ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

「The Rolling Stones -Let's Spend the Night Together-」

2011年07月03日 | ローリング・ストーンズ

 ストーンズの1981年の全米ツアーのライブ映画、「Let's Spend the Night Together」が、リバイバル上映するというので、行ってきました。最初に日本で上映された1983年には十数回見に行っているし、もちろんDVDも持っていますけど、やっぱり大きなスクリーンで見たい…と、張り切って新宿武蔵野館に出かけたら、たったの84席。三笠の中にある上映スペースより小さいでやんの。しかも、リマスター版のブルーレイ上映でごんした。トホホ。


左が1983年当時のパンフレット(800円)、右が今回のパンフレット(500円)

 

 とはいえ、『A列車で行こう』が聞こえてくると、ドキドキしてくる。うちでPCで見るのとはちょっと違います。やっぱりPCで見るより音も画面もでかいので、気持ちいい。あれだけ何度も見ている映画だというのに、見る度に発見することがあったりもします(単に忘れていただけかも)。

 今回は、キースのお尻ばっかり追いかけていたような気がします。なんんてまぁ、かっこいい脚なんでしょうね!ピッチリしたスリムのジーンズは、ふくらはぎも腿もほとんど同じ太さで、腿からちっちゃなおしりがそのまま続いていました。つか、お尻、ほとんどない。ブーツはくちゃくちゃにして、足首のあたりで、ルーズソックスみたいにずり下がっています。こんなブーツの履き方は、キースみたいな細長い脚じゃないと無理。キースのお尻ばっかり…と書いたけど、ホントは、ミックのお尻もロニーのお尻も追いかけていました(^^)。ミックは、パットが入ったアメフト風のタイツを履いていているので、何だかお尻のあたりがおむつを履いているみたい。ロニーもキースと同じくらい脚が細長いけど、若いだけあって、お尻もキュッとあります。

 この映画は、オープニングではあんまり乗っていない観客が、次第にストーンズに夢中になっていく様子がおもしろかったんだけど、今、こうして改めて見ると、実にうまく撮っています。日本と違って、スタジアムのフィールド部分には椅子がないんだけど、オープニングと同時に、人の波がズズズ…とステージ側に移動していく様子を見ていると、1982年のウエンブリー・スタジアムの怖さを思い出しちゃいます。

 最近のストーンズのコンサートは、ヒットメドレーみたいだけど、このツアーは、TATOO YOUからの新曲がいっぱいで、テンポが速い!たぶんストーンズのツアーの中でも、一番速いんじゃないかな。曲が速い分、ミックを始め、ストーンズのメンバーの動きも速い。もちろんビルは動かないけど。しかし、今になってみると、ブラックなビル・ワイマンがいたからおもしろかったのかな~??

 このツアーのキモの1曲は、「TIME IS ON MY SIDE」。他の曲のテンポが速い中、この曲は、オリジナルの曲の「たーあーあーいむ・いぞまんさい~」をさらに伸ばして、「たーあ~あああああいむ・いぞまんざい~・いぇしりーず」と、歌っているんですけど、これがもうホントにかっこいい!!映像を見ていても、この曲を境に、観客とストーンズが一体化していくのがよくわかります。

 それから、ツアーの屋外ステージのデザインは、日本人デザイナーのカズ・ヤマザキの手によるものだったのですが、テーマ・カラーは、ピンク×スカイブルーだったんですねぇ。当時から、ミックの衣装のピンクのタンクトップと、ジャケットの組み合わせが好きだったんですけど、チャーリーの横縞Tシャツもこの配色なんですねー。そいうや、結婚式の二次会で、インド人にもらった青いサリー着たけど、ブラウス代わりのTシャツはショッキング・ピンクにしたんだっけ。無意識のうちに、この配色にしていたのね~。

 

 マーティン・スコセッシのSHINE A LIGHTもよかったけど、純粋にストーンズを格好良く撮しているのは、このハル・アシュビーの「Let's Spend the Night Together」のような気もします。ま、60代のストーンズと30代のストーンズじゃ、素材の格好良さも違うけど。

 新宿武蔵野館では、ブライアン・ジョーンズがいた頃の、オリジナル・メンバーのサイン色紙を展示していました。

最近のサインと比べると、むかって右下がブライアンのサインみたいですね。
       ↓

 

そういやきょうは7月3日。ブライアンの命日でした。


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4 コメント

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Unknown (cindy)
2011-07-04 22:46:36
武蔵野館、香港映画ではずいぶんお世話になったけど、小さいよね。
セレブだったらあれ位のホームシアター持ってそう。
でも企画物には愛がありますね~
自分が初めてリアルに経験したツアーが映像で
残ってるって有難いことだよなあ・・・
私もミックのオムツばっか目で追ってたけどw

あれからもうすぐ30年、自分もすっかり元気なくなっちゃったけど、
50周年コンサートが実現したら最後の力振り絞って参戦したい・・・なんてね。
(さすがにスタンド観戦だろーな)



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Unknown (ベルリーナ)
2011-07-05 17:55:06
いま、ストーンズ関連(?)の映画だったらパイレーツ・オブ・カリビアンですかねー。
キャプテン・ティーグ・スパロウが出てきます。
でもあれって本当にキース?
なーんかイメージが違って見えるんですが・・・。
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メモリアル映像 (とーこ)
2011-07-05 21:42:48
cindyさん

そうそう。cindyさんはアメリカン・ツアーにも行ったんだもんね。ステージは同じセットだけど、翌年ロンドンで見たコンサートとはやっぱりちょっと違いますね。

来年は50周年ツアーが噂されているけど、どうなのかな~?単発コンサートで終わっちゃうかも…。このグズグズ感もストーンズっぽい感じ。
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キャプテン・ティーグ (とーこ)
2011-07-05 21:44:27
ベルリーナさん

そうなんですよ。見に行かなくちゃ…と思いつつ、まだ行っていません。しかしキースがディズニー映画とはねぇ…。別人に見えても仕方ありません。
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