今回の日記、長いっす
今日は枝廣淳子さんの講演会に行ったの。
娘2人と友達3人には豊田市参合館の図書館で待っててもらって…。
娘たち、図書館で過ごすのは至福の時間らしく、3時間半も過ごしたのに「えぇ?もう迎えに来たの?」だって(本好き、助かります)。
せっかくの講演だから、私、一番前の席でガン見です。
しかも終わってからは、優さんからの言付けを伝えに。
我ながら図々しい
私、枝廣さんと言えば、アルゴア「不都合な真実」を訳した方ってことしかしらなかったけど、ものすごい肩書きの持ち主。
環境家だし、翻訳してるし、通訳してるし、個人的&企業向けに研修も行ってたり。政治家に環境の話する人(?)だったり!
なんか、すごい人。
しかも、優さん同様、偉ぶったところがなく優しくて温かいお人柄だった~。ここが欠けてたら人としての魅力が半減しちゃうもの。安心でした。
で、話は2時間ほどだったと思うけれど、もう終わっちゃうの?もっと深く聞きたーい!!って思うほど、面白いお話でした。
話し方もおっとりと優しくて、でも芯は強く、分かり易く、たくさんの引き出しを持っている方。
尊敬します
レジュメがなくて走り書きだったから、書き落としや聞き間違いご勘弁下さい。
…
温暖化は「問題」ではなく、今の地球で起こっていることの「症状」のひとつ。
他の「症状」には生物多様性のこと…。
例えば…
◯森は保水機能を持ち、森のおかげで大雨が降っても洪水が防げている。
◯ミツバチははちみつを作ってくれるだけでなく、受粉をしてくれるおかげで私たちは野菜や果実などが食べられる。
◯森林が酸素を作ってくれるおかげで私たちは息を吸える。
なのに、私たちは、この森、ミツバチなどにお金を支払っているわけではない。
こういった、自然の植物、生物に生かされて私たちは暮らしているのに、そういった部分まで侵してしまっている(人間が自分で自分の首を絞めているようなもの)。
…
エコロジカルフットプリントの話。
世界中のひとびとが日本人のような暮らしをはじめたら、地球が約2.4コ必要。
つまり、日本人は現在の経済(消費)活動のスケールを2分の1以下に戻すことが求められる。
地球全体では(今の暮らしをするには)地球1.4個分必要だそうです。
それは、過去の遺産を食いつぶし、未来から借りている状態。
私たちは、地球の限界の範囲内で、社会を営んでいく必要があるのです。
そのためには「全体像」で見ないといけない。
たとえば、バイオ燃料をつくるために今行われていること。
熱帯雨林の伐採→自然破壊→CO2の増加
これでは意味がないよね。
…
システム思考の知恵
問題の行動パターンは、構造が生み出してる。
構造を変えない限り、人を変えても、人や自分を責めても問題は解決しない。
入門!システム思考)
↑この話って、小沢牧子さんがおっしゃってたことと似てるよなぁ~と思って聴いてたよ。
良い例が、名古屋市役所。
なんと、職員は、今まで、マイカー通勤でも自転車通勤でも同じ額の交通費をもらっていたんだけど、ある時から、マイカー通勤の人は交通費を半額に、自転車通勤の人は交通費を2倍もらえるようになり、自転車通勤の人が増えたそう。
「行動を取るとトクをして、行動を取らなければ損をする」
しくみを作ることが大事なんだね。
…
まだまだGDP(国内総生産)至上主義。
犯罪が増えたり、環境が破壊されてもGDPは増える。
GDPは幸せを計るものではない。
(育児、家事、ボランティアといった、お金には換算できない幸せもある)
ブータンのGNHについてはコチラを。
↑素敵な話だよ!
…
幸せの「脱•物質化」「脱•貨幣化」!
↑
これは私が常々思っていること。
人よりも良い暮らしがしたい、人よりも秀でたい、あのブランドものを持ちたい、お金持ちになりたい、といった欲がなくなるにつれて、私は幸せ度が増していったと思う。
でも「じゃ、不便な生活をしなきゃ」ってことではなくて
CO2を減らしても、幸せや満足度を減らす必要はないそうです。
例えば…
◯みんなで見ているテレビはCO2を出しているけれど消す必要はない
◯でも、誰もいない部屋の電気や、誰も見ていないTV、昼間の街灯などは、誰も幸せにしていないので消せばいい
といった具合。
↑
これ、分かり易い!
…
そうそう!「高速道路1,000円」により、高速の利用者は3割増になり、860万トンのCO2が排出されたそうです
…
こういう活動をしていると、「そんなもの無意味だ」「微々たるものだ」という反論が来ることがあるけれど(私も経験有り)
そういう時は「自分は温暖化を進める側なのか、離脱したいのか」と考えてみる、
やることの「効果」よりも「気持ち良さ」を大切にしよう、と考えることが大事なんだね。
…
あと、STEPと繋がってるわ!と思ったのが、「いいこと日記」をつけるといいってこと。
もし「悪いこと日記」をつけるとなると、1日の中の嫌なことを探さなくちゃいけなくて、さほど嫌だと思っていないことまで嫌だった気がして来るけれど、「いいこと日記」をつけると、意識が「いいこと」に傾く。
…
他にもたっくさんのお話をして下さいました♪
疲れたからこの辺で終わるけど
あ、これだけ付け加え。
ソーラーパネル、以前は、製造時と破棄時のCO2排出量が大きくて意味がないと言われていたけれど、今のものは大丈夫だそうです(設置後2年間で製造&破棄時に費やしたエネルギーの元が取れるそうです!)。
枝廣淳子さんの講演を聴く機会があれば、是非参加してみてね。
面白いよ
今日は枝廣淳子さんの講演会に行ったの。
娘2人と友達3人には豊田市参合館の図書館で待っててもらって…。
娘たち、図書館で過ごすのは至福の時間らしく、3時間半も過ごしたのに「えぇ?もう迎えに来たの?」だって(本好き、助かります)。
せっかくの講演だから、私、一番前の席でガン見です。
しかも終わってからは、優さんからの言付けを伝えに。
我ながら図々しい
私、枝廣さんと言えば、アルゴア「不都合な真実」を訳した方ってことしかしらなかったけど、ものすごい肩書きの持ち主。
環境家だし、翻訳してるし、通訳してるし、個人的&企業向けに研修も行ってたり。政治家に環境の話する人(?)だったり!
なんか、すごい人。
しかも、優さん同様、偉ぶったところがなく優しくて温かいお人柄だった~。ここが欠けてたら人としての魅力が半減しちゃうもの。安心でした。
で、話は2時間ほどだったと思うけれど、もう終わっちゃうの?もっと深く聞きたーい!!って思うほど、面白いお話でした。
話し方もおっとりと優しくて、でも芯は強く、分かり易く、たくさんの引き出しを持っている方。
尊敬します
レジュメがなくて走り書きだったから、書き落としや聞き間違いご勘弁下さい。
…
温暖化は「問題」ではなく、今の地球で起こっていることの「症状」のひとつ。
他の「症状」には生物多様性のこと…。
例えば…
◯森は保水機能を持ち、森のおかげで大雨が降っても洪水が防げている。
◯ミツバチははちみつを作ってくれるだけでなく、受粉をしてくれるおかげで私たちは野菜や果実などが食べられる。
◯森林が酸素を作ってくれるおかげで私たちは息を吸える。
なのに、私たちは、この森、ミツバチなどにお金を支払っているわけではない。
こういった、自然の植物、生物に生かされて私たちは暮らしているのに、そういった部分まで侵してしまっている(人間が自分で自分の首を絞めているようなもの)。
…
エコロジカルフットプリントの話。
世界中のひとびとが日本人のような暮らしをはじめたら、地球が約2.4コ必要。
つまり、日本人は現在の経済(消費)活動のスケールを2分の1以下に戻すことが求められる。
地球全体では(今の暮らしをするには)地球1.4個分必要だそうです。
それは、過去の遺産を食いつぶし、未来から借りている状態。
私たちは、地球の限界の範囲内で、社会を営んでいく必要があるのです。
そのためには「全体像」で見ないといけない。
たとえば、バイオ燃料をつくるために今行われていること。
熱帯雨林の伐採→自然破壊→CO2の増加
これでは意味がないよね。
…
システム思考の知恵
問題の行動パターンは、構造が生み出してる。
構造を変えない限り、人を変えても、人や自分を責めても問題は解決しない。
入門!システム思考)
↑この話って、小沢牧子さんがおっしゃってたことと似てるよなぁ~と思って聴いてたよ。
良い例が、名古屋市役所。
なんと、職員は、今まで、マイカー通勤でも自転車通勤でも同じ額の交通費をもらっていたんだけど、ある時から、マイカー通勤の人は交通費を半額に、自転車通勤の人は交通費を2倍もらえるようになり、自転車通勤の人が増えたそう。
「行動を取るとトクをして、行動を取らなければ損をする」
しくみを作ることが大事なんだね。
…
まだまだGDP(国内総生産)至上主義。
犯罪が増えたり、環境が破壊されてもGDPは増える。
GDPは幸せを計るものではない。
(育児、家事、ボランティアといった、お金には換算できない幸せもある)
ブータンのGNHについてはコチラを。
↑素敵な話だよ!
…
幸せの「脱•物質化」「脱•貨幣化」!
↑
これは私が常々思っていること。
人よりも良い暮らしがしたい、人よりも秀でたい、あのブランドものを持ちたい、お金持ちになりたい、といった欲がなくなるにつれて、私は幸せ度が増していったと思う。
でも「じゃ、不便な生活をしなきゃ」ってことではなくて
CO2を減らしても、幸せや満足度を減らす必要はないそうです。
例えば…
◯みんなで見ているテレビはCO2を出しているけれど消す必要はない
◯でも、誰もいない部屋の電気や、誰も見ていないTV、昼間の街灯などは、誰も幸せにしていないので消せばいい
といった具合。
↑
これ、分かり易い!
…
そうそう!「高速道路1,000円」により、高速の利用者は3割増になり、860万トンのCO2が排出されたそうです
…
こういう活動をしていると、「そんなもの無意味だ」「微々たるものだ」という反論が来ることがあるけれど(私も経験有り)
そういう時は「自分は温暖化を進める側なのか、離脱したいのか」と考えてみる、
やることの「効果」よりも「気持ち良さ」を大切にしよう、と考えることが大事なんだね。
…
あと、STEPと繋がってるわ!と思ったのが、「いいこと日記」をつけるといいってこと。
もし「悪いこと日記」をつけるとなると、1日の中の嫌なことを探さなくちゃいけなくて、さほど嫌だと思っていないことまで嫌だった気がして来るけれど、「いいこと日記」をつけると、意識が「いいこと」に傾く。
…
他にもたっくさんのお話をして下さいました♪
疲れたからこの辺で終わるけど
あ、これだけ付け加え。
ソーラーパネル、以前は、製造時と破棄時のCO2排出量が大きくて意味がないと言われていたけれど、今のものは大丈夫だそうです(設置後2年間で製造&破棄時に費やしたエネルギーの元が取れるそうです!)。
枝廣淳子さんの講演を聴く機会があれば、是非参加してみてね。
面白いよ