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えばんふみ先生「ブルーフレンド」感想―良作です

2012-06-25 21:31:05 | 百合・GL関係

試し読み
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-867075-1
CM
http://ribon.shueisha.co.jp/comic/vomic-r/100915/
作者インタビュー
http://ribon.shueisha.co.jp/data/sensei/eban_intv05.html


ブルーフレンドはりぼんで連載されていたマンガです。
表紙のデザインが割と好みのタイプです。
1,2巻と3巻で別のお話になっており、一押しは1,2巻に出てくる主人公 栗原歩です。
ごく普通の、それでいて芯の強い歩に好感が持てます。


以下ネタバレ



 

 



歩がかっこよすぎです。少女漫画に出てくるイケメンそのものです。
例として、
・美鈴が勝手に写メを撮られたら、相手にボールを投げ、また写メを消させる。
・ソフトボール部で活躍
・女の先輩にからまれている美鈴を助け、
 「あたし…体力勝負には負けない自信があります。たとえ女の先輩3人相手でも。―ケンカ やります?」
・人と関わろうとしない美鈴に、話しかけたりして、少しずつ仲良くなろうとする。
・美鈴の引き立て役だ、と言われても動じず、話してみれば悪い子じゃないとフォロー。
・私と付き合ってると、変な噂が流れるかもと言われても、「そんなの言わせとけ」
・心無い人の悪口(「あんたは歩の重荷に決まってる」)で傷ついた美鈴に、「あんたが好きだから一緒にいる」
・家出して雨に濡れている美鈴、そこに男がちょっかいをかけてきた所に、歩登場→救い出す。
・依存型の美鈴と正面から向き合う。そして、人とのコミュニケーションを避け続けていた美鈴の気持ちを変えさせる。

歩さんかっこよすぎです。

P.S. 6/15追記
 ブルーフレンドの良い所は、美鈴が依存状態から抜け出ている所です。
ただ歩に執着し、束縛していた昔の美鈴は、相手を見ていません。自分のことしか考えていないです。これは愛情ではないです。
 そんな美鈴が、色々あって男性恐怖症を克服し、普通に友達もできて、より広くコミュニケーションを取るようになりました。それでもなお、歩に思いを寄せている事で、真の愛情を歩に注いでいると考える事ができます。

 むしろここからがスタートラインです。美鈴はようやく歩と同じラインに立つことができました。
 美鈴→歩の気持ちは確実なので、あとは歩の気持ち次第です。
 高校編、大学編、社会人編など、どこを取ってもよさげな展開です。

 美鈴の冒険はこれからだ!えばん先生の次回作にご期待ください。

P.S. 6/25追記
 改めて見てみましたが、やはり美鈴が重たすぎです。

・「あたしは歩だけでいい」
・歩に突然キス
・歩がトイレで鏡を見ていたら、いつの間にか後ろに美鈴
 「驚いた?」「部活終わるまで歩を待ってたの」
・「あたしだって歩が欲しいよ」
・「キライにならないで 歩」
・「キライにならないよね」「約束したよね」
・「歩はあたしのこと好きだよね!?」「嫌いになったりしないよね!?」「じゃあもう他の女の子と仲良くしないで!」
・色々あって、最後消えていなくなろうとする。

ステルスさんも重たいほうだと思ったけど、美鈴に比べたらまだまだっすね。



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