石山詣で-石山寺・最終-

2013-10-12 22:15:58 | 歴史あるトコ-滋賀

滋賀県大津市。

西国三十三観音霊場 石光山石山寺

(前回の記事→ 1  2  3 )

 

グルッと1周しました。

 

で・・・・いろんなトコに、石塔があるんです。


紫式部の供養塔に、芭蕉の句碑、

 

 源頼朝、亀谷禅尼の供養塔・・・・

っていうか、亀谷禅尼って・・・・・誰?(笑)

どうやら、頼朝の乳母のようです。

 

めかくし石に、

ほんと、石塔だらけでした(笑)

 

 

この石山寺はいろいろな文学作品に登場します。

更級日記・蜻蛉日記、枕草子・・・・etc

紫式部や松尾芭蕉、島崎藤村などもこの地を訪れています。

 

 

この寺の創建は「石山寺縁起絵巻」によると、聖武天皇の発願

天平19年(747年)に聖徳太子の念持仏であった如意輪観音を、

この地に祀ったのがはじまりだそうです。

聖武天皇が東大寺大仏を作るため、大量の黄金を必要としていました。

そこで良弁(東大寺別当)が夢のお告げに従い、石山の地を訪れます。

良弁は岩の上に聖徳太子念持仏を安置し、草庵を建てると程なく、

陸奥国から黄金が産出されたそうです。

如意輪観音像を覆うように堂を建てたのが石山寺の草創といわれ、

天平宝字5年(761年)には「造石山寺所」という役所が

堂宇を拡張、伽藍の整備を行います。

石山寺の造営は国家的事業として進められ、

本尊の塑造如意輪観音像と脇侍の金剛蔵王像、執金剛神像が制作され、

本尊の胎内に聖徳太子念持仏の6寸如意輪観音像を納めたといいます。

 

奈良時代から続く石山寺は、数多くの参詣者が訪れ、兵火にも遭わなかったため、

建造物、仏像、経典、文書などの貴重な文化財が数多く残っているのです。

 

歴史好きはもちろん、古典好きの人にとっても楽しめる寺。

 

 

今から紅葉の時期。

この景色・・・どのように変わるのか・・・楽しみですね。

 

 

 

一度、行ってみて

滋賀県大津市  石光山石山寺

 



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