試験まで約2週間と迫ると、モチベーション云々など甘いことは言っていられない。ただ毎日思うのは時間が足りない
もっと早くからマジメに勉強しておけば・・・と反省してみるのだが、これまでの試験歴を振り返ってもせいぜい本気で取り組めるのは1ヶ月がいいところ。それが私という人間なのだと諦めるしかないのだが・・・。
朝も眠い目をこすりながら仕事前に過去問を解く。
同じ分量を夜やると3時間ほどかかるのに朝やると1時間半で終わる。すばらしい。
夜はどうしても昼間の出来事を思い出したり、メールの返事が気になったりして集中できない。
それもそのはず、脳が既に未整理の情報でいっぱいになっているからだ。
しかし睡眠をとることで記憶は整理され蓄積される。だから朝は頭がクリアになっている
「朝はもっとも脳がパワーを発揮しやすい時間帯、つまり「脳のゴールデンタイム」なのです。・・・記憶力を強化したり、集中してクリエイティブな仕事をするには、「朝のゴールデンタイム」を積極的に活用することがおすすめ」というのは茂木健一郎さん。
特に朝一でブログを更新するのは自分自身の思考の整理にもなるし、誰とどんな話をしたかを記録に残し、同時に自分の記憶としても定着させることができるという。
超うるさい印刷室で印刷しながら、その続きをステップマシンで汗をかきながら読んだ「脳を活かす勉強法」に書いてあった
私がまず朝やることはカーテンを開けて光を部屋いっぱいにいれること。
次に窓を開けて空気を入れ替えること。
ちょっと余裕があるときは座禅をしながら意識して呼吸をすること。(見様見真似の丹田呼吸で瞑想中)
そのあとで日記をつける。
今日は8月6日、広島原爆の日か・・・。
確かに今年のオバマ大統領による核廃絶宣言は核軍縮への希望の光となっているしかし一方で、北朝鮮を始めとする核の脅威は広がり続けているとも言える
昔から8.6の数字を見るだけでドキッとする。唯一の被爆国である日本が、そしてこの時代に生きる我々が、果たすべき役割は何なのかと問われている気がするからだ・・・。
それは広島の8.6だけではない。長崎の8.9、終戦の8.15、そして沖縄慰霊の6.23・・・これらは決して日本人が忘れてはならない日である
さらに言えば、私は12.8にも反応する。「ニイタカヤマノボレ1208」の暗号で日本が真珠湾を奇襲攻撃し、太平洋戦争が開戦したのがこの12月8日。
ジョンレノンの命日でもあるが、あきらかにこちらの方がピンとくる数字の羅列である。
祖父が海軍だったせいだろうか・・・。
いずれにしても、数字で感情をも記憶してしまう脳なのだ
同時多発テロの9.11も、阪神淡路大震災の1.17もその数字を見ただけで、その日の自分の行動や衝撃がすぐに蘇ってくる・・・。
数字といえば、手近なところでデジタルの時計が示す時刻が格好の遊び道具となる
もっと好きなのは、車のナンバー
朝も夜も運転の最中は必ずといっていいほど前の車のナンバーに釘付けになる。
ここまで友達に話したとき、「わかる~こないだね、前の車が好きな人の誕生日と同じだったの。すごい運命感じちゃって、朝から幸せ~」と言っていた。
それを聞いて大爆笑してしまった私・・・(じゃなくて、なんと可愛いことよ~)
「いや、そうじゃなくてさ。私の場合・・・」
車のナンバーの4桁で無意識に遊んでしまうのである
最大公約数を出してみたり、比率を出してみたり、つまりは素因数分解をするのだ。中でも一番嬉しいのは全てが綺麗な階乗になったときなんていい車なんだ~、と思ってしまう
しかし使えない車もある。それは素数の車・・・。素数は煮ても焼いても素数でしかないからだ。まぁ車に罪はないのだけれど
以前、CFPのタックス試験などが近づいたときはひどかった。何の数字を見ても頭で計算してしまうほど数字にはまっていた。よからぬ妄想も楽しいが、それと同じくらい数字をいじるのは面白い
別の友達からは、「まるで博士の愛した数式だ」って言われたけれど・・・。
小川洋子原作「博士の愛した数式」
「新学期。生徒たちから“ルート"と呼ばれている若い数学教師(吉岡秀隆)は、最初の授業で何故自分にルートというあだ名がついたのか語り始めた。それは、彼がまだ10歳の頃--。彼の母親(深津絵里)は、女手ひとつで彼を育てながら、家政婦として働いていた。ある日、彼女は交通事故で記憶が80分しか保てなくなった元大学の数学博士(寺尾聰)の家に雇われる。80分で記憶の消えてしまう博士にとって、彼女は常に初対面の家政婦だった。しかし、数学談義を通してのコミュニケーションは、彼女にとっても驚きと発見の連続。やがて、博士の提案で家政婦の息子も博士の家を訪れるようになる。頭のてっぺんが平らだったことから、ルートと名付けられた息子は、すぐに博士と打ち解けた。そして、博士が大の阪神ファンで、高校時代に野球をしていたことを知った彼は、自分の野球チームの試合に来て欲しいとお願いするのだが、炎天下での観戦がいけなかったのか、その夜、博士は熱を出して寝込んでしまった。博士を心配し、泊り込んで看病する母子。ところが、そのことで母屋に住む博士の後見人で、事故当時、不倫関係にあった未亡人の義姉からクレームがつき、彼女は解雇を申し渡され他の家へ転属になる。だが数日後、誤解の解けた家政婦は復職が叶い、再び博士の家を訪れるようになったルートも、いつしか数学教師になることを夢見るようになるのであった。」(goo映画より)
心の交流を描いたヒューマン・ドラマとして、大好きな映画の一つである
おまけに、この作品には、素数、虚数、階乗、自然数、完全数、友愛数、オイラーの公式、フェルマーの最終定理 などの数学用語が多数登場する。
誕生日、年齢、それぞれの数字は完璧で美しい。博士の説明にものすごく感激したことを覚えている
だって私が最も得意だった教科は数学でしたから~
そしてそれと同じくらいマイナス地点にあったのは国語・・・
読書感想文は自由な発想ができるから得意だったが、国語、とくに現代文の問題はなんで答えが1つなのか不思議でしょうがなかった。
そんなの著者に聞いてみなきゃわからないじゃ~んという捻くれようだったし、おまけに自分が感じるように感じることが一番だと思いこんでいたこともあり、結局最後まで現代文と対峙することなく、受験は数学で乗り切った
実は茂木健一郎さんも現代国語が苦手だったらしい。しかしここからが私と違うとこ
茂木さんは、「なぜ自分は現代国語が苦手なのか」をモニタリングし、現代国語を解くときに、自分なりの解釈やオリジナルなアイデアなどを答えに反映させていたことが全ての誤りの元だったと気づくのである。現代国語が求めているのは「オリジナルで奇抜な発想ではなく、文章に即してあっさりと無機的に答えを返すことだ」と分かってからは、むしろ得意科目のひとつになったそうだ。
「つまり、自分は何につまずいているのか、自分の脳の中でモニタリングすることが、苦手なものの克服につながるのです。それをしないままでいると、苦手の理由が分からないまま、ずっと苦手な状態が残っています。・・・ただし、苦手なものに対峙する時、「早く克服しよう」と思ってはいけません。歩みはどんない遅くてもいいのです。自分のペースで進歩していくことが重要です。・・・しかし、着実に進歩するためには、「自分がどこで間違っているか」「どんなところが弱点なのか」を正確に把握することが大切です」
さすが、茂木さん。高校の自分に出会っていれば今頃私も・・・(なんちゃって~)
今日は、円周率がなぜ3.14と、4より小さくなるのかを書こうと思ったけど、何だかたいした話ではないように思えてきた・・・。この前考えていてすごく面白いと思ったんだけどなぁ。何のことはない、直径が1cmの正方形に直径1cmの円が内接してすっぽり納まるから。それだけ・・・
8.6・・・この車のナンバーを見たら、「核廃絶への誓いを新たにしよう」と心に決めた64回目の広島原爆の日でありました。
「ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ヒバクシャ」
でもやはり、現地に勉強しに行ったり実録映画などを見た回数が多い広島は自分の中に深く刺さっていて、8.6が一番心の中で重たいです。
経験したことのないことでも、現地の空気や映画や本に接することの力は大きいなあ、とこんなところでも思ったりしました。
そうでしたね、3.10は東京大空襲。私の中ではつい忘れがちな日となってしまっていました・・・。
あの戦争を忘れるなと、これらの時期には必ず特番が組まれますが、それでやっと今日が何の日か気づく日本人も多いと思います。その程度の感覚かと思えば未来が不安になりますが、テレビのお蔭で少しでも神妙な面持ちになれるのであれば、メディアの力もまた見直すに値すると思います。最近はテレビ・ラジオ・新聞離れが顕著ですし。
実は私、原爆ドームにもひめゆり資料館にも入ったことがないのです。昔からよく戦争の夢を見るので恐くて悲しくて苦しくて・・・献花だけさせてもらいました。いつかは行くべきとは思うのですが・・・
経験された方々も高齢でだんだんと語り継ぐ人が減っていますが、映画やテレビ、本や絵、もてる技術全てでその真実を伝え続けれなければならないですよね・・・。