2013.08.30 Fri 20.15.21
ふっと頭に浮かんだので――メロディーというか印象の断片のようなものが――調べた。
(憶えていたのは出身地名と番組名。それで検索→曲名と歌手名を確認→動画検索)
http://www.youtube.com/watch?v=BedDbZgUv6M
1年かそれ以上前の寒い時期に聴いていたように(台所のラジオで)思ったんだけれども、
今年の2,3月放送、とあるから、実際はそうなんだろうと思う(思うしかない)。
1番は声。
旋律は2番目。
歌詞はジジイとしては多少距離感があるか。
だが若い人にはいい〔響くものがある〕かもしれないと思う。
歌い手 城南海 きずきみなみ さんの出身がNの出身とリンクする、
ということからくる親近感はある(強い)。
が、とにかく声。
たぶん地元の民謡を通過しているに違いない(例:裏声――かすかに割れ気味、しゃがれ気味、だが決して破たんしない、独特)
あくまで素直・素朴
のびやかで
やや細めの
たおやかで
勁い(天性の勁さの上に歌い込みで後天的に鍛えられたものと思う)
その声、歌唱が素晴らしい。
フルバージョンの動画も聴けるけれども、こっちのほうがいいと思った。
断片であることのよさ〔素っ気なさ、いさぎよさ、もどかしさ、余韻?〕、
子どものコーラスが聞こえる、
アニメ、とくに暗転前〔0:28から最後まで〕の花樹の画像(テレビじゃこんなんなってんだ〔なんと本格的〕、と思った)、
他。
フルバージョン:http://www.youtube.com/watch?v=hgkJ-OAKvPk
(↑
わたしなら、アカペラでプロデュースする。
でなければ、伴奏・間奏は最小限に抑え、
楽器は古楽器たとえば西洋ルネサンス・バロックの古楽器を、ただし扱いはあくまで限定的、軽く、明るく、アカデミックな重苦しさなどが入り込まないように注意しながら使う、
という手もある。
結果、素朴+野生+モダン・普遍的なしっとりとした抒情、を醸し出せるはず。)
書きかけ
ブレス音も(この人の場合)歌唱の一部。
清新でエロティーク。
と書いて気付いたこと:
息(づかい)・呼吸に意味がある。
息遣いが言葉・詞に気を込める、息遣いによって気がこもる。
単語や文節をつながり・まとまりの中で句や文として見ると、
作詞上日本語表現として不整合ということが時にあるかもしれないとしても、
息遣いのせいで、
そんな不整合を(遥かに)超えて
ひとつひとつの(単)語や文節が独特の気・力を帯びる。
息は音節・単語・文節を調音・発声する際のノイズ〔仏語 bruit〕となって現れ
そのノイズが音節・単語・文節に樂音または音楽としての意味、陰影、力を与え
同時に音節・単語・文節に言葉としての意味、陰影、力を与える
不思議な現象、快、美
息の力
英語 spirit 気、魂、霊 の語源 ラテン語 spiritus 息・呼吸
息が言霊を引き出す
つまりこのひとのかなめ・美質は声と息遣い。
天性の美声と、息遣いの上に成り立つ歌唱。
天性の美声、民謡で培った表現の構え、心身の技はいわば自然の産物、恵み
これと 聴き手:現代都市生活(者)の文化 とのすり合わせ。
簡単にはいかないか。
が、島唄に音楽としての普遍性があるなら、
外部・非島唄的要素と葛藤を含みつつ交流を重ね、結果融和し、
そこから普遍性ある新しい音楽を生み出す
ということは可能なはず。
基本は楽曲。
オリジナルにしてもカバーにしても、どんな楽曲とめぐり会うか。
僥倖を祈る(祈り続ける)のみ。
合わせて ねばりも。
千の風 を聴いてみたい。
ピアノ、ギター、オーケストラなど完全調律楽器の伴奏はなしで。
三味線の渋さを避けるなら、バンジョー、西洋古楽器などの伴奏で。
できれば(限りなく)アカペラ(に近いかたち)で。
淡々と、切々と、不思議な勁さと明るさで、
ごく自然、この歌のあるべき姿で、歌ってくれるだろうと期待したい。
ふっと頭に浮かんだので――メロディーというか印象の断片のようなものが――調べた。
(憶えていたのは出身地名と番組名。それで検索→曲名と歌手名を確認→動画検索)
http://www.youtube.com/watch?v=BedDbZgUv6M
1年かそれ以上前の寒い時期に聴いていたように(台所のラジオで)思ったんだけれども、
今年の2,3月放送、とあるから、実際はそうなんだろうと思う(思うしかない)。
1番は声。
旋律は2番目。
歌詞はジジイとしては多少距離感があるか。
だが若い人にはいい〔響くものがある〕かもしれないと思う。
歌い手 城南海 きずきみなみ さんの出身がNの出身とリンクする、
ということからくる親近感はある(強い)。
が、とにかく声。
たぶん地元の民謡を通過しているに違いない(例:裏声――かすかに割れ気味、しゃがれ気味、だが決して破たんしない、独特)
あくまで素直・素朴
のびやかで
やや細めの
たおやかで
勁い(天性の勁さの上に歌い込みで後天的に鍛えられたものと思う)
その声、歌唱が素晴らしい。
フルバージョンの動画も聴けるけれども、こっちのほうがいいと思った。
断片であることのよさ〔素っ気なさ、いさぎよさ、もどかしさ、余韻?〕、
子どものコーラスが聞こえる、
アニメ、とくに暗転前〔0:28から最後まで〕の花樹の画像(テレビじゃこんなんなってんだ〔なんと本格的〕、と思った)、
他。
フルバージョン:http://www.youtube.com/watch?v=hgkJ-OAKvPk
(↑
わたしなら、アカペラでプロデュースする。
でなければ、伴奏・間奏は最小限に抑え、
楽器は古楽器たとえば西洋ルネサンス・バロックの古楽器を、ただし扱いはあくまで限定的、軽く、明るく、アカデミックな重苦しさなどが入り込まないように注意しながら使う、
という手もある。
結果、素朴+野生+モダン・普遍的なしっとりとした抒情、を醸し出せるはず。)
書きかけ
ブレス音も(この人の場合)歌唱の一部。
清新でエロティーク。
と書いて気付いたこと:
息(づかい)・呼吸に意味がある。
息遣いが言葉・詞に気を込める、息遣いによって気がこもる。
単語や文節をつながり・まとまりの中で句や文として見ると、
作詞上日本語表現として不整合ということが時にあるかもしれないとしても、
息遣いのせいで、
そんな不整合を(遥かに)超えて
ひとつひとつの(単)語や文節が独特の気・力を帯びる。
息は音節・単語・文節を調音・発声する際のノイズ〔仏語 bruit〕となって現れ
そのノイズが音節・単語・文節に樂音または音楽としての意味、陰影、力を与え
同時に音節・単語・文節に言葉としての意味、陰影、力を与える
不思議な現象、快、美
息の力
英語 spirit 気、魂、霊 の語源 ラテン語 spiritus 息・呼吸
息が言霊を引き出す
つまりこのひとのかなめ・美質は声と息遣い。
天性の美声と、息遣いの上に成り立つ歌唱。
天性の美声、民謡で培った表現の構え、心身の技はいわば自然の産物、恵み
これと 聴き手:現代都市生活(者)の文化 とのすり合わせ。
簡単にはいかないか。
が、島唄に音楽としての普遍性があるなら、
外部・非島唄的要素と葛藤を含みつつ交流を重ね、結果融和し、
そこから普遍性ある新しい音楽を生み出す
ということは可能なはず。
基本は楽曲。
オリジナルにしてもカバーにしても、どんな楽曲とめぐり会うか。
僥倖を祈る(祈り続ける)のみ。
合わせて ねばりも。
千の風 を聴いてみたい。
ピアノ、ギター、オーケストラなど完全調律楽器の伴奏はなしで。
三味線の渋さを避けるなら、バンジョー、西洋古楽器などの伴奏で。
できれば(限りなく)アカペラ(に近いかたち)で。
淡々と、切々と、不思議な勁さと明るさで、
ごく自然、この歌のあるべき姿で、歌ってくれるだろうと期待したい。