浅尾弥子のノンジャンル道

 
 富山県小矢部市のシンボルキャラクター・メルギューくんの
 お姿をお借りして、日々更新。

「ゴッホとゴーギャン展」(後編)

2016-10-10 23:11:35 | 舞台・イベント
ミツコが、ゴッホの存在を知ったのは、
学研まんが(ひみつシリーズ)「まんが伝記事典」。
古今東西の偉人を、
1人につき、2ページないし4ページで紹介する本で、
マンガではありますが、
生涯を芸術に投じる男の姿に、衝撃を受けました。

ゴッホの代名詞ともいえる、うねり。
それを、なんとか身体で表現できないものかと研究する人が、
周囲に多くいたので、
そういった視点で、作品を見てきました。



一方、
ゴーギャンとの出会いは、
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」。
大判の画集、そのページを開いた瞬間、
なんとも、心もとない気分になりました。

絵は、美しいばかりではなく、
不安を駆りたてたり、胸に突き刺さったり、
己に襲いかかることもあるんだと。

うむ。

生まれて初めて、ミツコが、絵によって、
強烈なメッセージを感じた画家といえましょう。



作風は違えど、また、人物画ではなくとも、
両者の作品には、
もがき続けながらも、必死に生きる人間の姿が、
浮かび上がってきます。

ここまで、生き抜くことができるか?

全身全霊を、絵筆にこめた、ゴッホ。ゴーギャン。
だからこそ、
100年以上経っても、
わたし達に、鋭いまなざしを向けているのでしょう。



油彩画46点(ゴッホ27点、ゴーギャン19点)、
交流や影響があった画家の油彩画16点の、計62点が展示。

ゴッホ・小野大輔、ゴーギャン・杉田智和、
解説・堀井美香(敬称略)による、
イヤホン音声ガイド(収録時間は約30分)も、耳に心地よく、
「黄色い家」の世界に、誘ってくれます。



「ゴッホとゴーギャン展」
2016年10月8日(土)~12月18日(日)
9:30~17:30(入場は、閉室の30分前まで)
(金曜、10/22、11/2、11/3、11/5は20:00まで)
東京都美術館(上野公園内)



明日もがんばるぞ!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ゴッホとゴーギャン展」(... | トップ | 愛は心の仕事です »

コメントを投稿