浅尾弥子のノンジャンル道

 
 富山県小矢部市のシンボルキャラクター・メルギューくんの
 お姿をお借りして、日々更新。

池田・養老の旅(養老天命反転地・編)

2016-04-07 13:43:35 | 2016年 池田・養老の旅
子どもの想像力、創造力ならびに、
身体機能を促進するうえで、
自由遊びは重要だといわれています。

現代社会においては、
子らが、
そこにあるものを利用して、
自由な発想で遊ぶ機会が、
少ない傾向が見られます。

ふむ。

大人たちは、どうなのか。
大人たちも、自由遊びは、必要なのではないか。

ということで~。



やってきました、「養老天命反転地」。

天命反転地。

「天命」を、「反転」させる「地」でっす。

現代建築家・荒川修作氏と、詩人・マドロン・ギンズ氏による、
共同製作の、アートプロジェクト。

ええっと、周るべき場所は、
「極限で似るものの家」「楕円形のフィールド」「白昼の混乱地帯」
「精緻の棟」、それから・・・。

しぇからしか!はよ、入らんか!
・・・ハ、ハーイ!





















フ~フ~。

あ~、楽しかった!

園内は、どこも、気づかない程度の傾斜があります。
人間、足元が平らでないところを
長時間、歩いていると、どうなるのか。

平地に出ると、フラフラするのでっす。

現にミツコも、園外のミュージアムで、
店員さんに道を尋ねた際、
真面目に説明してくだすっているのに、
フラフラ、オットット、と、
何をしとるか、まっすぐ立てい!状態。

自分の身体を、コントロールできまっせん。
この感覚、ワクワクしまっす。

園内には、順路も説明書きもなく、
自由に遊べるようになっています。

いい大人たちが、
ワ~ワ~、モ~モ~、
思いつくままに、登ったり降りたり、
這いつくばったり、縮こまったり。

成人をネズミの大きさに見立てた場合、
馬の背のような、
傾斜も高さもある丘。
スタッフの、ちゃんじ~(年配の男性)が、
近くも遠くも見守っているので、
存分に遊ぶことができました。

そりにしても。

最初に、ここに着いたときには、
なんて高所なんだろう、ちゃ、ちゃんじ~は恐くないの~?と、
足がすくみましたが、
慣れとは恐ろしい、
何度か行き来するうちに、高さを感じなくなりました。
身体感覚の不思議。



ちなみに、スタッフの、ちゃんじ~は、
監視員でもあり、
キャメラマンでもありまっす。

アベック、家族連れなどに頼まれますと、
最新式スマートフォンでもデジタルカメラでも、
操作バッチシ、
アングル、ポーズにまでこだわり、
何パターンも撮っております。

ちゃんじ~だからといって、侮れません。



2時間ほど過ごしたでしょうか。
美術館にたとえるなら、ニューヨークのグッゲンハイム。
三半規管に混乱を与え、
己れの身体で遊べる空間です。

「養老天命反転地」
入場料は、成人750円。
養老鉄道の切符を見せると、無料になる期間もありまっす。

ぜひ、みなさんも、体験なすってくださいね~。

「輪中館・編」に、くづつ。
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