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EXPED Hammock 集中講座(最終回) - その9 寒い夜の凌ぎ方(タープ編)

EXPED Hammockは日帰りハイキングやオーバーナイトのハイキングに活用できる携帯型ハンモックだ。

適当な木立さえあれば簡単に短時間で設営できる。足場が悪くても、地面が濡れていても関係なく使える。ソファーになったり、ベッドになったり、汗をかいたり汚れても気軽に洗濯できる。これを持っているだけでハイキングの楽しみがぐっと広がる。

AXESQUINが提唱する低山の楽しみ方「凌」、「シノギング」に相性抜群の道具でもある。
そんなEXPED Hammockの使い方をシリーズで紹介する。


寒い夜の凌ぎ方
タープ
タープは雨風からハンモックを守る自在な道具である。
比較的気温の高い時期であれば軽量なEXPED SOLO TARP(300×190cm)で充分だが、寒さの厳しい時期には面積の大きいEXPED SCOUT TARP EXTREME(350×290cm)があると安心だ。
天候が安定しているときにはウィング部を開いて設営すれば解放感も出るし前室も広く確保できる。
たとえ雨が降ってもタープの下で小さな焚火ができる。
ハンモックは寝ると沈むのでそれを計算してタープも低めに張る。


風雨が強い場合や雪の場合にはウィングを閉じて遮蔽性を高めよう。
ウィングを閉じるだけで寒気が入り込みにくくなる。


ウィングを閉じる場合にはペグをタープに直打ちすることになるだろう。
タープが充分に緊張していないと危ないのでバッチリ緊張する位置にペグを打とう。
不安な時には弱そうな所にもペグを打っておこう。
強風の時には風を受け流せる角度でハンモックとタープを張ろう。


SCOUT TARP EXTREMEならばウィングを閉じても充分なスペースを確保できる。
これだけのスペースを確保できれば快適だ。


大き目のサイズのタープでも意外とバックパックの隙間に簡単に入ってしまいます。
迷ったら大きめのタープを持つことをお勧めします。
タープを有効に使って寒い時期のハンモックを楽しんでください。

EXPED Hammockの集中講座はこれが最終回ですが、ハンモックに関する情報は引き続き発信してまいります。

これから山は静かな冬を迎えます。
しっかりとした装備があれば、寒い夜もハンモックで楽しく凌げます。
まずは、冬枯れの尾根にハンモックを張って、景色を見ながら暖かいコーヒーでも飲んで見てはいかがですか?
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