日本の名城・古城 城撮り物語

全国各地の名城・古城の現況を写真でレポートします。

小幡城の巻 戦国末期に廃城、迷路のような堀底道の遺構が残る

2016-05-20 17:04:00 | 茨城
茨城の古城、小幡城を訪ねました。小幡城は最寄りに駅はなく、車がないと攻略は困難です。




小幡城は室町時代に大掾氏が築城したという説と鎌倉時代に小田氏が築城したという2つの説があり、誰がいつ頃築城したか定かではありません。戦国時代には水戸城の江戸氏の支配下にあり、豊臣秀吉の意のもと佐竹氏によって滅亡されました。


駐車場のすぐ前が城の入口で、入口から堀底道が始まっています。堀底道を進んでくる敵軍を守備側は左右両側の土塁の上から攻撃できます。堀底道は迷路のようになっているのが特徴です。










延々と堀底道が続きます。


スダジイの巨木


櫓跡



櫓跡をあとに再び堀底道を進みます。



本丸跡



本丸井戸跡


本丸土塁

本丸土塁の上から堀底道を見下ろす



帰り道も堀底道を歩きます。





小幡城の東北の鬼門に位置する香取神社





神社境内の稲荷神社

八坂神社

八幡神社

香取神社の前から見る小幡城の城山。小幡城は中世の関東の城の特徴をよく残しています。あまり知られていませんが、城ファンには必見の城です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿