あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

ドイツの観客のクオリティーの高さ

2005-06-30 14:54:49 | サッカー
 今回のコンフェデの大会で、日本代表の健闘やロナウジーニョの素晴らしさの他に一番印象に残っていることは、各スタジアムの雰囲気のよさである。さすがにサッカー大国だけあって観客がサッカーをよく知っている。ブーイングや拍手のタイミングも素晴らしく、ゴールシーンだけでなく、よいプレー、よい攻撃だけでなく、よい守備にも必ず拍手が送られていた。(ドイツ戦となるとさすがに自国びいきになっていたと思うが、)こういうのを見ると、日本のスタジアムの観客は、まだまだだなと思ってしまう。よい守備や地味なプレーが正当に評価されると、選手のやる気も違って来るだろうし、本当にうらやましい環境だと思った。ラフプレーの多い、アルゼンチンの選手はブーイングを受けてたしね。

日本のサッカーはおもしろい!

2005-06-28 00:46:37 | サッカー
 コンフェデの日本ーブラジル戦を見て、その後、そんなに熱心に見たわけではないけれど、コンフェデの準決勝二試合、ブラジルードイツ、アルゼンチンーメキシコ戦を見て思ったのは、「日本のサッカーって面白い!」という感想だった。
 残念ながら、準決勝の二試合は、どちらも見ていて面白いと言えるような試合ではなかった。ドイツーブラジル戦のドイツの二点目のPKは明らかにホームアドバンテージと思えるようなジャッジだったし、全体的にブラジルに辛いなあと思うようなジャッジだったし・・。ドイツからは日韓の時のような迫力が感じられなかった。
 メキシコーアルゼンチンも、メキシコの固い守備と、アルゼンチンのダーティさが、がっぷり組んでしまって、見ていて何か重苦しい試合だった。こういう試合を見せられると、日本ーブラジル戦の日本の戦い振りがもっと評価されてもいいかなと思う。しかし、それもブラジルという、相撲で言えば横綱相撲のような、きちんと勝負してくれる相手だからできたということもあると思うし、だから、ドイツやアルゼンチン相手に日本がどこまでやれるか見てみたかったとも思う。駄目なら駄目で修正点が見つかったと思うし。アルゼンチンとは日本は相性悪いし、ドイツもこの間やられたしね。そういう相手との試合も見てみたかった。
 でも、やはりアルゼンチンやドイツのようなサッカーより日本やブラジルのサッカーが好きだなと思う。

コンフェデ、ブラジル戦

2005-06-23 11:16:14 | サッカー
 いやあ、なかなか面白い、いい試合でした。今までの対ブラジル戦のなかでは一番よかったと思います。加地のシュートが認められてればなあ、メキシコ戦引き分けてればなあという感じですね。惜しかった・・。

 得点した選手(中村、大黒)は誉められると思いますが、この試合でも加地がよかった。田中の守備もよかった。ジーコの後半頭からの大黒、中田浩二の投入という選手交代もよかったと思う。中田浩二が入って守備が安定したと思う。
 日本の失点は、「ブラジルだからね~」あるいは「ロナウジーニョ凄いね」と言うしかないですね。カカとアドリアーノの調子がいまひとつで助かった気もしますが、やっぱり、ロナウジーニョの動きは凄いというか、素晴らしいというか・・・。

 今日の試合、日本は頑張って、日本らしさをある程度出せていたし、コンフェデ三試合を通して、チーム全体が成長したと思う。(特に守備。)今日の試合で、思ったのは、中田や福西のミドルが枠にいくようになれば、相手にとっては嫌な脅威になるんでは、ということです。

 兎に角、ベンゲルも今日の日本を誉めてましたし、私も楽しめました。「日本、よくやった」でも、「ロナウジーニョ凄い!」

コンフェデ、ギリシャ戦

2005-06-20 02:15:51 | サッカー
 ギリシャからは、メキシコに感じたような怖さが感じられなかった。中盤であまりプレスをかけてこないので、日本は前半からチャンスをかなり作れたが、柳沢、玉田ともシュートが枠にいかず、いらいらしたまま前半を終わる。後半になっても、ギリシャの攻撃にはあまり脅威を感じなかったので、大黒のゴールが決まった時も、ほっとはしたが、すごくうれしいというほどでもなかった・・。それだけ、守備がまずまず機能していたということか。メキシコ戦での課題が修正されたのかもしれない。(ただ、メキシコ相手なら失点していたな、と思うシーンは何回かあった。)選手交代で遠藤が入ってきた時、中田トップ下かと一瞬不安になったが、中田はボランチのままだったのもよかったと思う。しかし、前半の出来であれば、大黒様を待つまでも無く、3-0ぐらいの点差で勝たなければという気がする。柳沢は少し疲れてきたかと言う感じだったが、玉田の場合は焦りがあるのだろうか。

 それにしても、メキシコはブラジルに勝って、決勝トーナメント行きを決めたみたいで、日本戦で感じたあの強さはやっぱり本物だったなという感じですが、ブラジルと残り1枠を争うというのは、かなりきつい状況ですね。メキシコと引き分けてればと言う気もしますが・・。日本の場合はブラジルに勝たないと駄目みたいだし。ブラジルはギリシャに楽勝して油断してしまったのだろうか。実力から行けば、グループ3位は順当なのでしょうが・・。

中村発言&中田のポジション

2005-06-19 00:30:53 | サッカー
 メキシコ戦の中村の出来が、そのフィジカルの弱さが目立っていたこともあって、試合後の中田批判とも取れるマスコミへの発言がスポーツ紙とかに掲載されたこととも合わせて、批判されたり、叩かれているみたいだが、マスコミにしゃべってしまうことはともかくとして、中村の言っていることにも一理あるなという気がしている。メキシコ戦の前半のプレーは、確かに、フィジカルの弱さばかり目立ってしまっていたが、日本が1-1のスコアで終われたということは、中村もチームの一員として、自分には向いてない仕事と思いながらもバランスを取りながらプレーをしていた結果としては評価するべきだと思う。批判されるべきは、中村にジーニャのマークを任せた者だろう。
 そして、前の記事でも書いたけれど、現状では、決定力、フィニッシュの正確さでは、小笠原のほうが中田よりはあると思うので、中村の言うように、中田はボランチとして、中村と小笠原の後ろで試合をコントロールするような仕事に徹したほうがいいのではと思う。まあ、でも試合後にマスコミに対して不満を漏らすのはちょっと”へたれ”だなとは思うけれど、中田のほうに、直接言っていきにくい雰囲気がある、あるいは言っても聞いてくれないと思わせてしまうところがあるのは事実だろう。そういう時は、苦手でしょうが、中田のほうから歩み寄って行ってほしいと思う。メキシコ戦後のインタビューでは、もうあまりいろいろ意見を言わない、各自が自分で問題点に気付いてほしい、などと言っていて嫌われ役に疲れたのかもしれないが、やっぱり、チームプレーでそんなに突き放してはまずいでしょうと思う。苦手でしょうが・・。ヒデメールなどを見ると、中田本人は、トップ下のプレーをやりたがっているみたいなのだが、年下の意見も聞いて、話し合ってやっていかないと、チームがばらばらになる危険性もあると思う。

 個人的には、鈴木を先発で使ってほしい気がするが、今のところ、その見込みは無さそうだが。地元ドイツの新聞で日本ちっちゃい、ちっちゃいと言われているみたいなので・・。少なくとも、メキシコ戦(特に後半)の課題は修正して望んでほしいと思う。

 玉田と柳沢のツートップですか・・。守備がどれだけ機能するかですよね。 

コンフェデ、メキシコ戦

2005-06-17 03:18:12 | サッカー
 柳沢のゴールまでは、良かったんですが・・・。2-1での負けは妥当な結果かな・・。
 世界は、そう簡単には勝たしてくれないですね。
 
 失点シーンは、シュートに行くまでのプレスが甘い、(中田の)足が止まっていると思って見ていたら、やっぱりやられてしまった。ファウル覚悟で止めに行かねば・・。メキシコは高地なので、スタミナがすごいんだろうか。最後までスピードが落ちなかった。
 
 交代は、どうだったでしょうか。
 大黒と玉田を入れたのはわかるが、 稲本は残念ながら、やっぱり、あまり機能してなかったと言うか、はっきり言ってゲーム的にマイナスでしかない投入だったと思う。守備のバランスが崩れた感がある。名前だけで稲本を投入するのは止めたほうがよいと思う。柳沢は、よかったと思うが、あと一点決めてくれれば・・。小笠原は残すべきだったと思う。現時点での決定力は小笠原>中田だと思う。今日の交代はよくなかった感のほうが多かったと言うしかない。それにしても、日本のディフェンスは何のプレッシャーもかけずに簡単に相手にシュートを打たせすぎ!選手の疲れもあるのかもしれないが。これは、ブラジル戦は覚悟しなければ・・。

 個人的には、ベンゲルの解説が聞けてよかったです。日本の攻撃は、ベンゲルが言っていたように、「大きな連結性が少し(かなり?)欠けていた」と思うので、攻撃のオーガニゼイションが自然と出て来るように繰り返し練習してほしい。そうなるためには、色々な攻撃パターンの反復練習しかないと思う。あと、メキシコの一点目のようなミドルを決められる選手がいればなあと思う。そして、守備では「中盤で相手に自由をあたえすぎ」(by ベンゲル)という問題がある。

 それにしても、ポプラの綿毛は、思ったよりひどかったですね。あれほどとは・・。日本の選手のコンディションが悪いように見えたのは、花粉症のせいも多少はあったのだろうか。

 ※少し加筆しました。

松井と大久保

2005-06-13 15:56:04 | サッカー
 日本代表がW杯予選を突破してから、このふたりを代表に呼べという声をよく聞くようになった松井と大久保であるが、アテネオリンピック代表チームが、史上最強とか言われてサッカーファンの期待を集めていた頃、松井、大久保、石川あたりの選手を注目して見ていた時期があった。そして、石川は置いといて、彼らに少なからず失望して、松井と大久保両選手とも、私の視界の外へ段々と外れていった。

 まず、大久保。マジョルカで結果を出したのは評価できると思うが、何故か代表ではノーゴール。代表デビューした頃は、強豪ばかりとの対戦で、残念ながら老練なDFに軽くあしらわれていた感じだった。その後もオフサイドでノーゴールになったり、退場になったり、きわめつけは、去年のドイツ戦、持ちすぎから、簡単に相手にボールを奪われて、日本の3失点目の起点となってしまうという、かなり監督の印象を悪くするミスを犯してしまった。オフサイドの判定などでゴールを取り消されたこともあったので、ツイテナイだけ、というひともいるが、強豪相手には、明らかに通じてなかった。彼はレベル的には代表入りしてもおかしくないレベルではあると思うが、彼の問題は、一から十までメンタルだと思う。ひと言で言うならば子どもっぽ過ぎる。その子どもっぽさが代表で結果を出せない一番の原因だと思う。そして、それを象徴していたのが、ドイツ戦のプレーだった。私的には、インタビューで、ベッカムにスラングを言ったことを自慢気にしゃべったりするのはちょっとと思ってしまう。試合中はそういうのもあるだろうと思うけれど、そのことを自慢するのは、やっぱり子どもっぽ過ぎるとしか言いようがない。

 そして、大久保とともに、アテネ世代のホープとも言える松井。こちらもフランスのルマンで結果を出している。彼は、この世代で小野クラスの期待を集めてる選手だと思うが、私が興味を失ってしまったのは、まず、所属していた京都が絶不調でJ2落ちしてしまったこと。そして、アテネオリンピックの惨敗。何となく、そのテクニックに小野と同じ匂いを感じる。つまり、松井も小野もテクニック的には、中田よりも巧いが、(松井の場合は、きらびやかとでも言いたいようなテクニックの持ち主だと思うが)、チーム内で、中田ほどの求心力を発揮するタイプではない。まあ、そういうのも、極めれば凄くなりそうな気はするし、ルマンの松井のことは知らないので(成長しているとは思うが)、これは私の好みの領域になって来ると思うのだが、そういう必要以上にきらびやかなテクニックはあまり好きではないのだ。

 まあ、これはあくまでも私の意見好みなので、これから先の彼らのがんばり如何では、呼ばれる可能性も大いにありとは思うが、’06で彼らがレギュラー、先発といった図は、私には、今の所思い浮かばない。

 あの、ダバディー氏が彼のブログで松井を組み込んだ、斬新なフォーメーションを紹介していますが、果たしてどうなんでしょね。私の好みでは、このフォメは、おもしろいけれど、サッカーエリートばっかりでつまらない気もするんですよね・・。
 

閑話休題 「FWが点を取らないといけないか?」

2005-06-10 15:26:43 | サッカー
 残念ながら、ヨハン・クライフの現役時のプレーは、見たことがない。しかし、私がサッカーファンになったルーツとも言えるチーム’78のW杯アルゼンチン大会のオランダ代表チームは、その殆どの選手が、クライフと’74の西独大会を戦ったメンバーだったので’74のチームほどではないにせよクライフの精神が残っていたチームだったと思う。そして、もうひとつあげるとするならば、現日本代表監督ジーコがいた80年代初めのブラジル代表チーム。黄金のカルテットと呼ばれたジーコ、ソクラテス、ファルカン、セレーゾからなる中盤が見せてくれた芸術的なサッカー!私の中では、未だに、この2チームを超えるチームは現われていない。そして、それを見た時の衝撃と言う点では、’78のオランダ代表チームを超えるチームには出遭っていない。私は、もう一度’78のオランダ代表のサッカーを見たいという一心でサッカーを見続けていると言える。

 クライフは、その「トータルフットボール」と呼ばれた自分達のサッカーのシステムのことを、『規律のあるカオス』と呼んでいた。(「ヨハンクライフ スペクタクルがフットボールを変える」より)―または、そのユニフォームの色から「時計じかけのオレンジ」とも呼ばれていたようだ―イマジネーションにあふれ、芸術的で見ていて本当に楽しいサッカーだった。そして、その後、ジーコたちのサンバのリズムに乗って攻撃を仕掛けていく、絵のようなダンスのような、これも見ていて楽しいサッカーが来て、でも、オランダは西ドイツとアルゼンチンに、ブラジルはイタリアに負け、その後に来たのは、マラドーナひとりがいれば勝ってしまうといったアルゼンチンとカテナッチオのイタリアの、私には退屈な時代だった。そして、現在のスーパースターたちのスーパープレーや世界の強豪国のナショナルチームを見ても、いややっぱりあのチームのほうが凄かったと思っている私がいる。

 で、タイトルの「FWが点を取らないといけないか?」だけれど、昨今の日本代表FWの得点力不足にばかり焦点を合わせた報道やサポーターの声などを聞いて思ったのだけれど、”私のドリームチーム”’78のオランダ代表チームは、FWが得点するなんてことに拘るなんてとでも言う風に、色んな選手が色んなポジションから色々なゴールを毎試合決めていた。ジーコのブラジルも一番のゴールゲッターは、MFのジーコだったしね。私から見てこういう「FWはゴールだけすればいい」という強迫観念のような考え方は、攻撃を枠にはめ、サッカーをつまらなくしている元凶のような気がしているのですが。「FWまたノーゴール」ってね、○○のひとつ覚えのようにゴールの無かったフォワードを叩く前にもっと考えることがあるやろと思う。そして、ジーコもクライフのサッカーの影響は受けているはずだし、自らのプレーの経験も生かして、日本代表に何らかのプラスアルファとなるものを与えてくれるはずと私は楽観的に考えてみるのですが・・。FWのノーゴールをカウントすることが意味のない事だと言う事が、バーレーン戦の柳沢の活躍を見てればわかると思うのですが。(「FWはゴールしないと」という北朝鮮戦前の柳沢発言は多分にそういう世論が言わせたもののように思う。「どうせゴールしか評価しないんでしょっ」て言いたいような。)

 でも、スポーツニュースでちらっと見た韓国のパク・チソンの動きは凄かった。やっぱり、ヒディングの教えがいいのだろうか。身体はそんなに大きくないのにダイナミックと言うか・・・。

祝、突破!!

2005-06-08 23:51:10 | サッカー
 ドイツ行きのチケットゲットおめでとう!

 ふーっ、でも、突破してしまえば、案外あっけなかったですね。試合も、練習試合みたいな感じで、いまひとつ盛り上がりに欠けたし。(選手的にはよかったのかどうなのかわからないが。)考えてみれば、やっぱり韓国が別グループなのが大きいですね。韓国と予選を戦っていた頃の、がけっぷちに追い詰められるような緊張感は、今回の予選は無かった気はします。今になってみればですが、怖かったのはイランだけだったし。キリンカップでの敗戦がよい勉強になったのではという気もします。

 次は、コンフェデ杯ですね。これで、サッカーを楽しんで見れる!

 うれしいような、物足りないような・・・。プレーオフにまでもつれ込まなくてよかったとは思うけれど・・。

一難去って・・・

2005-06-06 17:58:11 | サッカー
 バーレーン戦の出来から見れば余裕の北朝鮮戦となるはずだったのに、どうもそう簡単にはいかないようで・・。仏大会の予選の時ほどではないけれど、やっぱり最後まではらはらし続けないといけないのだろうか。

 敵は、スコールと、荒れたピッチと、「バーレーン戦の審判」だったですね。ああ、こういう時こそ中田の落ち着きが効くのに・・・。ほんとうにもう~っ、あの審判!!!中澤も出れないとなると、さらにはらはら度アップの予感が。

 とにかく、純粋にスポーツの試合として、よい試合ができるよう、ラフプレーなどで怪我する選手が出ないことを、そして勿論、ドイツ行きの切符を手に入れることを祈ってます!