ポルトガル満腹レシピ

ポルトガルのリスボン・・・の郊外にホームステイ。教えてもらったポルトガルの家庭料理を紹介。

ソパ・アレンテジャーナ(アレンテージョ風スープ)

2011年05月23日 | レシピ
Sopa Alentejana(ソパ・アレンテジャーナ)

“アレンテージョ”は地名。ポルトガル中央から南に広がる穀倉地帯、語源は“テージョ川の向こう”。“アレンテジャーナ”は“アレンテージョの”という意味。

材料:10人分以上?
Feijao(フェイジャォン)= 豆 (今回使ったものは、うずら豆風)
Sal(サル)= 塩 大さじ1
Azeite(アゼイトゥ)= オリーブ油 大さじ3~4

Couve Portuguesa(コーヴ・ポルトゥゲーザ)= ポルトガルキャベツ(ケールの一種)1株
Coentros(コエントロシュ)= コリアンダー 1束
Sal(サル)= あら塩 大さじ半分 
Alho(アーリョ)= にんにく4~5片
Farinha de trigo(ファリーニャ・デ・トリゴ)= 小麦粉 半カップ
Azeite(アゼイトゥ)= オリーブ油 100ml


まず、乾物のフェイジャォン(豆)を煮ます。

フェイジャオンのふやかしかたには2通りあるそうです。
①一晩水に浸けて翌日調理する。
②鍋で水から茹で、沸騰したら、水で冷やす。

今回は②で。
普通の鍋(圧力鍋ではない)を使い、たっぷりの水で茹でます。

この写真は加熱前ですね。

水から20分ほど茹で、ザルにあげ、流水でよく洗い冷やす。
圧力鍋に入れ替え、たっぷりの水、塩(大さじ1)、オリーブ油(大さじ3~4)。を加え、圧力をかけて加熱。


圧力なべで25~30分加熱。


はい。柔らかく煮えました。
(実際には、豆を煮ている間に他の材料の下ごしらえをしています)


下ごしらえ:その1
コーヴ・ボルトゥゲーザを一株ざく切り。硬い芯は取る。

葉が白菜より大きい。育ち過ぎに見えてしまうが、こういうもの。

どんなものかというと・・・ 店頭で撮った写真がこちら↓↓↓。

日本の感覚で見てしまうと、右のある野菜がキャベツ、左のは一体何? と思うかもしれませんが、この左にあるのがコーヴ・ポルトゥゲーザ(ポルトガル・キャベツ)なのです。ちなみに右のは“Couve coraçao de boi(コーヴ・コラサォン・デ・ボイ)”という種類のキャベツ。 

ともかく、このコーヴ・ポルトゥゲーザをザクザクを切ってしまいます。

たらいにいっぱい。


下ごしらえ:その2


コエントロシュ(コリアンダー)と、塩(あら塩)大1/2、ニンニク4~5片をすり鉢(ミル)で叩き潰す。


コエントロシュ(コリアンダー)です。ポルトガル料理には良く使います。


木のすり鉢は70年以上使っているという、年代物。


こんな感じ。


下ごしらえ:その3
小麦粉カップ1/2を水で溶いて用意。



さて、
フェイジャオン(豆)が柔らかくなったら、ざく切りにしておいたコーヴ・ボルトゥゲーザを投入。


さらにたっぷりの水を加える。

蓋をして加熱。

沸騰したら、潰しておいたコエントロシュ(下ごしらえ:その2)を加える。
さらに塩(適宜)、オリーブ油(100ml位)を加える。

中火で煮込む。

水で溶いた小麦粉(下ごしらえ:その3)を加える。

塩で味を調え、さらに30分煮込む。

トータルで2時間煮込みました。


完成!!
相当煮込んでいるのに、豆もキャベツも原型をとどめています。この味は日本のキャベツでは再現出来ないだろうなぁ・・・。現地に行く機会があったら、ぜひ本物の味を試して頂きたいです。

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