晴れときどき・・・

旧街道あるき、古戦場巡り、城攻め、図書館通いの4本立ての日々を綴ります。。

ずっと気になっていた場所②~近江八幡編~

2013-08-18 18:39:20 | 街道歩き
 青春18切符を使い倒す旅は、
自宅から「醒ヶ井駅」を経て今度は琵琶湖線で「安土駅」へ
ここでちょいとヤボ用を済ませてから、
「安土」の次の駅「近江八幡駅」で下車しました。

ここも以前より少々気になる街でした。。

駅前の観光案内所で旧市街へは歩くと40分も掛かるので、
バスでどうぞ~と教えていただきました。

 ここでは古い町並みやヴォーリスの建築も気になりますが、
何といっても「八幡堀」を見てみたかったのです。


 そもそも近江八幡という街は、信長亡き後天下を手中にした秀吉が甥の秀次に命じて作らせた街です。
秀次は後に「殺生関白」などと云われ非業の死を遂げますが、
この街をあの安土城下にも負けないような商業都市にしようと手を尽くしました。
琵琶湖と市街地を結んだ「八幡堀」も彼がこの街に残した遺産です。

一時は八幡堀も汚染され荒れて埋め立て案まで出たそうですが、
地元の方々の地道な努力によって甦ったそうです。
堀端には風情溢れる民家が立ち並んでいます

道に迷って楽しい街って大好きです。。



 本来は2名以上の予約制だそうですが、暑さのためか他にお客さんがいないようだったので、
私一人でも運行してくださいました。。

さぁ、「八幡堀めぐり」出発です!!

靴を脱いで畳敷きの船内へ

堀の回りの石垣も素敵です

風が気持ちよくて暑さも忘れます

日牟礼八幡宮の「白雲橋」をくぐります

緑の中を船は進みます

「明治橋」です

白壁の旧家が見えてきました

まるで時代劇の舞台みたいです

と思ったら、ここは本当によくロケをやっているそうです。


おしゃれなカフェが見えました

お城みたいな形のお寺です

レンガ工場の煙突 ここで船はUターンして元の場所へ戻ります

桜の季節は綺麗でしょうね・・・


 わずか35分の船旅でしたが、琵琶湖と共に暮らしてきた人々へ思いをはせるよい経験になりました。
万城目学さんの「偉大なるしゅららぼん」という小説に旧家のスーパーお坊ちゃまが
八幡堀を自家用船で通学するシーンがあるのですが、こんな感じだったのかしらと想像しちゃいました。。






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