業界を超えた友情

今日も競艇住之江のG1戦最終日担当。優勝戦が行われた。優出メンバーは６人中４人が地元となり、超豪華なメンバーの戦いとなった。売り上げも優勝戦だけで６億以上。なかなかな盛り上がり。１号艇、地元の太田和美選手が予選道中の走りを見ても、安定した盤石の走りだったためダントツの一番人気を集めていた。１号艇を取っての優勝戦での２連対率（１着か２着）は８割以上というから、１号艇をとったら本当に強いのだ。そしてその結果、見事優勝。今年G1３回目の優勝となり、賞金ランキングも10位まで上がった。絶好調である。
私がピットでレポーターをやっていた頃（４，５年前）太田選手とは野球の話でよく盛り上がった。内容はほとんど西口投手についてだった。なんと太田選手と西口投手は業界を超えた親友なのだ。時々連絡を取り合い、お互いを励まし合っているそうだ。「最近の奴（西口投手）どうしたの、調子があがんないな。俺もがんばるから、おまえもしっかりやれって伝えといて」と声をかけられたり「このあいだのピッチング、すごかったな。集中力がすごいよな。教えてほしいよ」と太田選手が言えば、「この間の和美、全然だったよな。気い抜いた走りするなって伝えといて」と私は二人の伝書鳩のようにお互いの伝言を伝えたものだった。私がレポーターを引退してからのことはわからないが、今年のオツさんの大活躍、そして太田選手の好調。相変わらず二人は戦う世界は違っても刺激しあういい関係が続いているんだな、と太田選手の優勝者インタビューを聞きながら思った。オツさんも間違いなく今回の太田選手の優勝は知っているだろう。「よし、俺も」。プレーオフへ向け気を引き締め直したことだろう。