今年は東西ドイツを隔てていたベルリンの壁がなくなって20年。
この時を逃すわけにはいくまいと、念願のベルリンの街へ。
10年前、知り合った同い年のダニエラは
旧ソビエト統治下のベルリンに生まれ西側の生活を知らずに、
壁がなくなるまで何不自由なく暮らしていた。
ある日壁がなくなり、資本主義の自由社会に放り出され、
彼らが受けた驚きや差別、苦労話を聞き、
私の中で、ずっと行かなければならなかった街の一つ。
ひとつの国であったドイツが壁によって分断され、
4つの国によって統治された後、
再びドイツの首都になったベルリン。
20年の月日がベルリンをどう変えたのか、
興奮で寝不足のまま、一路ベルリンへ。
一夜明けて見たベルリンは、デカい
雲ひとつない真っ青な空を見上げて食べる
Curry Wurst(熱々ソーセージにケチャップソースとカレー粉をかけたもの)はおっいすぃ!
仕事があればここに残りたいよねぇ・・・。
しかし、1日、2日と過ぎるうち・・
高脂肪なのに野菜の少ない食事と、
10月とは思えない寒さに身体が悲鳴をあげた。
ヒ、ヒヒーン
ここベルリンの緯度は北海道と同じ北国なのです!
↑こちらは隣で80代後半のお婆さんの真似をして頼んだランチ
(ソーセージ4本、ザワークラウト、マッシュにバルサミコソース)
ぺロッと食べきったお婆さんの隣で、
私は余りの美味しさにUmmm・・と唸いたものの、
半分で完全ギブ・・
旅は、自身の無力さを目の当たりにし、
世界の大きさに悔し涙を流す事も醍醐味。
翌日からはアジアン料理で精気を養い、街を散策。
ここは日本でいうJR渋谷駅的構内と電車
☆
そして10月3日の統一記念日!
ベルリンは11月9日のベルリンの壁崩壊の日まで
街中がお祭り気分。
ブランデンブルグ門周辺では屋台や遊園地が設置され、
フランスから「Royal de Luxe」が招かれ、
目の前でThe Little Girl Giantを見ることができたのですぅ。
ベルリンに来て、ホンとによかった・・♪
これは二日目の朝、
ベルリンの中心にある広場で夜から眠るgiant girl
目覚めた後シャワーを浴び、
着替えて靴を履き出発!!
我々大人も子供達も大興奮♪
ビデオを撮ったのですが、容量大きくて載せられないのが残念・・
フォークロア調の楽しい音楽にのせて、
赤い衣装を身にまとったフランスの大男たちが交代で
手足を動かす様は大道芸というより、アート。
(しかも皆が皆、カッコいいす!)
ひざの関節や、顔、手など体中に無数につながるヒモを
首尾よく動かす彼らと、その発想のダイナミックさに感激。
心臓の鼓動から、瞬きや口元の動きまで念密に計算され、
その見事な連携を目の当たりにした興奮でまた感動!!
!! viva France !!
午後にはブランデンブルグ門で
女の子と宇宙服のお人形が出会う予定だったが、
あまり多くの人が集まってしまった為に入場が規制され、
ブランデンブルグ門に近づくこともできずに断念。
11月9日まで壁の跡地にドミノが設置されるなど
街中が20年を記念するイベントで大賑わい♪
続いて美術館。
中でも私の一番のオススメがここ
ハンブルグ駅現代美術館
ハンブルグ駅跡の構内が現代アートの美術館に。
コレクションの質の高さとその数に圧巻。
ウォーホールのコレクションも素晴らしく、
大きい壁一面のMAO(毛沢東)が見れて大満腹
企画展も面白かったし、日本にあれば毎月通うのになぁ。
おまけに木曜日の2時以降は入場無料。
東西チェックポイント跡地に残された壁
東側から脱出を試みた人々の写真や記録、映画を上映する
チェックポイント・チャーリー博物館も
とても充実していて興味深かった。
☆
そして唯一の贅沢、
ベルリンフィルハーモニーの演奏を聴いてきたのだぁ!
その日は指揮者としても知られるDaniel Barenboim氏のショパン。
あまりに美しい演奏にスタンディングオベーション。
拍手も鳴り止まず、
アンコールに応えて何度もステージへ戻り、
最後には、本人がピアノを閉じて
皆さんもう帰りましょう、と時計を指さしておひらき。
ベルリン最後の夜にふさわしい、素敵な時間でした。
☆
最後にベルリンメモ。
中華のファーストフードが街中、大人気。
で、そのやきそばを食べながら歩く。
とにかく、食べ歩く人が多くてビックリ!
ケバブが町中にあり、安くて旨い。
ダンキンドーナッツも大人気。
で、太った人も多い。
食べ物が安い。
もちろん、ビールも安い。
(あれだけ大きい国だもの)
EXPRIT(ブランド)が街中にある。
なつかしぃ・・
観光客(主にドイツ人)がとにかく多い。
日本人観光客少ない。
治安はとってもよい。
電車もバスも安くて乗りやすい!
(交通の便がとてもよい)
エレベーターがとても遅い。
トイレの便座の幅が狭い。
ホテルが多い。
ネットが安い。
美術館、名所がとにかく多い。
で、疲れる。
手帳の端に残したメモを列記してみたんだけど、
何かの参考になるかしら?!
素敵な設計と配置が美しいマンション
☆
まだまだ東西の経済格差が大きく、
東の経済が西側を圧迫し
東側では貧困や失業が多い上に、
差別も残るといわれている。
旅行者には知りえない見えない壁が
いまだ残っているのかもしれません。
南ドイツのライン川沿いの素敵な景観もドイツ、
でも、歴史の色濃い東のドイツも
ドイツを語る上ではかかせない素敵な街!
オススメです♪
で、何か仕事があれば私くしにご連絡を
☆
ベルリンにて知る、Manu Chaoニューライブアルバム発売
!! viva Deutchland !!
viva la vida !