣で、
私は余りの美味しさにUmmm・・と唸いたものの、
半分で完全ギブ・・

旅は、自身の無力さを目の当たりにし、
世界の大きさに悔し涙を流す事も醍醐味。

翌日からはアジアン料理で精気を養い、街を散策。


ここは日本でいうJR渋谷駅的構内と電車



そして10月3日の統一記念日!
ベルリンは11月9日のベルリンの壁崩壊の日まで
街中がお祭り気分。
ブランデンブルグ門周辺では屋台や遊園地が設置され、
フランスから「Royal de Luxe」が招かれ、
目の前でThe Little Girl Giantを見ることができたのですぅ。
ベルリンに来て、ホンとによかった・・♪

これは二日目の朝、
ベルリンの中心にある広場で夜から眠るgiant girl


目覚めた後シャワーを浴び、
着替えて靴を履き出発!!


我々大人も子供達も大興奮♪
ビデオを撮ったのですが、容量大きくて載せられないのが残念・・
フォークロア調の楽しい音楽にのせて、
赤い衣装を身にまとったフランスの大男たちが交代で
手足を動かす様は大道芸というより、アート。
(しかも皆が皆、カッコいいす!)
ひざの関節や、顔、手など体中に無数につながるヒモを
首尾よく動かす彼らと、その発想のダイナミックさに感激。
心臓の鼓動から、瞬きや口元の動きまで念密に計算され、
その見事な連携を目の当たりにした興奮でまた感動!!
!! viva France !!

午後にはブランデンブルグ門で
女の子と宇宙服のお人形が出会う予定だったが、
あまり多くの人が集まってしまった為に入場が規制され、
ブランデンブルグ門に近づくこともできずに断念。
11月9日まで壁の跡地にドミノが設置されるなど
街中が20年を記念するイベントで大賑わい♪

続いて美術館。
中でも私の一番のオススメがここ
ハンブルグ駅現代美術館


ハンブルグ駅跡の構内が現代アートの美術館に。
コレクションの質の高さとその数に圧巻。
ウォーホールのコレクションも素晴らしく、
大きい壁一面のMAO(毛沢東)が見れて大満腹
企画展も面白かったし、日本にあれば毎月通うのになぁ。
おまけに木曜日の2時以降は入場無料。





東西チェックポイント跡地に残された壁


東側から脱出を試みた人々の写真や記録、映画を上映する
チェックポイント・チャーリー博物館も
とても充実していて興味深かった。




そして唯一の贅沢、
ベルリンフィルハーモニーの演奏を聴いてきたのだぁ!
その日は指揮者としても知られるDaniel Barenboim氏のショパン。
あまりに美しい演奏にスタンディングオベーション。
拍手も鳴り止まず、
アンコールに応えて何度もステージへ戻り、
最後には、本人がピアノを閉じて
皆さんもう帰りましょう、と時計を指さしておひらき。
ベルリン最後の夜にふさわしい、素敵な時間でした。



最後にベルリンメモ。


中華のファーストフードが街中、大人気。
で、そのやきそばを食べながら歩く。
とにかく、食べ歩く人が多くてビックリ!
ケバブが町中にあり、安くて旨い。
ダンキンドーナッツも大人気。
で、太った人も多い。

食べ物が安い。
もちろん、ビールも安い。
(あれだけ大きい国だもの)
EXPRIT(ブランド)が街中にある。
なつかしぃ・・
観光客(主にドイツ人)がとにかく多い。
日本人観光客少ない。
治安はとってもよい。
電車もバスも安くて乗りやすい!
(交通の便がとてもよい)
エレベーターがとても遅い。
トイレの便座の幅が狭い。
ホテルが多い。
ネットが安い。
美術館、名所がとにかく多い。
で、疲れる。

手帳の端に残したメモを列記してみたんだけど、
何かの参考になるかしら?!


素敵な設計と配置が美しいマンション



まだまだ東西の経済格差が大きく、
東の経済が西側を圧迫し
東側では貧困や失業が多い上に、
差別も残るといわれている。
旅行者には知りえない見えない壁が
いまだ残っているのかもしれません。

南ドイツのライン川沿いの素敵な景観もドイツ、
でも、歴史の色濃い東のドイツも
ドイツを語る上ではかかせない素敵な街!
オススメです♪

で、何か仕事があれば私くしにご連絡を




ベルリンにて知る、Manu Chaoニューライブアルバム発売

!! viva Deutchland !!
viva la vida !