石ころ

家族の救いと家族の滅び(ヨシュア記7章)

 

だから、イスラエルの子らは敵の前に立つことができず、敵の前に背を見せたのだ。彼らが聖絶の者となったからである。あなたがたの中から、その聖絶の物を滅ぼし尽くしてしまわないなら、わたしはもはやあなたがたとともにはいない。(12)

 

主はヨシュアに、今イスラエルがどのような立場にあるかを知らされる。アイの戦いには主は居られず、イスラエルが「聖絶のものとなっていた」ことをヨシュアは知った。

 

世はキリスト者に相応しい所ではなく、サタンが支配を横取りしている世界であって、キリスト者には敵地である。その世に生きる時にキリスト者が最も注意を払うことは、日毎に確認することであって、神が共にいてくださるかということである。

 

神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。(ローマ8:31)

 

立て。民を聖別せよ。そしてこう言え。あなたがたは、明日のために自らを聖別しなさい。イスラエルの神、主がこう告げられるからだ。「イスラエルよ、あなたの中に聖絶の物がある。あなたがたがその聖絶の物を、あなたがたの中から取り除くまでは、敵の前に立つことができない。」(13)

 

主はヨシュアになすべきことを示された。神が共に居られるリーダーとして好評を得たばかりのヨシュアには、主を見失っていたことは思ってもみなかったであろう。

 

彼が神の民のリーダーであるためには、どれほどに主に近しく居なければならないかを学ぶ時である。それは勝利した昨日と同じことをしていれば良いのではなく、民のすべてを見ておられる主に聴き続ける必要である。

 

明日の朝、部族ごとに進み出よ。主がくじで取り分ける部族は氏族ごとに進み出、主がくじで取り分ける氏族は家族ごとに進み出、主がくじで取り分ける家族は男一人ひとり進み出よ。
聖絶の物のことでくじで取り分けられた者は、彼も彼に属するすべてのものも、火で焼かれなければならない。彼が主の契約を破ったからであり、彼がイスラエルの中で恥辱となることをしたからである。(14~15)

 

主はヨシュアに立って民を聖別せよと言われる。入り込んだ罪を直ちに取り除いて、主を急ぎ迎えなければならないのだ。
聖絶は「彼も彼の家族も」とある。罪で汚された中に、聖である神を迎えることは出来ないからである。

 

罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。(ローマ6:23)

 

如何なる人も罪の結果である永遠の滅びから救われるためには、罪なきキリストのあがないが絶対の条件である。人の死は造り主なる神に逆らった罪の結果であり、その罪をあがなうことが出来るのは、まったく罪を知らないキリストだけだからである。

 

キリストが罪人の代価として、十字架できよい命を支払ってくださり、死からよみがえられた時、新しいいのちを信仰によって頂いて、近しく我が主わが神と礼拝する者とされ、永遠に御許に生きるようになる。

 

罪をすべてあがなわれて、キリストの新しいいのちをたまわった時、三位一体の神が住んでくださるのは、罪の代価が完済されすべてが新しくなったからである。

 

アカンはヨシュアに答えた。「確かに、私はイスラエルの神、主に対して罪を犯しました。私は次のようなことをしました。
私は分捕り物の中に、シンアルの美しい外套一着と、銀二百シェケルと、重さ五十シェケルの金の延べ棒一本があるのを見て欲しくなり、それらを取りました。それらは今、私の天幕の中の地面の下に隠してあり、銀もそこにあります。」(20~21)

 

みことばを軽んじたアカンは目の欲に囚われて神に背き、神の聖と義を蔑ろにして民に滅びを持ち込んだ。その結果アイで36人の命が奪われ、神の民を敵の笑いものにしたのである。

 

人々はアカンの上に石くれの大きな山を積み上げた。今日もそのままである。主は燃える怒りを収められた。それで、その場所の名はアコルの谷と呼ばれた。今日もそうである。(26)

 

アカンは家族ともに葬り去られた。主の祝福は家族の命を救うが、反抗する罪の結果も家族に及ぶ。

今はアカンのように即座に死ぬわけではなくても、キリストを知ったひとりが、キリストによる救いを受けるか、拒絶するかによって、家族に永遠のいのちの祝福をもたらせるか、滅びをもたらせることになるか、という責任を負っているのである。

 

主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。(使徒16:31)


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