路地裏てくてく

中国、蘇州での暮らし。
私目線で見つけたおもしろい、かわいい、おいしい、グッときたを写真とことばで綴ります。

またね!蘇州

2013-03-21 | 蘇州の街

出産のため蘇州を離れることになりました。
一年半だったけど、私の世界は広がった。

通り慣れた狮山路、いつも目印にしていたシャングリラホテル、
ゴミ溜めみたいな新区でも、不思議と住めば都になった。



旧市街に入ると地元の人々の生活を垣間見ることができた。
生の中国の風景を撮りたくて、カメラを持ってよく出かけたな。



园区は憧れの街だった。
きれいで欧米系の食材が豊富、地下鉄ができてからは行きやすくなって
学校帰りにオシャレなレストランでランチするのが楽しみだった。
建設中の东方之门の完成、見れなかったな。

日本に戻れるのは嬉しいけど、中国を離れるとなると寂しい。
一番大きな変化は中国のことをもっと知りたいと思うようになったこと。

次戻ってくるときは上海に住むことになります。
不安も多いけどいろんな意味で楽しみ。

サバイバル生活はまだまだ続くのである~


日本では下記のブログに戻ります。
中国からはアクセス不可、VPN接続なら大丈夫です。
Arinco 時のかけら

上海に戻るまでしばらくの間「路地裏てくてく」はお休みします。
見てくれていた皆さんありがとう。

バイバイ、蘇州~!
次来るときは、きっと見違えるような街になってるだろね。

再见

アボガドレディ

2013-03-21 | 上海

上海で有名な八百屋さん、通称「アボガドレディ」。
アーティチョーク、チコリ、バジルやタイムなどの香草をはじめ
チーズ、ワイン、クッキーなど欧米人には嬉しい食材が所狭しと並んでいます。
お店のおばちゃんは少し英語が話せるよう。

大好きなアボガドが9元とお安いのでいつも買って帰ります。
そして、輸入物のモッツァレラとバジルを一緒に買えるのは嬉しい。

この前は芽キャベツを見つけてバターソテーにしました。
もうすぐホワイトアスパラの季節だけど、置いてるかな。



ほんとの店名は何でしょう?
土日に行くと欧米人でいっぱいでなんか楽しくなるよ。

場所は乌鲁木路×五原路の近く。
アボガドレディってかわいい呼び名だけど
ビックリするくらいローカルなお店なので見逃さないよう。

アンニュイな窓辺

2013-03-21 | 蘇州の街


窓辺のソファで煙草を吹かす西洋人女性。
夕暮れを見つめるアンニュイな感じが古めかしいホテルの外観にぴたりとおさまり
映画のワンシーンを見ているようだった。
奥から今にも男性が出てきそうな気だるい空気に吸い込まれそうになった。

蒸し器LOVE

2013-03-20 | いいもんみっけ

私は道具好き。
蒸し器が欲しくて、中国で探した中で一番オシャレだったのがコレ!
ZENやPlataneで取り扱っています。

竹のせいろと陶器を組み合わせたデザイン。
北欧モダンのようにスタイリッシュだけど土鍋のような暖かみがあります。
欲しかったけど太贵了~~!!2000元近くしたと思う。
幸か不幸か結構重いので、海外生活には無理と諦めがついた。

お手軽に竹のせいろだけでも買おうかと思っていたところ、
友達が手入れが楽で使い勝手がいいとお勧めしてくれた
ステンレスの2段の蒸し器をスーパーで即決購入、250元。
どうでもいい見た目だけど、重さと値段が身軽で気に入った!
中国のステンレスはあまり純度がよくないのか錆びるものがあるので
安すぎるのはやめた方がいいと思う。



こちらの友達のは小さめで3段。
私のはもっと直径が大きいので大皿でも大丈夫、取り出すときも手を入れられる。

これが便利で、買って良かった。
肉まんでも冷凍ご飯でもベーグルでも火にかけて放っておけばふっかふかに出来る。
サヨナラ電子レンジさん、ルクエなんて買わなくてよい。
トウモロコシ、さつまいも、ソーセージ、蒸し鶏だってふっくらジューシーに。

この蒸し鶏はあのでっかい中華包丁で豪快に骨ごとバンッバンッと叩き切って食べる。
簡単、ふっくら、うまうまよ~
蒸し器サイコー!ハマってます。


中国茶道具

2013-03-20 | いいもんみっけ

暑い季節、涼しげに中国茶を飲む姿を妄想してしまった金魚の茶杯。
中国茶専用のコップ、品茗杯[ pinmingbei ]です。
ウーロン茶の作法のときは、もうひとつ背の高い闻香杯[ wenxiangbei ]と
合わせて使います。

大きさは日本のおちょこぐらい。
中国茶をちゃんと入れて飲むには、普通のコップより
この小さくて薄い器で飲むのがなぜかおいしく感じるんです。

右奥のは、押さえた色調が気に入ってZENで買いました。
有名な古い器の復刻だとか。


簡単に入れるのにちょうどいいガラスの急須、お茶市場で15元(200円くらい)。
おちょこサイズのミニカップは持ち手がついているので持つとき熱くなく使いやすい。
そして友達にいただいたミニミニの茶盘。
箱状になっていて、コップや急須を暖めたお湯を隙間から流せるようになっています。


お茶市場で安いガラスものをいろいろと。カボチャみたいなコップは3元なり~
中が空洞の2重構造なので持っても熱くない。
ピッチャーは公道杯[ gongdaobei ]といって、
急須で入れたお茶が濃くならないよう移し替えてコップにサーブするためのものです。
いらないようだけど、これがあると便利。
ガラスものはお茶の葉や色を目でも楽しめるのできれいです。

お茶道具をそろえるのも楽しみの一つだと思うけど、
道具がこまごまとたくさんあって、置き場所にも困るので、
私はこんなお手軽な感じで自己流に楽しんでいます。
あとは気に入る紫砂壶(土の急須)を見つけるだけ~

最後に行きたいレストラン。

2013-03-17 | 食べもん

蘇州で一番おいしいと思う飲茶のお店は、大城小爱です。
中国では水餃子が普通ですが、これは焼き餃子、羽根つき!


キュウリの冷菜。箸休めに必ず頼む一品。


大好きな海老餃子、皮もちもち、海老ぷりっぷり。


からし菜?アスパラ菜?忘れたけど、さっと火を通してあって瑞々しい。


平べったいビーフンみたいなの、海老と黄ニラが巻いてあります。


海老焼売に大根餅、ラーメン。


デザートは香港スイーツ、仙草ゼリーに金時豆や芋、ピーナツが入ってます。


新食感!マンゴーのかき氷、ふわふわで口の中で溶ける~



店内は清潔で、翡翠色でまとめたシックなインテリアが落ち着きます。
泉屋隣のMATOROの4階にあります。
何を頼んでもおいしい、オススメのお店。winsunの姉妹店のようです。
日本に帰る前に新区で行きたいお店・・と考えたらここしか思いつきませんでした。


中国アロマ

2013-03-16 | いいもんみっけ

中医とか漢方とかに基づいた中国のアロマを試してみたい。
詳しく分からないけど、ヨーロッパのそれとは違い
なんとなく体に良さげで静かで自然なイメージがある。

最近上海のBaYanKaLaで買ったアロマオイル。
種類はいろいろあって、選んだのは「禅」という香り。
ローズ、ジャスミン、ライム、ラベンダー、マジョラム、ゼラニウム、
ネロリなどが配合されていて、どこかオリエンタルな落ち着く香りです。

それとクコの実石けん。「活力」って書いてある。
ケミカルフリーの100% natural essential oils。
ほかに蓮の実とか桑の実もありました。
ラッピングもナチュラルでいい感じ。


風水と香りって関係してるのでしょうか。
香りのマークみたいなの、日本の香道にある源氏香と似ている。


お店に入るといい香りに包まれて癒される。

BaYanKaLa 长乐路1221号


こちらはPretty Valleyで買ったオードトワレ。
ジャスミンの香りってきつくて苦手だったけど、これは自然な香り。
山润茉莉っていう名前いいな、山間に咲くジャスミン。

Pretty Valley

日々是好日

2013-03-15 | 生活

今日もいい天気だった
一番館のレバニラ炒めはおいしかったし
たわいない会話が平和で
夜風は少し冷たくて
久しぶりに会う友達の笑顔が愛おしくて
でも、部屋の片付けははかどらず
2時間も昼寝してしまった。

日々是好日。
こだわらず、とらわれず
その日一日をただありのままに。

最近、一日が過ぎるスピードが速く感じるのは
動作が鈍くなったせいだろうか・・・

来週、日本に戻ります。

中国の芸術を目の当たりにした。

2013-03-14 | 上海

上海にある美術館、中华艺术宫に全国中国画作品展を観に行ってきました。
万博で中国館として使われたあの赤い印象的な建物が今は美術館になりました。
とーっても大きくて、建物の角っこしか撮れず。


中华艺术宫のロゴマーク。
建物の形を模していて、かつ中華の「華」になってる。

アクセスは地下鉄8号線の中华艺术宫駅下車です。
入場券はインターネットでの販売のみで当日券がないらしく??
私は持っていなかったので、当日どこで買うか聞いたところ
なぜだか無料券をもらえて入れました、ラッキー。


一応カメラ禁止のマークがあるにもかかわらず、みんな作品をバシバシ撮りまくり。
警備員も注意しないしどうなってるのかな?
さすがに作品は気が引けるので、遠景だけ撮っちゃった、スミマセン。

今回、中国の絵画ってどんなのだろうっていう興味で来てみたのだけど、
私の勝手なイメージで、作品展を観るまであまり期待してませんでした。
中国人に絵を描くような文化的な人たちがいるのかなって正直そう思ってたのです。
工業製品やファッションや街を見ても、センスを感じることがあまりないからか
絵画も大したことはないだろうって思ってた、ごめんなさい。

でも、作品展の絵画はどれもすばらしかった。
中国画ってすごく繊細で優美で、自由で、力強さもあって、
どれも一枚の絵がすごく大きくて、圧倒されました。

大きな和紙のような紙に墨のような画材で描かれていて、
墨色の濃淡に2~3色プラスした押さえた色構成にセンスを感じました。
墨の濃淡だけであんなにあったかさや力強さを表現できるなんて、
すごい技術とセンスだと思う。
大きな部屋があれば飾りたいなあと思うような絵が何枚もありました。

中国、すごいのは経済だけじゃないよ。
芸術もスバラシイって、来てみてわかった。
中国の底知れないパワーをここでも感じてしまったのですよ。